Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 明治安田J1 1stステージ 第2節 vsアビスパ福岡

前半レポート

 第2節は、2011年以来、5年ぶりとなるアビスパ福岡との対戦。両チームともに初戦を落としているだけに、勝点3がほしいところだ。気温20.5度、福岡のホーム開幕戦となるナイトゲームは、福岡のキックオフで始まった。
 F・マリノスは、前節からスタメンを3人変更。ボランチを喜田と中町のコンビとし、二列目のセンターは中村、右はニューカマーの前田が務める。また新井が初めてサブメンバーに入った。
 序盤、ファーストシュートを打たれたF・マリノスだが、すぐに立て直し、4分には左サイドでFKを獲得。中村のキックを中町がヘッドで折り返すがシュートにはつながらなかった。
 その1分後、今度は福岡が左からのFKを迎える。集中して跳ね返したいF・マリノスだったが、中央でウェリントンのヘディングシュートを許し、痛い失点。前節に続き、先制点を奪われてしまった。
 追いかけるF・マリノスは、徐々に優位に立ち、20分を過ぎると中村のCKなどで福岡ゴールに迫る。そして30分を回ると、相手陣内でボールをつなぐ時間がより増えていく。32分には中村が、緩急をきかせたドリブルでマーカーをかわしFKをゲット。41分には伊藤がDF二人の間、狭いところを果敢に突破を狙う。さらに43分、ファビオがオーバーラップ、左サイドを持ち込みCKをつかんだ。
 前半、セットプレーなどで何度もチャンスを迎えたものの決定的なシュートシーンには結びつかず、0-1で折り返した。

ハーフタイムコメント

「慌てないでバランスを保つこと。
自分達のポゼッションをもっと効果的に使おう。
リスクをとって前へ出よう」

後半レポート

 F・マリノスは、前田に代えて仲川を二列目の右に入れてスタート。2分、齋藤が仲川とのワンツーでゴール前に走ってシュートを狙う。4分からは福岡も、時おりカウンターでF・マリノス陣内に攻め入るが、F・マリノス守備陣が集中して好機を与えない。
 10分過ぎからは、再びF・マリノスのペースに。11分、右サイドを破った齋藤のパスを受けて、仲川が左足で狙ったがシュートは左上に外れる。続いて14分、中村がアクセントとして仲川をうまく使い右に展開、小林がクロスを送る。16分には伊藤が右に開いてボールを受け取り、持ち上がってクロス。こぼれたところを齋藤がスライディングしながら蹴り込んだが、ボールはクロスバーを越えた。
 19分、F・マリノスは二人目の選手交代、三門が右サイドバックに入る。攻勢を続けるF・マリノスは27分、中村のショートパスを中町が右足ダイレクトシュート、これはGK正面を突いてしまう。
 31分、F・マリノスは3枚目の交代カードを切り、富樫を前線へ。より攻撃的な布陣にして同点ゴールを目指す。そして37分、ペナルティーエリア右外でFKを獲得。キッカーは中村。左足を振り抜くと、素晴らしい弾道が右スミへ。ネットに突き刺さった一撃で、F・マリノスはついに同点に追いついた。
 その後は、福岡も前に出るが、44分、カウンターからのドリブルを中町がストップ。
 アディショナルタイムは3分。逆転を狙い、F・マリノスは両サイドを有効に使って攻めて、連続してCKをゲット。48分にはゴール正面でセカンドボールを齋藤が左足で狙ったが、福岡も必死に食らいつきブロック、CKに逃げられた。
 結局、1-1のままタイムアップ。F・マリノスは初勝利こそならなかったが、後半のラスト10分間に追いつき勝点1をもぎ取った。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「皆さんが見られたように、今日のゲームは、完全に我々が攻撃、相手が守備というような展開だったと思います。
残念ながら最初のフリーキックで失点してしまい、リードされてしまいました。そのあとは、福岡が後ろにブロックを敷いてスペースを我々に与えませんでした。
後半から、その狭いスペースでもスピードを持ってプレーできる選手を投入しました。それによって、後半、よりチャンスをつくれたのではないかと思います。
残念ながら、なかなか得点には結びつきませんでした。そして、とにかく相手の守備陣にプレッシャーをかけ続けてフリーキックを取り、俊輔のフリーキックという展開に持っていくことはできました」

質問:ゴールが入らない中で、中村が決めてくれました。彼のパフォーマンスへの評価を、教えてください。
「もちろん、セットプレーは素晴らしかったのですけれども、それ以上に、彼は病気で一週間トレーニングを抜けていたのですが、今日あれだけのパフォーマンスをしたというのは、素晴らしいと思います。やはり、彼がゲームをつくってくれていました。
そして、彼とは何度か話をしてきたのですけれども、今日、彼と話したなかでは、90分やる予定ではありませんでした。しかし、よく90分やってくれたと思っています」

質問:引いている相手に対して難しいとは思うのですが、2試合で1ゴールという攻撃面については、どう考えていますか?
「はっきりしていることですが、我々は、チャンスはつくっています。あと、やはり足りないのは個人のところですね。個人の力というものが最後、足りなくて、なかなかチャンスがゴールに結びついていません。」

試合後コメント

DF5
ファビオ

「難しい試合でしたね。相手はロングボールを多用してきて、それに対応しなければいけませんでした。
早い時間帯で点を許しましたが、ウチとしては最初から最後まで主導権は握れたかなと思います。
後半はしっかりボールがつなげられたし、全体的にはいい試合ができたと思います」

MF8
中町 公祐

「F・マリノスとしては、重要な一戦でした。とくに相手のアビスパは、僕にとって特別なクラブ。J1で対戦できたのは非常に幸せなこと。試合前の雰囲気など、また福岡のあたたかさというものを感じました。
セットプレーに対しては、かなり対策は練っていたのに、相手にうまくやられてしまった。でも、その後は自分たちがボールをつかめることが分かったので、ガマンしつつ、いずれチャンスは生まれるだろうと思いました。
逆転できれば良かったのですけど、これを続けていきたいと思います」

MF10
中村 俊輔

「練習では、FKは当たっていなかった。ちょっと角度があったけど、ゴールは視野に入れていた。GKがちょっと前に出ていて、壁を越してニアに蹴るイメージだった。
(イメージ通り?)うーん、そうっすね。ボールにスピードがあったのが良かった。
(FKのゴールがJ1通算21本目になったことについては?)いやあ、もう引き分けで精一杯だったことしか頭にない。まだ勝点1しか取れていないし。そっちの方が大きい。CKでも、もう少し変化が欲しい。
まだみんな、エネルギーを爆発させていない感じがある。だから初戦から選手が何人か変わってますけど、俺がポジションを取るんだ、という意気込みでやっていかないと。今日は、テルは良かったと思うけど」

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