Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 明治安田J1 2ndステージ 第2節 vsアビスパ福岡

前半レポート

 2ndステージのホーム開幕戦は、5年ぶりにJ1の舞台で戦うアビスパ福岡を相手に行われる。F・マリノスのスタメンは、前節の湘南ベルマーレ戦と同じ11人。中村がサブメンバーに入った。
 福岡のキックオフで始まった試合、序盤で攻勢に立ったのは福岡。早めに仕掛けて2分、この試合最初のCKに続いて、4分には左サイドでFKをゲットする。
 F・マリノスは、タテパスなどに対する福岡の素早いプレッシャーにあって起点がつくれない。10分、齋藤がようやくシュートを放ったものの主導権は握れない。20分、喜田のパスカットからマルティノスがクロスを送るも、ゴール前の富樫に合わずボールは流れる。
 しかしこの後、次第に局面で優位に立つシーンが増えていく。23分、中町のタテパスを富樫が倒れながらつなぐと、マルティノスがダイレクトシュート。27分には、カイケがマルティノスへのラストパスを送る。
 流れをつかんだF・マリノスは35分、直接FKをカイケが小さなモーションから右足シュートを見舞い相手ゴールを脅かす。そして38分、左サイドで二人のマークを抜き去った齋藤が、ペナルティエリア内に持ち込む。そして右足シュート。これが鮮やかに右スミに決まった。
 齋藤の今季5得点目で先制に成功したF・マリノスは、1-0とリードして前半を折り返す。

ハーフタイムコメント

「攻守の切り替えを早くすること。
もっと、もっと集中しよう」

後半レポート

 リードしたF・マリノスは、良い入り方をして、両サイドにボールを配球しながら積極的に攻める。2分の右サイドからのアタックに続き、3分・中町がゴール前にラストパス。これがDFと競り勝って裏を取った富樫に渡る。富樫は、GKの動きを見て左足で流し込んだ。
 富樫のゴールでリードを広げたF・マリノスは、メンタル的にも余裕を持ちゲームを支配する。10分・マルティノスのドリブル、15分・小林のクロスで福岡ゴールに迫った。
 19分に反撃を受けるも榎本の落ち着いたポジショニングで防いだF・マリノスは、20分に最初の選手交代で中村が入り、中盤でのポゼッションをさらに安定させる。27分・齋藤のドリブルからのクロスに続き、29分には絶好機が訪れた。マルティノスのラストパスに左ポスト方向に走り込んだ齋藤が、ダイレクトで合わせる。だが、シュートは惜しくも左ポスト脇に外れた。
 32分・二人目の選手交代でF・マリノスベンチは伊藤を選択すると、その後も主導権を渡さない。36分・喜田のラストパスを伊藤がシュート。37分は守備の局面、小林が相手のクロスをしっかりとブロックする。そして41分には最後の交代カードを切り、兵藤を送り出す。
 アディショナルタイムは3分。流れを渡さないF・マリノスは相手陣内にボールを運び、兵藤がシュート。DFに当たってCKとなる。この右CKをショートコーナーからつないで、齋藤がキープして、ゴール前にグラウンダーのパスを入れる。これに反応したのが伊藤。走って右足を振り抜く。ボールは左スミ、ネットに吸い込まれていった。
 F・マリノスは、第1節の湘南戦に続き3-0と快勝、2連勝。次節は中3日でニッパツでのホームゲームを迎える。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「試合のことを話す前に、2試合続けて3-0で勝つということはあまりないことですので、サポーターに対して、とても嬉しく思います。
ゲームの内容についてですが、前半は良いプレーができていませんでした。自分たちは、ゲームをコントロールすることができていませんでした。
ただ、学の素晴らしい個人技で美しいゴールが生まれて1‐0でリードすることができました。
そしてハーフタイムに、そのプレーのところを修正して、後半はある程度ゲームをコントロールして、我々のプレーが出せて、チャンスをつくれていたと思います」

質問:齋藤は、去年から責任感のある働きができていると思いますが、そのあたりの成長については?
「私も、同感です。それを証明するシーンが、今日のゲームでもいくつもありました。
彼の裏への動き、裏へのプレー、個人でイニシアチブをとって、積極的に前に出て行く。そこは本当に素晴らしいと思います。
そして、攻守において運動量も素晴らしかったです。今日は1点ではなくて、もっと点が取れていてもおかしくなかったと思います。自分で責任感を持って、決定的な仕事をする、チームにとっても、なくてはならない存在だと思います。フィジカル的にも戦術的にも、本当に素晴らしい能力を持っていて、特に突破のところが非常に優れています」

質問:ファーストステージのホームゲームであまり勝てなかった原因については、どのように考えていますか?
「だからこそ、今日のホームでの勝利は、サポーターに対して嬉しく思っています。
ファーストステージですが、いくつかのゲームでは、内容的には良く勝利に値するゲームをしていたのですけれども、最後のフィニッシュのところで得点に結びつけられずに勝てないゲームがありました。
逆に、いくつかのゲームは相手の方が力が上で、負けに値するゲームだったと思います。
そして、このセカンドステージですけれども、この2試合は、そのリアリズムですね、得点のところがファーストステージから少し改善できています。流れの中で得点が生まれています。セカンドステージは始まったばかりですけれども、そこがファーストステージとの違いだと思います」

質問:今シーズン、福岡に3戦して負けがないのですが、相性の良さは感じますか?
「やりやすい相手ということではないのですが、福岡はウェリントンの強さに対する守備という部分が重要なポイントになります。そこをしっかり守備をして、そのあと我々には速い選手がいますので、そこからカウンターということですね。そこが重要なポイントになります。それがうまく機能していると思います」

質問:今日はゲームの入り方がとても拙くて、相手に必要以上に勢いを与えてしまって前半苦しい戦いをしていたと思います。今日のゲームの入り方は、どこが良くなかったのでしょうか?
「やはり、メンタル的に集中力が欠けていたと思います。試合に入る準備が、まだできていませんでした。そのために、我々のいつものパス、ポゼッションサッカーであったり、その判断のところですね。そのスピードが非常に遅かったと思います」

試合後コメント

「チームの勝利に全員で貢献できた。試合に出ていない選手も含めて、練習から良い準備をするために力を尽くしている。勝利に向かってやるべきことをやった。
(後半の伊藤選手へのスルーパスについては?)毎試合、意識していることではある。もちろん、相手があってのことですし、周りとの関係性もある。あれは翔さんがいい動きをしてくれていたし、裏を取っていたので出せた。ああいうシーンを増やしていきたい。
(三門選手については?)去年もコンビを組むことも多かったし、一緒にやる時間が長かった。いろんなものを吸収したし、今の自分があるのはミカさんの存在というのも大きくある。そういった意味では、ピッチ上では敵同士ですけど、真剣勝負というか、勝負ができたのがすごく楽しかった。なんていうか、不思議な感覚がありつつ、感慨深いものがありました」

DF24
金井 貢史

「久しぶりの日産スタジアムでこのユニフォームを着て、F・マリノスのエンブレムをつけて戦えたのが、本当に嬉しかったし、勝てて良かったです。
でも、個人的には攻撃面で足を引っ張ってしまった。そのぶん、守備では絶対に穴を開けないことを心がけました。ウェリントン選手がサイドに流れてきたら体をぶつけて、ファビオにフリーで競らせたり。守備の役割は果たすことができたと思う。
でも、まだまだ満足していない。また練習からアピールして、サイドの連係を含めた攻撃力を磨いていきたいと思います」

GK1
榎本 哲也

「前半はチームとしてバタバタして、良くなかったですけど、先制点というのは、結果的にすごく大きいかなと。学のスーパーゴールが決まって、そこからみんな顔を上げ始めたというか、フンドシを締め直したというか、そういう感じがあった。今日の試合は、学の先制点がすべてかなと。
前節もマルちゃんが先制点をいい時間に決めているし、ああいうところで点を取ってもらえると、守備は失点ゼロで応えるしかない。まあ、勝てて良かったですけど、連戦だからか今日のことは忘れるって感じです。
(後半のビッグセーブについては?)あれは、ごちそうさまでした(笑)」

フォトギャラリー