Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 明治安田J1 2ndステージ 第3節 vsヴィッセル神戸

前半レポート

 前節から中3日、第3節のホーム連戦を迎える。相手はヴィッセル神戸。F・マリノスの先発は前節と同じ11人、サブも新井に代わり遠藤が入った以外の6人は同じメンバーだ。
 5月18日以来、約2か月ぶりとなるニッパツ三ツ沢での試合は、神戸のキックオフで始まった。
 スタート直後から、激しい攻撃の応酬となる。3分・F・マリノスが直接FKでカイケが強烈な一撃を見舞えば、4分・神戸の小林成がミドルシュート。7分・中澤のロングパスに齋藤が走ると、8分には神戸がコンビネーションからペドロ ジュニオールがダイレクトで狙う。
 その後も一進一退の攻防が続いたが、先制したのは神戸。18分、右からのCKをゴール前でニウトンがヘディングシュート。榎本が懸命に左へ飛んだが、ボールはネットに吸い込まれた。
 今ステージ初失点を喫したF・マリノスは25分、齋藤のクロスへ富樫が走り込む。32分には喜田のパスを受けたカイケが左からペナルティーエリア内に運んだが、厳しいマークにあってシュートには持ち込めない。42分にも神戸陣内で相手のフィードが流れたところをマルティノスが素早く拾ってドリブルしたが、ゴール前でシュートのタイミングを逸してしまった。
 前半は、1点のビハインドで折り返す。

ハーフタイムコメント

「守備はボールを失った時の切り替えを早くすること。
攻撃は相手の背後を突いていこう。
暑さが厳しいが最後まで走り切ろう」

後半レポート

 F・マリノスは選手交代を行い、中村が攻撃陣に加わりスタート。
 1分、ペドロ ジュニオールのドリブルを中澤がうまくストップすると、攻勢に転じる。4分・カイケから中村への的確なサイドチェンジパス、8分・マルティノスのドリブルからのクロス。流れをつかみかけたF・マリノスだが、10分、スルーパスからペドロ ジュニオールに2点目を奪われてしまう。
 嫌な形で追加点を奪われたF・マリノスだったが、敢然と反撃にかかる。そして失点から2分後、まず齋藤のクロスからカイケがヘッドでフィニッシュ、1-2と1点差に迫る。
 さらに畳み掛けるF・マリノス、次々に神戸ゴールに襲いかかる。しかし、いずれも得点には届かない。25分には金井のパスを受けた齋藤が右足シュートを放つが、惜しくもポスト左に外れた。齋藤、マルティノスの走力をベースにしたスピーディーなオフェンスは、その後も続く。32分には二人目の選手交代で遠藤がイン。
 そして37分、右サイドへのロングパスに懸命に走って追いついた中村が、右足でゴール前にクロスを送る。このボールにジャンプしたマルティノスが倒されてホイッスル。このPKを、中村が、一度左スミに決めた後にやり直しとなったものの、今度は右スミに流し込んだ。ついに2-2と試合を振り出しに戻す。
 F・マリノスは42分、3人目の交代カードを切り伊藤を投入し、迎えたアディショナルタイムは5分。F・マリノスは右サイドに展開、激しいマークにあいながらも齋藤が鋭くえぐって折り返す。このボールのリバウンドに詰めていたのがマルティノス。浮き球を、右足で押し込んだ。
 試合時間は残りわずかとなったが、逆転したF・マリノスは、全員が良く動いてシュートの場面を与えない。ラストプレーとなった相手のFKも集中して防ぎ、マイボールとしたところで試合終了のホイッスル。
 F・マリノスは、素晴らしい逆転勝利で開幕3連勝を達成。首位をキープして次節、中3日でアウェイのサンフレッチェ広島に挑む。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「まず、サポーターに“ブラボー”と言いたいです。0-2でリードされる苦しい展開だったのですが、彼らが12番目の選手として我々に大きな力を与えてくれて、逆転することができました。本当に、サポーターに感謝したいと思います。
ゲームに関しては、試合の立ち上がりが良くありませんでした。疲労もあったと思います。特に守備への切り替えのところ、戻りのところがずいぶん遅かったです。
攻撃面では、中盤で数的優位がつくれずに、ビルドアップもうまくできていませんでした。
ただ、後半に俊輔が入ってからは、すべての面を全く違う内容に変えることができたと思います。そして我々は、フィジカル的にも最後まで強さを発揮することができて、このような結果につなげることができたと思います」

質問:後半に中村選手が入ってから展開が変わったのですが、逆に中村がいないとうまくいかないというのは、チームの課題ではないでしょうか?
「俊輔に関しては、足首のケガがありましたので、数週間、十分なトレーニングができていませんでした。それでフィジカル面が、やはり落ちてしまいましたので、今、少しずつフィジカルの状態を整えているという状態です。
今日、彼はチームにとって決定的な働きをしてくれたと思います。特にビルドアップのところで、彼のクオリティーを十分に発揮して、チームに自信とビルドアップのクオリティー、攻撃のクオリティーを引き出してくれました。チームの力を引き出してくれました。
今後も、彼のフィジカルの状態が、もっともっと上がってほしいと思っています」

質問:次節、広島戦ですが、非常に良い状態で乗り込めるのではないでしょうか?
「この3連勝というのは、我々にとって自信になります。けれども、広島との一戦は、非常に難しいゲームになると思います。
ただ、今日の後半のようなプレーができれば、つまりメンタル面、フィジカル面の強さというものを発揮することができれば、広島でも良い結果を出せると思っています。この勢いをもって、連勝を続けていきたいと思います」

試合後コメント

FW17
富樫 敬真

「立ち上がりに失点して難しい展開になりましたが、それでも前半は自分のやるべきことを、しっかりやったという感覚はありました。
リードされていた展開なので、後半は間違いなく俊さんに代わると思っていた。俊さんが流れを変えてくれたと思います。
今日の勝ち方を見ても、チーム力は間違いなく上がっていると感じている。僕は僕で、また次に試合に出たとき、自分の仕事ができるよう、そして勝利に貢献したいと思います」

FW9
カイケ

「自分たちの強みを見せて、勝つことができました。
学がいいクロスを上げてくれて、頭でそらせるだけでした。エリア内では、いつも相手のマークを外して、フリーになることを心がけている。今日は、それができました。
最初に点を決められて難しい試合になったが、しっかりと気持ち、闘志を見せて逆転できた。気持ちを見せられたことが勝利につながったと思います」

GK1
榎本 哲也

「今日は、俺は何もしていなかった(苦笑)、本当に。
2失点目は1対1だったとはいえ、あのコースは絶対に捕らないといけない。
チームも選手もそうだし、この三ツ沢の会場も雰囲気が良かった。1点取ったあとに、逆転できるんじゃないかという雰囲気にさせてもらえた。GK、フィールドプレーヤーのみんなが、その雰囲気をつくってくれたサポーターに感謝している。本当に『ありがとう』しかない(笑)」

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