Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 明治安田J1 1stステージ 第7節 vsジュビロ磐田

前半レポート

 前節のスコアレスドローで連勝が「3」で止まったF・マリノス。1位から3位の川崎フロンターレ、鹿島アントラーズ、浦和レッズがそろって勝っているだけに、4位のF・マリノスも白星で勝点3を積み上げたいところだ。相手は、3年ぶりの顔合わせとなるジュビロ磐田。先発は、齋藤が戻り二列目左に入った以外は前節と同じ。
 試合は、F・マリノスのキックオフで始まった。立ち上がりから、ともに積極的に仕掛け、速いボールの運びからのチャンスメークを狙う。まずF・マリノスが先手を取った。3分、左CK、中村の送ったボールをカイケがヘディングシュート。これはGKに防がれたが、こぼれ球に詰めたファビオが左足で押し込んだ。
 先制に成功したF・マリノスは9分、喜田のボール奪取からカイケがワンタッチでつなぎ齋藤がドリブルシュートを見舞う。見事なコンビネーションを見せたF・マリノスは、その2分後の11分、右からのFKを中町がヘッド。リバウンドを中澤が決めて2-0とリードを広げる。
 その後もマルティノスのサイドアタックなどで流れをつかんでいたF・マリノスだが、22分にクロスから決められて1点を返される。しかし25分を回ると、再びギアを上げて磐田ゴールに襲いかかった。38分、齋藤のドリブルからマルティノスがラストパスを送ると、フリーになっていたカイケが右足で流し込み、J初ゴールをゲット。
 3-1としたF・マリノスは、41分にも加点する。中村の素晴らしいスルーパスで抜け出した齋藤が、右足でフワリとGKの頭上をを抜いてフィニッシュ。F・マリノスは4-1と大きくリードして前半を折り返す。

ハーフタイムコメント

「全員が守備をもっと拘ること。
リスク管理をしっかりすること」

後半レポート

 ホームの磐田が、当然オフェンス重視で向かって来るが、F・マリノスは流れを渡さない。3分、中澤がミドルシュート。5分、中村から右のマルティノスへサイドチェンジの鋭いボールが送られる。
 11分、最初の選手交代で兵藤が二列目の右に入ったF・マリノスは、自陣での時間が増えていくが、ボールを持たせながら守備バランスを崩すことなく、ラスト1/3のエリアでドリブルをストップし、ボールを奪う。またクロスもCBコンビを中心に次々とはね返していく。
 24分にトップに富樫、31分には遠藤と交代カードを使いながら安定した戦い方を続けるF・マリノス。そして32分、遠藤がドリブルを仕掛けて止められた直後、クリアボールを拾った喜田が、早い判断からボールを前に運び、思い切って右足を振り抜く。遠めからのシュートは、ワンバウンドしてゴール右に飛び込んだ。
 喜田のJ初ゴールで5-1と点差をつけたF・マリノスは、39分・飯倉のシュートストップ、40分・下平のクロスへのブロックなど堅い守備で磐田にスキを与えない。すると42分、カウンターからの遠藤のドリブルをファウルで止めた磐田・小林がこの試合2枚目のイエローカードとなり、レッドカードが出される。
 アディショナルタイムは4分。47分のカットインして下平が送った富樫へのラストパスは、オフサイドになったものの、F・マリノスがゲームをコントロールしたまま試合は終了。F・マリノスは、順位こそ4位のままだが、攻撃陣爆発の5ゴールで今季4勝目を飾った。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「今日、我々がゲームをコントロールできたと思いますし、チャンスもつくれて、逆に相手にチャンスをつくらせませんでした。ですので、今日の結果というものはプレーを反映しているのではないか思います」

質問:カイケ選手が、ようやくゴールを挙げて、さらに前向きになれるのではないでしょうか。
「私にとって大事なのは、チームとしてのパフォーマンスです。ただ、もちろんカイケが初めての得点を決めたのは、喜ばしいことです。そして素晴らしかったのは、そのカイケの得点を生んだプレーです。非常にコレクティブで、素晴らしかったと思います」

質問:齋藤選手が、ゴールに絡む活躍をしましたが、早めに代えたのは、状態がまだ万全ではないということでしょうか。
「学は60分で交代しました。ガンバ戦で筋肉系のケガがあって、その後、トレーニングがまだ十分につめていませんので、彼をちょっと守るために、早めに代えました」

質問:リードを奪って迎えた後半、リスク管理をしっかりして相手にボールを持たせながらの冷静な戦い方も、狙いどおりだったのではないでしょうか。
「今日のように大きくリードした展開というのは、思っている以上にそんなに簡単にコントロールできるシチュエーションではありません。というのは、そこでメンタル的に緩んでしまうと、相手に追いつく流れを取り戻すチャンスを与えてしまいますので、それをやってはいけません。
ですので、ハーフタイムで選手たちに、前半以上に守備のところをもっと厳しくやるようにと言いました。
あれだけのリードがあって、厳しくとはいっても、選手にとっては簡単ではないのですけれども、選手にはそのことを要求しました。選手がイージーミスなどからパフォーマンスを落としてしまうことがないようにと要求しました」

試合後コメント

FW9
カイケ

「正直、来日初ゴールは嬉しいです。チーム・クラブ・サポーターのみんなが期待していることは分かっているので、早い段階でゴールが取れたことは良かったです。
自分のことより、今日はチーム全体のパフォーマンスが良かったことが特に嬉しかった。
熊本で大地震があって、今日は試合前から特別な気持ちで臨みました。犠牲者の方々の冥福を祈るとともに、少しでも元気を与えられるよう、いいプレーをしたいと思います」

GK21
飯倉 大樹

「熊本はオレの第二の故郷だから、今回の大地震はすごく心配しています。サッカー選手以前に、人として成長させてもらったところですから。
一日でも早く、元の生活に戻れるよう祈っていますし、ロッソ熊本時代の仲間、ファン、サポーターはもちろん、九州の人たちみんなが無事であってほしい。
被害が大きかった町は、昔、自分が住んでいたところの隣町。試合前だから連絡はできなかったけど、落ち着いてきた頃に連絡を取りたい。何かできることがあれば、やりたいと思う」

DF22
中澤 佑二

「結果は良かったですけど、内容をもう少し突き詰めないと、勝ったり負けたりするゲームになる。
優勝をめざすチームである以上は、毎試合、向上していきたい。
熊本では大変な状況だと思います。僕たちができることを最大限やらなければいけないし、サッカー界、Jリーグ全体で熊本、九州の皆さんを手助けしたいと常に思っています」

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