Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 明治安田J1 1stステージ 第17節 vsFC東京

前半レポート

 1stステージの最終節は、ホームでFC東京と対戦する。F・マリノスのスタメンは、前節からDF・MFで一人ずつ代わる。左サイドバックに新井、二列目のセンターには、第1節以来の先発出場となる兵藤が入る。またワントップには、第11節以来の先発起用となるカイケ。ゲームキャプテンは、中澤が務める。
 FC東京のキックオフで始まった試合、相手がFWのムリキにボールを集めて崩しにかかるのに対し、F・マリノスはサイドを起点に、チャンスメークを狙う。9分、F・マリノスはマルティノスのドリブルからのセカンドボールを後方から走り込んだ小林がダイレクトシュート。だがボールはクロスバーの上へ。11分にはGK榎本が速いフィードを送ったが、受けたカイケがオフサイドになった。そして15分、右サイドで小林がマルティノスとのコンビネーションで裏を走る。
 一連の攻撃でF・マリノスがペースをつかむかに見えたが、FC東京も早いパスワークで盛り返し、試合は互角の様相になる。26分、F・マリノスは中町がいい場所でボールを奪い、齋藤がラストパスを狙ったが、ターゲットのカイケには渡らず相手GKが抑えた。
 34分・小林から齋藤へのスルーパス、39分・マルティノスのドリブル突破と良い仕掛けを見せるが決定機には届かないF・マリノス。しかし45分に大きなチャンスが訪れる。中町がボールを奪ってのカウンター、カイケのパスから齋藤がペナルティーエリア内に持ち込み右足シュート、しかし右ポストを直撃してしまった。
 前半、ともにフィニッシュには至らず、0-0で折り返す。

ハーフタイムコメント

「守備はバランスを失わないこと。
攻撃はシンプルに。
最後まで冷静さを保つこと」

後半レポート

 序盤からアグレッシブに敵陣に攻めるF・マリノスは、まず2分、マルティノスのパスを受けたカイケが裏へ抜け出しGKと1対1になり左足で狙ったが止められる。好機を逸したF・マリノスだが、5分にもチャンスをつくる。中町のパスを受けたマルティノスがドリブルでペナルティーエリアに入り倒れたが、ホイッスルは鳴らない。
 そして16分には、決定的な場面が訪れる。齋藤が身体を張って相手ボールを奪い兵藤へ。兵藤はバイタルエリア付近で右足を振り抜く。素晴らしい軌道がワクの中に向かったが、これは相手GKがビッグセーブ。しかし、このボールに詰めていたのがカイケ。右足で狙ったが、惜しくも右に外れてしまった。
 19分・FC東京の強烈なミドルシュートを榎本がセーブしたF・マリノスは、24分に最初の選手交代。昨年のこのカードで決勝点を挙げている富樫をピッチに送る。さらに、その2分後には遠藤がイン。二列目の右に入った遠藤は、28分に兵藤のパスを受けて右サイドで果敢に仕掛ける。遠藤はさらに37分、左CKからの二次攻撃からFC東京ゴールに迫ったが、相手GKの好守に阻まれてしまう。
 0-0の均衡が続き、ゲームは終盤へ。優位に立っていたF・マリノスだが、44分のCKから平山のヘッドでゴールを破られてしまう。
 アディショナルタイムは4分、伊藤を入れてより攻撃的な布陣でゴールを目指したF・マリノスだが、フィニッシュには至らずタイムアップ。5度目の完封負けで最終節を落とし勝点は22のまま、11位で1stステージを終了した。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「今日の結果を受け入れるのは、非常に難しい。負けるパフォーマンスではなかったと思います。
お互いに、1点を取るのが難しい展開でした。皆さんご存知のように、FC東京は守備が堅いチームです。その相手から、我々はチャンスはつくっていたのですけれども、それを得点にまでは結びつけることはできませんでした。そして最後に、相手のCKからあのような失点につながってしまって、非常に残念なゲームでした」

質問:すぐにセカンドステージが始まります。どのような戦いをしていこうと考えていますか?
「確かに、すぐにセカンドステージが始まります。
選手たちにも言っているのですけれども、フィニッシュのところを改善しなければなりません。我々はチャンスはつくっているのですけれども、それを決め切るということができていません。
このフィニッシュの部分を高めなければ、我々は上の順位を狙っていくことはできません。そして今日の試合では、俊輔も不在でしたので、やはりFKというところでも、いつもの精度を欠いてしまいました」

質問:カイケとマルティノスが久々に同時に先発で出ましたが、彼らのパフォーマンスへの評価と、セカンドステージで彼らに望むことについて教えてください。
「やはり、もっと効果的なプレーを彼らには求めたいと思います。Jリーグでやっていくうえでは、もっとアグレッシブさと、そしてもっと攻守において走るということを求めていきたいと思います。彼らは、チームにもっともっとプラスになってもらわなければ困ります。彼らの個人のクォリティーをもっと効果的に生かしてほしいと思います」

質問:若手を積極的に起用していますが、セカンドステージの若手への期待という点については?
「ここまで、彼らは私の期待に応えて、よくやっていると思います。今日のゲームの終盤でも、若手が良いプレーをしていました。ただ残念ながら、渓太がCKからの得点を決めるチャンスで少しミスがありました。しかし若手というのは、クラブの未来を担う存在ですので、これからも彼らを信頼し続けて使っていきたいと思います。そして、もっともっと私の期待に高いレベルで応えていってほしいと思います」

試合後コメント

FW16
伊藤 翔

「2ndステージへ立て直していかなければいけないと思う。停滞感はあるけれども、それでも、そういうのを打破していくには必死に練習していくしかない。まず、練習から頑張ります!」

MF7
兵藤 慎剛

「チームとしていい時間帯もあったし、崩せていたシーンもあった。自分の後半のシュートも、コースが甘かった。
1試合のなかで、どんな選手にも3回ゴールを決めるチャンスが訪れるというけど、そのうちの1回でも決められれば、という試合でした。
決められないまま、カウンターを食らったり、イージーなミスでボールを失うことで、自分たちでリズムを壊してしまった。試合の終盤のミスをなくすことが大事だということが分かった。
今日はトップ下でプレーしたけど、周りの選手と絡みながら、自分も生きていくのが自分のストロングポイントだと思う。もう少し選手の距離感を良くしたかった」

DF13
小林 祐三

「残念です。
内容を考えたら、0-1は妥当じゃない結果でした。ピンチも少なかったし、自分たちのほうにチャンスが多かったわけですから。
でも、本当に、サッカーとはこういうもの。誰でもいいから、チャンスをモノにしていたら、こういう結果になっていなかった。
そういうところを含めて反省して、セカンドステージに向けて仕切り直して、やっていきたいと思います」

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