Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 ルヴァンカップ グループステージ 第4節 vsサガン鳥栖

前半レポート

 ヤマザキナビスコカップ3戦目の相手は、約1ヵ月前にリーグ戦で対戦しているサガン鳥栖。F・マリノスの先発は、1、2戦同様に直近のリーグ戦とは11人全員を入れ替えた。なおF・マリノスユースに所属しトップチームに2種登録されている常本が、初めてサブメンバーに入る。
 ともにグループステージ初勝利を目指すチーム同士の対決は、F・マリノスのキックオフで始まった。
 立ち上がり1分にファーストシュートを打たれるなど、序盤はボールの奪いどころがつくれなかったF・マリノスだが、CB栗原を中心にした守備からリズムをつくる。14分には相手のドリブルを栗原とパクがしっかり挟み込んでストップ。
 15分過ぎからは、ボール際での闘志などF・マリノスが反撃に転じる。17分、相手GKの位置を見て天野が思い切ってロングシュート。ワクに向かったボールを相手GKが懸命にタッチする。ボールは、惜しくもクロスバーに当たった。攻勢に立つF・マリノスは20分、金井のボールで前田が右サイドで仕掛ける。そして21分、連続攻撃から高野が左から鋭いクロスを入れると、これが相手選手のハンドを誘い、PKに。キッカーは伊藤。GKの動きをよく見て、冷静に流し込んだ。
 その後は攻撃の応酬となり、両チームともチャンスはつくるものの決定機は生まれない。F・マリノスは、前節の柏レイソル戦で前半の終盤に痛い同点ゴールを許しただけに、この日は無理せずペースを守り、ボールをゆっくりつなぐなど安定したゲーム運びを見せる。前半、1点のアドバンテージで折り返した。

ハーフタイムコメント

「守備はしっかり中を閉じること。
攻撃はオープンスペースを有効に使っていこう。
後半45分、集中を切らさず戦い切ろう」

後半レポート

 キックオフ直後から、鳥栖がプレッシャーをかける。F・マリノスは守備の時間が増えるが、2分・CKを伊藤がクリア、6分・クロスを榎本がキャッチするなど落ち着いて対応する。そしてカウンターからの反撃を狙うが、これはなかなかボールがおさまらず、シュートシーンには結びつかない。17分・前田から仲川への浮かせたラストパスも、GKにカットされた。
 そして21分、天野が左足シュートを放ったのに続き、24分にはスピードに乗ったカウンター。天野が持ち上がりミドルシュートを狙った。
 29分に最初の選手交代で遠藤が二列目に入ったF・マリノスは、ここから辛抱強いディフェンスでしのぐ。31分・CKからゴール前で混戦になったが懸命にクリア。37分・二人目の選手交代で和田が入った直後、クロスから空中戦となり榎本がジャンプしてキャッチ。42分には和田が相手のボール保持者を長い距離を走ってマークしマイボールにする。44分にはゴール前でピンチを迎えたが、栗原がマークを外さず、榎本がコースに入って正面でシュートをストップした。
 アディショナルタイムは3分。つなぎのパスを拾われるなど小さいミスの出たF・マリノスではあったが、ベテランたちの集中力もあり守備は最後まで崩されず、リードしたままタイムアップ。ようやくヤマザキナビスコカップでの初勝利をおさめたF・マリノスは、勝点3を加えて順位も5位に上がる。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「前半は、自分たちのクオリティーを出せていたと思います。スピードのあるプレーを出せていましたし、1-0でリードできたというのは、ロジックだったと思います。
後半はフィジカル的に落ちてきて、苦しい戦いになりました。ただ、選手がメンタル的に強さを発揮してくれて、そして最終的には我々が勝利しました。この結果に、選手たちを称えたいと思います」

質問:勝点3を取れたことを含めて、今日の試合の収穫は?
「勝利の良い流れを継続できたこと、そして我々のチームには多くの若手がいたのですが、若手には試合経験というものが必要ですので、このナビスコカップを通じて試合経験を積ませられたこと、そして試合のリズムやテンポに慣れたこと、こういう点で非常に収穫だったと思います。
そして経験を積んで、メンタル的な強さを発揮してくれました。こういう経験が、選手としてもチームとしても、今後の成長につながっていくと思います」

試合後コメント

DF15
新井 一耀

「無失点で勝てたので、素直に嬉しいっす(笑)。
豊田選手は日本を代表するストライカーなので、どうせやるなら自分の持っている力を全部ぶつけていきたいなという思いでいきました。結果的に点を決められそうになりましたけど、無失点だったので本当に良かったです」

MF29
天野 純

「このメンバーで勝ちたかった。
勇蔵さん、テツさん、ヒョウ君ら偉大な先輩がすごく引っ張ってくれて、俺たちはついていくという感じだけど、俺たちもそういう存在にならないといけないと思います。
個人的には長いトンネルの中にいるような感じですけど、少しずつ光は見えつつあります。目に見える結果が出たので、自分を信じて日々練習していくしかないと思います。
(前半のシュートは)ああいうのは得意だし、だから決めないといけなかった。決めたかったです。
センターラインがしっかり守ってくれるので、だから俺はセカンドを拾おうと思った。そういう意思統一が全体的にできていたことも、今日勝てた要因だと思います」

GK1
榎本 哲也

「いやぁ、もう、みんな頑張ったと言うしかないです。形は不恰好かもしれないけど、勝ったことが大きい。ナビスコも予選突破できるチャンスがつながったし、自信にもつながった。
俺らベテランが頑張っているから、若手も頑張るのか。若手が頑張るから俺らも頑張るのか。どっちが刺激されているのか、分からない。そうやって、チームが強くなっていけばいいと思う。
個人的には、もっと判断を上げていきたいけど、とにかく大変な勝利だった」

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