Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 明治安田J1 1stステージ 第10節 vs名古屋グランパス

前半レポート

 前節の湘南ベルマーレとの神奈川ダービーから中3日、アウェイでの名古屋グランパス戦。F・マリノスのスタメンは、湘南戦で出場停止だったファビオがCBに戻り、カイケがワントップという布陣で臨む。
 名古屋のキックオフで始まった試合、F・マリノスは立ち上がりからいいリズムでボールを回し、相手陣内に攻め入る。1分・齋藤がドリブルからカイケへのラストパスを狙い、2分・中町が縦パスを中村へ。そして5分にCKをゲット。続いて9分には、喜田が右足ダイレクトでこの試合のファーストシュートを放つ。
 その後も13分・齋藤のドリブルシュートなどでペースをつかんでいたF・マリノス。20分を過ぎてややゲームは落ち着いたものの、28分・中村のミドルシュートから攻撃のテンポを上げる。そして33分、F・マリノスは連続攻撃から喜田が強烈なダイレクトシュート。弾いたところを齋藤が詰めたが、いずれもネットを揺らすことができない。するとチャンスを逸したその直後に逆襲にあい、警戒していたシモビッチに先制点を奪われた。
 追いかけるF・マリノスは、38分・中村のFK、40分小林のクロスなど好機をつくるが、ゴールには結びつかない。前半は1点のビハインドで折り返す。

ハーフタイムコメント

「落ち着いてプレーしよう。
カウンターに注意しよう。
ミスを全員の力を合わせて取り返そう」

後半レポート

 同点を狙い攻撃的にいくF・マリノスに対し、リードした名古屋は、守備を固めつつ効果的なカウンターを狙う。3分、CKからゴール前に上がったボールは飯倉がジャンプして好捕したが、その1分後、クロスからこぼれたところを和泉に決められてしまう。
 0-2とリードを広げられたF・マリノスは、11分、13分、15分と名古屋ゴールに迫るが、決定的な形とはならない。19分、右サイドで小林と遠藤の連係もオフサイドフラッグが上がる。
 21分、最初の選手交代で左サイドに前田を送ったF・マリノスは、23分に遠藤のパスインターセプトから右サイドに展開。中村の鋭いクロスを、齋藤が懸命に合わせようとジャンプするがシュートはミートできず。24分には2人目の交代で伊藤が入ると、さらに攻勢を強め、25分に前田のクロスからのセカンドボールを遠藤がヘディングシュート。これがクロスバーに当たって跳ね返ったところを、伊藤が詰めてフィニッシュ。伊藤の今季リーグ初得点で1点差にしたF・マリノス、流れをつかみ畳み掛ける。30分過ぎ、左右からの連続攻撃などであわやというシーンが連続したが、名古屋の必死のブロックに粘られた。
 すると33分、逆にカウンターから3点目を許し、点差は再び「2」と広げられる。しかしF・マリノスはあきらめず、36分に栗原をDFラインに入れてスリーバックにして立て直してから、齋藤が敵陣深くボールを追いかけるなどゴールへの執念を見せ続ける。だが、ファビオのヘディングシュート、フェイントからの中村のクロスも及ばず、このままタイムアップ。
 連敗が止められなかったF・マリノスは、勝点を積み上げられず、この悔しさを次節のホーム・ヴァンフォーレ甲府戦にぶつける。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「今日のゲームはパラドキシャルな(逆説的な)内容だったと思います。
といいますのは、F・マリノスの選手が見せてくれたパフォーマンスは非常に良かったと思うのですけれども、やはり大きなミスから失点につながってしまい、その後のゲームを難しいものにしてしまいました。
相手にリードされましたので、リスクを冒さなくてはいけなくなり、ハンディキャップを背負った状態でのプレーとなってしまいました。プレー内容が良かっただけに、そこは悔いが残ります」

質問:今年の名古屋について、試合前にどういう印象を持っていましたか。そして試合が終わってみての感想はいかがでしょうか?
「私は名古屋のプレーを評価する立場にはありませんが、ただ、名古屋はカウンターを仕掛けてくるチームだということは、対戦前から予想していました。そして、このようなチームに対してリードされてはいけないのですけれども、残念ながらそのような展開になってしまいました。
ゲーム自体は、我々がボールを支配できていたのですが、相手は守備を固めて、リードをしている状態で守備をしてカウンターという彼らのやりたいサッカーをさせてしまいました。
たぶん、データ的に我々が70%ぐらいポゼッションがあったと思います。我々のプレーは出せていたのですけれども、結果が伴わなかったので、非常に残念です」

試合後コメント

「内容自体はそんなに悲観するものではなかった。チャンスの数自体はあった。
ただ、今日の試合に関しては、誰かのミスというわけでは全くない。チームとして隙を突かれた。
そういうところは反省、修正するのは当たり前。難しいですけど、ネガティブになり過ぎずに、いいところはポジティブに捉えながら修正していけば、結果がついてくるはず。
こういう時は、自分たちを信じにくいものですけど、こういう時こそ、選手、監督、コーチ、会社の人、そしてサポーターも含め、F・マリノスという一つのチームとして、みんながまとまって、まずは1勝をもぎ取ることに集中したい」

FW9
カイケ

「試合の出だしは良かったけれど、失点の仕方が良くなかった。ただ、キーパーを責められないし、失点はチーム全員の責任。今までチームを勝たせてくれたのが飯倉選手ですし、そのミスを取り返せるだけの力が、今日のチームにはなかったということです。
でも、チームは全力を尽くして戦いました。トレーニングで、一人ひとりが自分のやるべきことをやって、次の試合に向かいたいと思います」

DF22
中澤 佑二

「3点目の失点は防ぐのが非常に難しかったけど、1点目、2点目はミスからだったので防ぐことができた。それでも、誰も責めることはできない。
ここ3試合、やられていないのに、やられている感がある。だけど、今日のようにチャンスはつくれているから、良い流れを取り戻せるよう、前向きに取り組んでいきたいと思う」

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