Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 明治安田J1 2ndステージ 第5節 vsジュビロ磐田

前半レポート

 前節、終盤に追いついてのドローで今ステージ初の単独トップに立ったF・マリノスが、ジュビロ磐田を迎え撃つ。磐田とのホームゲームは、2013年以来、3年ぶりとなる。F・マリノスのスタメンは前節と同じ11人、磐田とは1stステージの対戦ではゴールラッシュして5-1の勝利をおさめている。
 F・マリノスのキックオフで始まった試合、最初に仕掛けたのは磐田。タテに速いボールを入れて、流れを引き寄せようとする。F・マリノスは、この攻撃をしっかりと受け止めてから、巻き返す。5分・喜田のフィードにカイケが走る。カイケはその1分後にも金井のラストパスで裏を狙った。さらに10分、中村のショートパスから、またもカイケ。ショートを打ったが相手DFに当たりCKに。
 その後も中町、中村がトップを追い越して裏のスペースを突くなど、多彩な攻めで相手守備を揺さぶる。
 20分からはポゼッションで優位に立ったF・マリノスが、両サイドを使いながらじっくりとボールを回して崩しにかかる。22分・リバウンドを喜田がダイレクトシュート、24分・中村のロングパスからカイケのクロスで磐田ゴールに迫った。すると、その1分後に決定機が生まれる。中村のパスカットから切り替えて、ショートカウンターに移り、すぐに前方のカイケにボールを送る。カイケが右のマルティノスに渡し、ゴール前に走る。そしてマルティノスのクロスをダイレクトシュート。巧いタッチで左足シュート。鮮やかにゴール左に決まった。カイケの今ステージ3点目のゴールで、F・マリノスが先制した。
 その後もF・マリノスのペースは変わらず、何度か追加点のチャンスを迎える。33分・カイケ、35分・中町のシュート。しかしゴールを捉え切れず、スコアは1-0のまま。前半は、F・マリノス1点のリードで折り返す。

ハーフタイムコメント

「攻守の切り替えを素早く。
後半、しっかり集中してゲームにはいろう」

後半レポート

 集中して入れたF・マリノスが、先手を取りサイドを起点に磐田陣内に攻め入る。4分、左サイドで金井のヒールパスをもらった齋藤が、ドリブルから深くえぐって折り返す。6分には、粘り強くセカンドを拾っての二次・三次攻撃、惜しいシーンが連続した。
 対する磐田も外国人アタッカーを中心に反撃。9分、クロスからのヘディングシュートが左スミに飛んだが、ここは榎本が素晴らしいセーブで防いだ。
 その後も、激しいオフェンスの応酬が続く。F・マリノスは、CBコンビが磐田の得点源・ジェイを抑えるなど決定機を与えなかったが、17分、磐田のボランチ川辺にミドルシュートを決められてしまった。
 追いつかれたF・マリノスは、すぐに勝ち越しを目指して攻めかかる。18分、左からマルティノスがクロスを送るが、惜しくもカイケに合わずボールは右に流れた。そして26分、カイケに代えて伊藤を投入。29分のピンチを榎本の好セーブで逃れると、31分・小林がグラウンダーの鋭いクロス。だが磐田DFが懸命にクリア。35分にもF・マリノスは鋭いカウンターからマルティノスが持ち上がり、CKをゲットする。
 その後もF・マリノスは、39分・マルティノスのパスから齋藤、43分・ワンツーから伊藤の左足シュートなどいい形をつくるが、ゴールネットを揺らすことができない。
 アディショナルタイムは4分。48分・オーバーラップした金井のクロスからの分厚い攻めも、シュートはブロックにあう。結局、何度もチャンスをつくりながらも2点目が奪えなかったF・マリノスは、2試合続けてのドロー。今ステージ5試合負けなしとはなったものの、複数得点がストップ、順位も3位と一歩後退した。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「たくさんのチャンスがあったゲームでした。
前半は、我々がゲームを非常にコントロールできていたと思います。ただ、前半の間に2-0にしておかなければなりませんでした。
後半は、守備を生かしてゲームをコントロールしたかったのですけれども、失点をしてしまいました。磐田に数少ないチャンスから素晴らしいゴールを決められてしまいました。
ただ、最後、特に後半の残り15分で、チャンスをたくさんつくることができました。
今日のゲーム全体を振り返ると、やはりチャンスの数からいっても、我々がもっと点を取らなければいけない展開でした。論理的に考えると、3-2か4-2にの結果になっていた、いや、結果にすべきゲームだったと思います」

質問:立ち上がり、前半の22分ぐらいまで、中村が数回、ボックス内に走り込む動きがありましたが、それは監督の指示でしたか?
「まず最初に言えることは、彼は非常にインテリジェンスのある選手で、いつ、そういうプレーをすべきかということを分かっています。
そして磐田が高い守備ラインを取ってくるということは、ゲーム前から分かっていました。
今日の中村は、ゲーム全般を通して、非常に良いパスを何本も通していました。ワンタッチでの裏へのパスなど、本当に素晴らしかったと思います。彼のプレーを称えたいと思います。そして、ゲームの最後の方、終盤にも良いパスを送っていました」

試合後コメント

「多少オープンな展開にはなりましたけど、試合運びを全員で統一できていれば問題はないと思います。仕留められればいいし、しのげればそれでいい。
この勝点1を、どのように意味のあるものにしていけるか。これからの自分たち次第で、いくらでも変わっていくと思う。
前回はアウェイで追いついて引き分け。今回はホームで追いつかれて引き分け。下を向く必要は全然ない。自分たちの捉え方次第だと思います。
ゲームを落ち着かせるには、周りとの距離感や兼ね合いにもよるけれど、それでも自分がチームをコントロールする力をどんどんつけていきたいと思います」

DF24
金井 貢史

「前半の自分のシュートは、いい感覚で打てました。あれは決めなきゃいけなかったし、2点目を取れれば試合を落ち着かせることもできたので、悔しいです。
失点シーンは、一瞬を突かれました。自分がもっと寄せ切っていれば問題がなかった。
チャンスはあったのだから取れるときに取らないと、押し込まれる時間帯も増えてしまうし、ワンチャンスで失点してしまう。また課題を反省して、次に向けて準備したいと思います」

MF10
中村 俊輔

「前半の先制点のように、しっかり決めてくれるといい。後半も何度かチャンスがあったけど、決め切れなかった。ゴール前のチャンスはつくれているけれど、ゲームの駆け引きとかも必要。ゆったりと攻めながら押し込む。遅攻というとネガティブな響きに聞こえるかもしれないけど、そういうこともやっていかないといけない。
攻めて、取られて、また取り返して攻めてだけでなく、大人のサッカーができなければいけない」

フォトギャラリー