Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 ルヴァンカップ グループステージ 第1節 vs川崎フロンターレ

前半レポート

 ヤマザキナビスコカップの初戦。F・マリノスは先週土曜日のリーグ戦から先発メンバーを全員入れ替えて臨む。J公式戦初出場となる和田、パク ジョンス、新井などが名を連ねた。なおゲームキャプテンを務めるのは、栗原。
 今年初めての神奈川ダービーは、川崎Fのキックオフで始まる。序盤、川崎Fがボールを握り、F・マリノスは自陣で守備ブロックをつくって懸命に跳ね返す場面が続く。3分、最初にミドルを打たれたが榎本が慎重に弾き出す。7分にも榎本は、CKをベテランらしく落ち着いてケアした。
 13分、金井のパスに伊藤が走り込み攻撃に転じたF・マリノスだったが、流れは変えられず自陣にボールを運ばれる。ただ、ディフェンスは集中し失点を許さない。19分、28分と榎本が素晴らしいセーブでピンチを救ってくれた。
 反撃は36分、相手陣内でマイボールにしてから、天野が左足ミドル。鋭いライナーが飛んだが、ゴール左に外れる。
 アディショナルタイムは1分。前田が左から持ち上がってクロスを入れたが、ボールは右に流れて行く。前半、シュートは天野の1本だけだったものの、ディフェンスが機能し0-0で折り返す。

ハーフタイムコメント

「1対1で負けないこと。
マイボールを大事にしよう」

後半レポート

 F・マリノスは、キックオフ直後の相手のドリブルをパクがストップすると、徐々にオフェンスでアグレッシブな形ができてくる。2分・兵藤が高いところで奪い右の天野へ展開。10分、最初の選手交代で遠藤が入ってからはサイドアタックのリズムも良くなり、17分・兵藤からボールを受けた天野がクロスをゴール前に送る。このプレーの後、一転ピンチとなったが、ここも榎本が冷静にミドルをポストの外に弾き出してくれた。
 28分、F・マリノスは二人目の選手交代、ファビオがイン。そして31分、金井のクロスからつかんだ左CK。兵藤のキックをファビオがヘッドできれいに合わせた。ボールは左スミに向かったが、惜しくもポストを直撃してしまった。
 チャンスを逃したF・マリノスだが、積極的な攻めは続く。37分・天野が胸で渡し、遠藤のドリブルを引き出す。39分・3人目の選手交代で中町が入った後の41分には三門、遠藤のパスから右足で狙ったが、GKの好セーブに阻まれた。
 アディショナルタイムは3分。48分の伊藤のミドルなど、川崎Fゴールに迫ったF・マリノスだがフィニッシュには至らず、そのままタイムアップ。ナビスコカップ初戦は、アウェイでのスコアレスドロー、勝点1をゲットした。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「非常に高い強度のゲームでした。前半は、いいプレーができませんでした。でも、それはある程度分かっていたことです。メンバーを代えましたので。でも、後半はプレッシャーがある中でも、うまくプレーできていたと思います。後半はいいプレーができていたと思います。
難しゲームになるということは予想していました。ただチームのメンタル面、戦術面というところは良かったと思います。若手のプレー、ジョンスや新井など初めてのゲームでしたけれど、よくやっていました。このように若手がどんどん育っていくことは、チームとして非常に希望の持てる内容だったと思います」

質問:前の試合から、先発を全員入れ替えましたが、その理由については?
「何人かケガ人がいましたので、前回のゲームからは何人かを代えなければなりませんでした。俊輔、喜田、学など、回復をさせたい選手がいました。
そして我々のチームには、多くのクオリティーを持った若手がいます。彼らを信頼するということが大事です。今日の私の選択に、後悔はありませんし、残念な気持ちもありません。
彼らにチャンスを与えて、自分のクオリティーを出す機会を与えなければなりません」

質問:結果として、今日の勝点1についての感想は?
「難しいゲームになるというのは分かっていました。ただ先ほども言いましたが、前半はいいプレーができませんでしたが、後半のパフォーマンスにはある程度、満足をしています。
そして勝点1ということですけれども、このナビスコの第1戦にまず1点取れたということはポジティブに受け取れます。次のゲームに向けて、さらに向上させていきたいと思います。
そして補強したカイケも、次のゲームには出られると思いますし、このナビスコカップのグループステージを勝ち抜けるように、次のゲームにまた改善していきたいと思います」

質問:後半、前半に比べていいプレーができましたが、そのポイントを教えてください。
「正直なところ、前半は、これがまったく初めてのメンバーといってもいいチームでしたので、少しチームとして自信がなかったと思います。ですので、ハーフタイムで私はポジティブなことを選手に言いました。そして、組織でもっと効率よくやろうと話をしました。
交代で代わって入った選手が、裏へのプレーをよく出してくれたと思います。そこは前半足りなかったところです。前半は裏を取るというところができていませんでした。ですから後半に向けて、そこを修正しました。
それにプレッシャーの中でのビルドアップというところも後半良くなりました。ただ、あれではまだ足りないので、もっと良くできると思っています」

試合後コメント

DF15
新井 一耀

「後半、相手の足が止まったときがチャンスだから、しっかりつないで攻撃しようという考えは、チームの中で意思統一できていました。自分も最後のチャンスは狙っていましたけど、さすがに、こぼれてきませんでした。
サイドバックで出場して無失点。自分なりにできた部分もあるけど、いろんな課題も見つかりました。
本来はセンターバックだけど、キャンプからサイドバックで使ってもらって、サイドバックでデビューできました。長く選手を続けていくには、いろんなポジションができたほうがいいし、選手としての幅も広がると思う。今はそういうことも考えながら、ポジティブにやれていると思います」

MF29
天野 純

「ピンチもありましたけど、完全に僕らの狙い通りのサッカーができました。見ている人にはフロンターレのゲームだと映るかもしれないけど、僕たちの中ではF・マリノスのゲーム。チーム一丸となって、意思統一ができました。
前半のミドルは冷静になれていたし、だから決めなきゃいけなかった。そこは日々練習で高めていくしかないと思います。
今日は、戦っていてチームが一つになるという感覚があって、僕も嬉しかったし、やっいて満足感を覚えた。ただ勝てなかったことは事実なので、これに満足しないでやっていきたいと思います」

GK1
榎本 哲也

「ホント、みんな頑張ったとしかいいようがない。
フロンターレには、前半から結構、ボールを回されて、みんなつらかったと思うけど、自分たちの仕事を怠らずに頑張った。
そのひたむきな姿勢が、ピンチのシュートがワクを外れたり、自分たちのチャンスがゴールに近づくシーンにもつながったと思う。
新しい選手も素晴らしかったし、今日は誰が悪かった? と聞かれても、たぶん一人もいなかった。今日の試合で自信を得て、次もプレーできると思う。
チームの底上げといっても、オレも全然試合に出ていないからアピールしなきゃいけない。でも、ウチらが若手を引っ張っていければと思います」

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