Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 明治安田J1 1stステージ 第3節 vsアルビレックス新潟

前半レポート

 第2節に続いてのアウェイゲーム。今季初勝利を目指すF・マリノスは、前の試合から先発を二人変更する。ワントップに初先発となる富樫、二列目の右にはユースから昇格したルーキーの遠藤を起用。遠藤は、J公式戦初出場。
 相手のアルビレックス新潟は、これが今季のホーム開幕戦となる。天気は同じ快晴だが、気温は6.5°と先週のアビスパ福岡戦の20.5℃とは違ってかなり寒い中、試合が始まった。
 序盤、ややホームの新潟に押される場面もあったが、3分のこの試合最初のCKへの対応を含め、F・マリノスは集中した連携を見せる。そして5分には、下平のクロスからCKをゲット。この右CKを中町がニアに走ってヘッドで流し、最初のシュートを放った。13分にはJ初出場の遠藤がドリブルで果敢に仕掛ける。
 20分過ぎ、両チームの動きが増してくる。24分、相手の鋭いクロスを飯倉が判断良く前に出て抑えた直後、F・マリノスが速い攻めを展開する。そして下平のパスを受けた富樫が左から持ち込みペナルティーエリアに入る。富樫は、GKの動きを見てしっかりと左足シュート。グラウンダーの力強い一撃が、見事に右スミに決まった。
 富樫のJリーグ2ゴール目で先制に成功したF・マリノスは、さらに2点目を狙う。26分・遠藤のドリブル、37分には小林がオーバーラップを行い右からえぐっていく。さらに右CKを中澤がジャンプしてヘッド。惜しくもワンバウンドしてポスト左に流れた。
 前半、ともにシュートは2本ずつだったが、F・マリノスが1点をリードして折り返す。

ハーフタイムコメント

「後半はメンタルの勝負だ。
特に最初の15分、集中してやること」

後半レポート

 立ち上がりの2分、リードを守りたいF・マリノスだったが、新潟のラファエル シルバに3試合連続ゴールを奪われ、同点に追いつかれてしまう。
 1-1のタイに戻ったゲーム、まずF・マリノスベンチが先に動き、最初の選手交代。富樫に代えて伊藤をピッチに送る。徐々にリズムをつかんだF・マリノスは、14分中村が正面、遠目からのFK。直接狙ったボールはワクに飛んだが、GKのセーブに阻まれてCKに。
 そして、このプレーの3分後にはラファエル シルバが2枚目のイエローカードを受けて退場となった。数的優位に立ったF・マリノスは、勝ち越し点をめざして新潟陣内に攻め入るが、粘り強い守備にあって決定機はつくれない。
 30分には2人目の選手交代で栗原を投入、ファビオを中盤に上げる。35分、そのファビオが下平のクロスをヘディングシュート。しかし好セーブにあってゴールはならず。
 38分に、F・マリノスは3人目の交代で仲川を投入し、攻勢を強める。そして44分、左CKからのリバウンドを詰めて、最後は齋藤がフィニッシュ。ついに勝ち越しゴールを奪った。
 アディショナルタイムもF・マリノスペースで進み、タイムアップ。F・マリノスは今季初勝利をおさめた。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「予想していましたけれど、新潟という素晴らしいチームに対して、今日は非常にハードなゲームでした。
今日、新潟で勝利するためには、組織力とメンタルの強さ、これが必要でした。そしてプレーのスピードも大事でした。このプレーのスピードによって、今日はチャンスをたくさんつくれたと思います。チャンスの数からして、我々は勝利に値するプレーができたと思います」

質問:今季の初勝利についての感想は?
「まず今日の勝利、非常に嬉しいです。3試合目で、待っていた勝利が取れました。そして本当に選手が良くやってくれました。選手を称えたいと思います」

質問:交代選手についての意図と狙いを教えてください。
「まず敬真ですが、やはり彼は疲労が出てきましたので。というのは、彼は最初から彼のMAXで、最大限でプレーをしなければなりませんでした。それを、良くやってくれていました。そして前半、得点も挙げて期待どおりのことをやってくれたと思います。
そして疲労のあった敬真を伊藤に代えました。伊藤には、より相手のディフェンスにプレッシャー、パワーをどんどんかけてほしいということが狙いでした。
二人目の交代の栗原は、セットプレーでのチャンスがありましたので、彼のヘディングの強さをそこで活かしてほしいと話しました。相手のディフェンスラインに、どんどんプレッシャーを攻撃的にかけたいというところでで投入しました。そしてセットプレーからの得点が生まれました。狙っていた展開でした。
三人目の交代の遠藤ですけれども、彼はやはり最後、疲労が出ていましたので、ここはテルを投入しました」

試合後コメント

「すごく緊張しましたが、佑二さんをはじめ先輩たちが『ミスしても取り返せばいいから、思い切っていけ』と声をかけてくれたので、徐々に慣れてプレーできました。
自分の武器はスピードなので、それだけは最大限に生かそうと。でも抜け出してシュートを打てる場面もあったのに、切り返してしまったり。学君からもいいボールが来たのに、決められないのは、まだまだだと思いました。
今週は学君が代表でいない間、左サイドハーフを任された。死に物狂いでアピールしようと取り組んだ1週間でした。
後半は何分まで出たのか覚えていませんが、結構出させてもらって。でも、自分が代わってから点が入ったのは素直に嬉しかったけど、自分が出ている間もチャンスがあったので。今度は自分が試合を決定づけられる選手になりたい。
次は三ツ沢でホームなので、チャンスがもらえたら、今日以上のアピールをしたいと思います」

MF11
齋藤 学

「俺のゴールかよく分からなかった。テルのゴールだったとしても、僕のゴールとしても、嬉しいです。
後半初めのCKからの失点は、防がないといけない。
前半も相手にボールを持たせている感じではいましたけど、そこからのカウンターの本数が少なかった。そういうところはもっと増やしていかないといけない。ただ、勝てたことがプラスだと思います。
相手が退場して押し込んでいるなか、去年も含めて勝てなかったのがF・マリノスだった。そこで一発を取れて勝てたのは良かったですけど、まだまだ足りない。相手は10人だったので、流れの中から点を取れるようにしていかなければいけない」

DF4
栗原 勇蔵

「ミックスゾーンで話すのは、久しぶりの気がする(笑)。
俺が入るということは、それ(セットプレー)以外の狙いはないじゃん。だから、セットプレーで決めてくれと監督から言われた。
見事、自分が入ったタイミングでCKになったし、これは何かありそうだなと思っていた。連チャンのCKから点が入って、自分のゴールではないけど、一応セットプレーで狙いどおりになったことは良かったかなと。
CKは、単純にボールに合えばゴールできると思っていた。わりと俊さんがニアを狙っていて、そこにこだわっていたから、それで上手いことスラして、いいところに転がった。相手はゾーンで足が止まっている選手がいたから、学とかの方が反応が速かったと思う」

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