Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 ルヴァンカップ グループステージ 第6節 vsアルビレックス新潟

前半レポート

 残り2試合となったグループステージ、前節の劇的逆転勝利で3位に上がったF・マリノスが、アウェイで4位のアルビレックス新潟と戦う。
 F・マリノスのスタメンは、今季ヤマザキナビスコカップ初出場となる中澤がCBに入り、ゲームキャプテンを務める。またリーグ戦次節出場停止となっているマルティノスが二列目で出場。ダブルボランチは兵藤と中島のコンビ。U-19代表から戻った和田と遠藤が、サブメンバーに名を連ねている。
 試合は、F・マリノスのキックオフで始まった。2分、天野がこの試合のファーストシュートを放つなど、ポゼッションで上回ったF・マリノスだったが、7分に相手のサイドアタックからの突破を許し、ゴール前でフリーとなった指宿に先制点を奪われてしまう。
 ビハインドを負ったF・マリノスは、すぐに流れを引き戻しにかかる。11分・マルティノスの左足ダイレクトシュート、13分・バイタルエリアでのコンビネーション・パス、19分・天野から仲川へのクロスなど、攻勢に出る。
 その後も、21分・天野のミドルシュート、25分・三門のアーリークロスと、サイドも有効に使いながら多彩な攻撃を見せるF・マリノス。だが新潟ディフェンスが懸命に防ぎ、決定的な形はつくれない。
 30分、ようやくカイケの折り返しを仲川がフリーで右足ボレーを狙ったが、シュートはクロスバーを越える。その後も、F・マリノスがゲームをコントロールする流れは変わらないものの、フィニッシュには届かない展開が続く。34分、天野のラストパスに、走り込んだカイケが左足シュートを打つもGK正面へ。44分には、新潟のカウンターを受けて決定的な場面になりかけたが、ここは三門が良く戻ってケア、ピンチを逃れる。0-1のままスコアは動かず、前半を終了。

ハーフタイムコメント

「守備は1対1で負けないこと。
攻撃はもっとバリエーションをつけていこう」

後半レポート

 早く同点に追いつきたいF・マリノスが、開始直後から仕掛ける。2分、左サイドから中島がロングパスを右サイドの天野に送る。4分にはFK。兵藤のキックを中澤がヘッドで折り返したが、ゴール前に向かったボールは新潟DFにクリアされた。
 5分からは新潟の前線からの早いチェックに苦しみ、F・マリノスは自分たちのリズムでビルドアップできなくなる。13分、F・マリノスベンチが動き、二人同時に交代。栗原、パク ジョンスがCBに入り、新井が左サイドバックにまわる。しかし、ここからも試合展開は変わらず、やや新潟ペース。16分には高い位置でボールを奪われカウンターでピンチを迎えたが、指宿のシュートは左ポストに当たり、続くレオ シルバのシュートは榎本が懸命にストップした。
 その後も、新潟の攻めをしのぐF・マリノスは、クリアボールが拾えず、攻撃へのスイッチが入らない。24分、3人目の交代カードを切り、遠藤を投入、右サイドバックに入る(三門がボランチへ)。このあたりから、F・マリノスの攻撃陣が連動し始め、25分には、栗原がサイドチェンジの素晴らしいロングボールを配球する。そして27分、右からの天野のFK。中央で混戦となり、ボールを持った仲川が抜け出し、体勢を崩しながらも粘って右足シュート。ボールは左スミに飛び込んだ。
 仲川のJ公式戦初ゴールで同点に追いついたF・マリノスは逆転を狙い、31分、36分、39分と新潟ゴールに迫るも、カイケのヘディングシュートがGKの好セーブに阻まれるなど、フィニッシュには至らない。
 アディショナルタイムは4分。逆に新潟が猛攻を見せるが、F・マリノスはGKやCBを中心にこらえて、1-1のままタイムアップを迎えた。勝点1を加えたF・マリノスは、順位こそ変わらないが、1位・2位と勝点8で並んだ。次節、ベガルタ仙台戦に勝てば、グループステージ1位での突破が決まる。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「今日は両チーム、非常にオープンなゲームだったと思います。ただ我々の方が、どちらかというとボールを支配できていたのではないでしょうか。そしてチャンスもたくさんつくれていました。ですが、最後のところで決めることができませんでした。それで1-1という結果でした。サポーターも、できればもっと得点シーンを見たかったと思いますが、観る側にとっては、良いゲームだったのではないかと思います」

質問:同点ゴールを決めた仲川選手の評価を教えてください。
「まず、今日、彼が得点を決めたことは良かったと思います。ただ私は、彼にもっと多くのことを望んでいます。ハーフタイムで彼に“タテへの突破が足りない。ドリブルの能力をもっと生かしてほしい”と言いました。
後半は、前半よりも前へのプレーというものが良くはなったと思います。ただ前半は、まだ足りませんでしたので、もっともっと出してほしいと思います。期待しています」

質問:マルティノス選手と遠藤選手は、本来とは違うポジションでプレーしましたが、その狙いと評価について教えてください?
「マルティノスに関しては、別のポジションでの彼のプレーを試したかったというのがあります。カイケは、どちらかというとクサビとなってボールを受けるプレーが得意です。そしてマルティノスは裏へに飛び出すプレーが得意ですので、二人のコンビネーション、関係性がどのように機能するかを見たいという狙いがありました。
遠藤に関しては、ゲーム状況に応じての起用です。リスクを取らなければならない状況でしたので、右サイドバックのポジションで出しました。これは遠藤に限らず、攻撃的な選手をサイドバックに入れるということは、攻撃のためにリスクを取る上での選択肢の一つです。
マルティノスは、彼の縦へのプレー、突破力を生かすためには、サイドの方が彼はプレーしやすいのかなと感じました。サイドの方が、より前のスペースがありますので。
遠藤に関しては、プレー時間が短いので評価は難しいのですけれど、ただ、右で入ったときは、右サイドでチームとして、より幅を取ってプレーしたいので、前に出て行って右足でセンタリングというプレーを、もっと増やしてほしいと思います」

試合後コメント

FW9
カイケ

「ディフェンス面に重きを置きつつも、今日はオフェンス面でも、チームとしていい試合ができました。自分たちのポテンシャルを見せることができたし、チームが勝てる力を見せることができました。
ただ、週末のリーグ戦につなげるという意味では、今日はやっぱり勝ちが必要でした。
それでも、試合を通してみると、新潟よりも自分たちのほうがチャンスも多かったし、いい試合ができたと思います」

DF22
中澤 佑二

「今日は勝てなかったので残念でした。次の仙台戦では絶対に勝ちます!」

FW20
マルティノス

「チャンスをいっぱいつくれたと思います。
前向きに考えなければいけないんですけど、最後のクオリティーの部分を失っていたかなと。でも、そこまではいけているので、このまま継続してやっていきたい。
全体的に見れば、自分たちがゲームをつくっていたので、勝てたゲームでした。自分だけでなく、全体がいいパフォーマンスをしていた。
特に前の方ではカイケを含めて、ジュン、ミカ、ヒョウ、テルらでいろんなコンビネーションをつくれた。ワンツーとか、いいプレーを出せていた。
もちろん、いつもとメンバーが違うので、コンビネーションで難しい部分もありましたけど、それはそれで、感じる部分もありました」

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