Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 明治安田J1 1stステージ 第5節 vsガンバ大阪

前半レポート

 今年2月にこけら落としを行った市立吹田サッカースタジアムで、F・マリノスにとって初めてのJ公式戦。3連勝を狙うF・マリノスは、カイケ、マルティノスと二人の新外国籍選手を先発で起用する。対するG大阪は、アデミウソンがスタメンに名を連ねる。
 F・マリノスのキックオフで始まった試合は、序盤からスピーディな攻撃の応酬となる。2分・F・マリノスがこの試合最初のFKをゲットすると、その直後にはG大阪が縦の突破を仕掛ける。3分、F・マリノスが右サイドの連携からマルティノスが鋭いクロスを送れば、4分、G大阪がカウンターからF・マリノスゴールに迫った。
 スリリングな展開は、10分を過ぎるとややペースダウンするものの、互いに積極的なオフェンスをし合う流れは変わらない。
 そして19分、G大阪が先制。クロスからヘッドでの折り返しをアデミウソンに決められた。
 追いかけるF・マリノスは35分、中村のFKを中町がヘッドで合わせたが、右スミに向かったシュートは、相手GKの好セーブに阻まれてしまう。その3分後、齋藤が遠目から左足で狙ったが、これはクロスバーを越える。しかし、決め切れない流れを中村のFKが変える。40分、FKから左足を振り抜くと、鋭いライナーが右スミへ。見事にネットに突き刺さった。中村の今季2点目のFK弾により、前半は1-1とタイスコアで折り返す。

ハーフタイムコメント

「攻守の切り替えを早くすること。
後半、もう一度集中して戦い切ろう」

後半レポート

 後半も立ち上がりから、両者アグレッシブに攻める。F・マリノスは2分、マルティノスが右からドリブル。ペナルティーエリアに入ったところで倒れたが、ホイッスルは鳴らず。マルティノスはその直後にも右からクロスを送り、下平がファーに走り込むが、相手DFがクリアしCKに。6分には小林とのコンビネーションから齋藤が右足シュートを見舞った。さらに激しい攻防が続くが、決定的なシーンは訪れない。
 そして中澤のブロック、飯倉のシュートストップと守備でいいプレーが続いた直後の25分にいい形ができる。カイケからの縦パスをマルティノスがしっかり受けて左の齋藤へパス。齋藤がドリブルで持ち上がるとゴール前でフリーとなっていたマルティノスへラストパス。GKと1対1となったマルティノスは、冷静に左足で右スミに流し込んだ。
 逆転に成功したF・マリノスは、27分に最初の選手交代で伊藤がイン。ここからG大阪の猛攻を受けるが、選手交代を巧みに使いながら、最終ラインが、ガッチリと跳ね返し続ける。41分、44分の中澤のヘッドでのクリアなど、F・マリノス守備陣の奮戦が続く。 
 アディショナルタイムは4分。G大阪の分厚い攻めに対しても集中を切らさずに落ち着いて対応していたF・マリノスだったが、宇佐美のドリブル突破に小林の足が掛かりファウル、PKを与えてしまう。しかし、この大ピンチを救ったのが飯倉。遠藤のキックを素晴らしい反応でストップした。
 そしてタイムアップ。F・マリノスは嬉しい逆転勝利で3連勝、順位も一つ上げて4位、首位との勝点差も「2」となった。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「今日は両チームを称えたいと思います。インテンシーの高い、強度の高い、素晴らしい試合でした。
我々の強みであるポゼッションを活かしてゲームをコントロールしたいと考えていました。ある程度、それができたと思います。ポゼッションから裏を取るという流れですね。特に前半は、うまく機能していたと思います。
後半は、ボールを奪って、そこから素早く前に出て行くところを選手には求めていました。そして、得点もそこから生まれました。
ゲームの最後は苦しい展開でしたけれども、うまくゲームをコントロールできたと思います」

質問:今日の2人の新外国人選手のプレー、そして今後の期待については?
「補強するのに非常に時間がかかりました。ですが、自分たちのチーム力を高めるための二人を補強できたと思います。
カイケは、もう少し時間が必要です。というのは、彼がプレーした最後のゲームは12月でしたので。でも、我々のチームのスタイルに多くのものをもたらしてくれると思います。
マルティノスに関しては、今日、彼の持っているクオリティーをある程度見せてくれたと思います。彼は決定的な仕事のできる選手です。我々のチームにたくさんのことをもたらしてくれると思います。
チームに、これだけ早く溶け込むことのできた二人を称えたいと思います。
今日から、このチームに馴染んでやっていけること、それが重要だと思います」

質問:今日、今季2点目のFKを決めた中村選手への評価を教えてください。
「まずFKのことを話す前に、彼の今日のパフォーマンス、トータルの面ですね、とても素晴らしかったと思います。彼はチームのための努力といいますか、チームのためのパフォーマンスをしていました。そしてゲームもコントロールしていました。
もちろんFKは素晴らしいのですけれども、チームのための彼の献身的なプレーは、キャプテン、リーダーとして、皆の見本になる姿勢でした。FK以上に、今日の彼のゲームのトータルのパフォーマンスが素晴らしかったと思います」

試合後コメント

FW9
カイケ

「今日は、本当に素晴らしい結果を手に入れました。日本でのデビュー戦、強い相手にいいゲームができて勝てた。その勝利に少しでも貢献できたことが、すごく嬉しいですね。
今日は、戦術面でチームのためのプレーが多かった。それでも、いくつかチャンスはつくれたので、あとは得点が欲しかった。
フォワードとしては常に得点を狙っているし、常に決めたいと思っている。チームが勝利を目指すなかで、自分が決めるチャンスも絶対に来ると思います」

DF5
ファビオ

「すごく、いい試合でした。ライバルともいえる、強いガンバを相手に激しい戦いの末に勝つことができた。失点はしたけど、しっかりチャンスをつくって逆転。勝利を手にしたことが一番大事なんじゃないかと思います。
今日は新しい外国人選手が2人も入って、自分としても非常に心強かった。今までも、F・マリノスですごく幸せな時間をすごさせてもらっているのですが、より心強いですね。
外国人選手は勝利に貪欲です。絶対に勝つぞという強い気持ちで、今後も我々がチームを引っ張っていきたいと思います」

MF11
齋藤 学

「前半は点を取られたシーン以外、ピンチはなかったし、やられた感もなかった。
ウチの攻撃でも、何度かサイドからチャンスがつくれるなという感触があったし、マルちゃんのシュートも相手に当たっていなかったら入っていた。
後半はマルちゃんがいきなり左に来たので、俺は右に回った。ガンバは左サイドに人数をかけていたので、俺がそこに入って守備をしたほうが、たぶん相手もイヤだったと思う。
マルちゃんのゴールシーンは、自分でもいけたけど、ボールを回すすべての場面で2対1がつくれていたのが良かった。自分が取れたらそれに越したことないけど、チームが勝つことが一番。去年、アウェイのガンバ戦で何もできなかったから、自分が何か残したかった」

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