Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 明治安田J1 1stステージ 第15節 vs川崎フロンターレ

前半レポート

 首位・川崎フロンターレを迎え撃つ神奈川ダービー。J公式戦連続完封勝利中のF・マリノスは、6日前のヤマザキナビスコカップ・ベガルタ仙台と同じスタメンで臨む。川崎Fとは、今季ヤマザキナビスコカップで対戦しており、この時は0-0で引き分けている。
 今シーズン最多となる46,413人の大観衆が見守る中、試合は、F・マリノスのキックオフで始まった。
 F・マリノスは守備ブロックをつくり、マイボールとしてからシンプルなパスを使ってタテの展開を狙う。3分・遠藤のパスで伊藤が裏のスペースへを走り込む。5分、川崎F・大久保に左ポストを直撃するシュートを打たれたものの、その後はCBを中心に川崎Fの攻撃を跳ね返し、タイミングをみて反撃。8分・中町から伊藤へのパス、9分・齋藤のドリブルなど攻撃の形をつくる。ただ、なかなかシュートまで持ち込めない。18分・伊藤、20分・齋藤がボールを持ち上がったが、早い戻りの川崎F守備陣に囲まれてしまう。それでも22分、中村のパスを受けた齋藤が左サイドをえぐってクロスを送り、CKをゲット。
 流れをつかみかけたF・マリノスだったが、27分にクリアを拾われてダイレクトシュートで先制ゴールを奪われた。追いつきたいF・マリノスは、34分・伊藤と中村のコンビネーションや41分・中村のFKなどで仕掛けるも、シュートシーンが生まれない。アディショナルタイム2分、中村の左からのFKがクリアされたところで、前半終了のホイッスルが鳴った。

ハーフタイムコメント

「いい守備を続けていこう。
攻撃は、サイドを有効に使っていこう」

後半レポート

 追いかけるF・マリノスは、二列目の右にマルティノスを入れてスタート。4分、川崎Fがミドルシュートに対して、F・マリノスのディフェンスがしっかりプレッシャーをかける。その1分後にはDFライン裏への浮き球をダイビングヘッドで合わせられたが、榎本が好セーブ、追加点を許さない。
 ピンチを防ぐと徐々に反撃に転じるF・マリノス。8分・マルティノスのドリブルからつかんだFKを中村が蹴ったが、空中戦で川崎Fの堅守に阻まれる。13分には、中澤の早いリスタートからマルティノスが左足でクロスを送ったが、アタッカーに合わず左に流れる。そして19分には、齋藤が長い距離をドリブルして右足でシュート、DFに当たりCKに。
 同点に追いつきたいF・マリノスは、20分に2人目の交代で新井に代えて喜田を投入、左サイドバックはパクが務める。すると、この直後に好機が訪れる。左CKからのこぼれ球を、ファーポストで栗原が右足シュート。しかし川崎Fの守備陣を破れない。23分には中村が個人技でペナルティエリア内に持ち込むも、厳しいマークに止められた。
 その後もF・マリノスが攻勢を続ける。31分・中町のパスを受けたマルティノスのドリブル、続いて齋藤の伊藤へのスルーパス。しかしフィニッシュには至らず、逆に32分、ゴール前のディフェンスの中でファウルを取られてPKを献上してしまう。これを大久保に決められ、リードを広げられてしまった。
 より攻撃的にいかなければならなくなったF・マリノスは、37分に3人目の選手交代でFWカイケを送る。すると40分、ロングボールを受ける左サイドの斎藤がドリブルでなくパスを選択。ダイレクトでカイケに渡す。カイケはドリブルからクロスを入れると、ここに走り込んでいた伊藤がシュート。ここもマーカーにブロックに当たり、CKに。
 アディショナルタイムは3分。攻め続けたF・マリノスだが、最後までネットを揺らすことはできず、中村の右CKを川崎Fが大きく蹴り出したところで試合終了。F・マリノスは完封負けで連勝がストップ、勝点を伸ばすことができなかった。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「今日は、川崎Fを称えたいと思います。我々よりもチャンスを多くつくり、我々のミスを結果に結びつけた。素晴らしかったと思います」

質問:互いにチャンスはありましたが、好機を生かした川崎Fと逸したF・マリノス、この差はどのあたりにあったのでしょうか?
「まず、川崎Fの得点というのは、2点とも我々のミスをゴールにつなげています。1点目もそうですし、2点目のPKになるプレーもそうでした。そして、その他にも川崎Fはチャンスをつくっていましたが、それは得点には結びついていません。
我々は、チャンスはつくりましたが、得点には結びつきませんでした。一つ目の理由としては、ペナルティーエリア内での効果的なプレー、有効なプレーができていません。そして、ゴール前でのアグレッシブさ。そこが足りていません。それは分かっているのですけれど、パフォーマンスに出すことができませんでした」

質問:川崎Fの両サイドが高いポジションを取って来ましたが、その対策については、どのように考えていましたか?
「川崎Fがポゼッションで力を持っているのは分かっていたことです。抑えるためには、守備のポジショニングというものが非常に大事で、ただそこからアグレッシブさが足りなかったというわけではないのですけれども、ちょっと受け身で相手のプレーをさせてしまったというところが、上手くいかなかった原因だと思います」

質問:後半にマルティノスを入れてから、攻撃面で動きがずいぶん出てきましたが、今、マルティノスは90分間使うことはできないのでしょうか?
「マルティノスは、ヨーロッパでもう1シーズン、プレーをやって来ています。
そして、皆さんもご覧になったと思いますけれども、後半の45分間の中でも、ちょっと戻るところが遅くなったりしたところが見られました。
彼は、非常にパワーのあるプレーをします。ただ同時に、守備に戻るということもフィジカル的にできないといけません。ですから、彼のフィジカルの状態が上がれば、もっと彼の特長をチームに生かせると思います」

試合後コメント

FW20
マルティノス

「自分が入った時に、何かを変えられればと思っていた。
こういう試合では、守備のことだけを考えてしまうと難しくなってしまう。自分が入った時には、もっと流れを変えなければいけないと思いました。
前半に難しいゲームの流れになってしまって、0-1で折り返して、自分たちは点を取りにいかなければいけなかった。
サイドの位置でスペースがなければ中に入っていって、スペースをつくり出すのが必要な動きになる。中へ入っていくことで、味方が近くにいる。そこでコンビネーションが生まれて、前に行ければと思った。そういう流れで、中へ入ってプレーしました」

「これだけファン・サポーターの皆さんが集まってくれた中で、結果で応えられなかったのが、本当に申しわけなかったです。
応援に対して、自分たちはピッチで結果で応えるしかないので、次こそは勝ちをもぎ取れるように、チーム全員で一つになって、いい準備をしたいと思います」

MF11
齋藤 学

「ポジティブに捉えていいと思う。失点については、ミスもあるから仕方がないこと。そのあとに点を取れなかったことは、責任を感じている。
ああいう1対1のチャンスがあったこと自体は、ポジティブに捉えていいと思う。
そんなにやられた印象はない中で0-2でやられたというのは、フロンターレの強さを認めなければいけない。
ダービーだったんで、負けてはいけない試合だった。悔しいですけど、次に向かって進むしかない。もっと自分たちはできる。もっと強いF・マリノスを見せられるようにやっていきます!」

フォトギャラリー