Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 明治安田J1 2ndステージ 第7節 vs柏レイソル

前半レポート

 ここ3試合ドローが続くF・マリノスが、第3節のヴィッセル神戸戦以来4試合ぶりの勝利を目指し、アウェイに乗り込む。相手の柏レイソルは3連勝中で4位だ。
 F・マリノスの先発は、天野が久々にスタメンに出場、トップ下に入る。ワントップを務めるのはカイケ。
 陽が落ちて少し暑さ少し和らいだものの、気温30°をこえる厳しいコンディションは変わらないまま、試合はF・マリノスのキックオフで始まった。
 F・マリノスは積極的な入りで、2分・齋藤のファーストシュートに続いて、天野もミドルシュートを放つ。5分には、齋藤が相手ボールを奪ってカイケに渡し、右サイドへ展開する。
 対する柏もクリスティアーノにボールを集めて反撃。試合はエキサイティングな攻撃の応酬となった。9分・マルティノスへの天野のダイレクトパス、10分・ゴール前の混戦から天野のシュートとF・マリノスが柏ゴールに迫ると、14分には柏のチャンス。榎本が飛び出して競ったところをヘディングシュートを打たれ、ボールがゴールに向かって行ったものの、ここは喜田が懸命に戻ってクリア。窮地を救った。
 25分を回り、やや試合は落ち着いたものの、攻め合う流れは続く。19分、柏のFK。直接狙ったクリスティアーノの弾丸ライナーがワクに行ったが、榎本が好セーブ、CKに逃れた。
 終盤の40分、左CKからの二次攻撃、ペナルティーエリア内で齋藤が仕掛けて倒れたが、これはノーホイッスル。前半、スリリングな展開も、結局ゴールシーンは生まれず、0-0で終了。            

ハーフタイムコメント

「守備をもっとコンパクトに。
攻守の切り替えを早く。
集中していこう!」

後半レポート

 F・マリノスはマルティノスに代えて、遠藤がイン、二列目の右へ。2分、相手のCKをしっかりはね返すなど、後半もF・マリノスが集中した入りをみせる。そして6分、天野のクロスが相手のオウンゴールを誘い、先制に成功した。
 9分に柏の反撃を受けたが、榎本が好セーブ、ピンチを脱する。その後、F・マリノスは自陣での守備ブロックを敷く展開となるが、この守るべき時間帯で、守備組織のバランスを保ちながらしのぐ。21分、スルーパスを入れられたが、榎本がダッシュして抑え込んだ。
 22分、柏が二人目の選手交代、続いてF・マリノスも二人目の交代で伊藤がトップに入り、ここから流れを変えようというタイミングだったが、直後の23分、FKから同点ゴールを奪われ、F・マリノスは、試合を振り出しに戻されてしまった。
 だが、追いつかれたF・マリノスはフィジカルの強さを発揮して、徐々にペースをつかんでいく。そして29分、右CKから中町がヘディングシュート。このリバウンドを中町が自ら左足で押し込み、勝ち越しゴール。
 中町の今季リーグ戦4ゴール目で2-1としたF・マリノスは、38分に嫌な位置で間接FKを与えたものの、これを堅いブロックで弾き返し、その後は、逆に追加点のチャンスもつくっていく。
 アディショナルタイムは5分。49分にはカウンターから3人目の交代選手としてトップ下に入っていたパク ジョンスのパスから絶好機を迎えたが、惜しくもゴールならず。3点目こそ奪えなかったF・マリノスだが、ゲームをコントロールし、リードを守りタイムアップ。4試合ぶりの勝利で、勝点は14、順位も3位に上がった。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「今日は、非常に高い強度のゲームだったと思います。暑さもあって難しいコンディションでした。
良い試合の入り方ができて、最初の15分間、我々がゲームをコントロールできました。それで前半、我々がうまく進められました。
ただ分かっていたことですけれども、柏はカウンターが危険で、それに対しても我々はうまく対応できていました。
そして、今日は守備をしっかりすることができれば、勝利に結びつくだろうと予想していました。
同点になって、そこからフィジカル的に我々はまた強さを発揮することができました。
そして、ゲームの最後までカウンターを仕掛けるなど、我々の強さを出すことができました。もっと得点差を広げることができたのではないかと思います」

質問:今日はワントップとシステムを変えてトップ下に天野を起用しました。その狙いと、今日の天野選手のパフォーマンスの評価を教えてください。
「システムは同じで、入った選手の特長が違っていました。攻撃的なMFをあの位置に置いたということです。
中盤に、より人数をさくように、そして相手のプレッシャーが来ても、そこでしっかりボールをつなげるようにという狙いです。このプランがうまくいきました。
天野のパフォーマンスには非常に満足しています。私が要求したことにしっかりと応えてくれました。彼は良いパスが出せて、周りの状況が良く見えます。そして攻撃をつくり、それだけでなく守備もしっかりできます。そして彼は得点を挙げることにも貢献してくれました。
後半、交代の前のあたりで少しリズムが落ちてしまいましたが、久々のゲームでしたので仕方がないことだと思います。
今後もっと経験を積んでいくことで、彼はアカデミー出身でもありますし、今後もチームに大きく貢献してくれると思います」

質問:後半、勝ち越してから集中した守備ができていましたが、勝利を意識した時間帯はいつごろでしたか?
「私には、経験があります。ゲームは終わるまで分かりません。すぐに得点は入ってしまう、そういうものです。
ただ、ゲームの最後の方、柏が非常に疲れているなとみていました。そして私は、我々のチームのフィジカル的な強さ、そして戦術的な守備能力の強さには自信がありましたので、逆に得点チャンスを決めて、もっとスコアを広げられるのではないかとは思っていました」

質問:2ndステージ、ここまで負けがなく、良い位置につけています。ここから大事になってくるのは、どういう点でしょうか?
「今、今日もですが、選手が見せてくれている戦う姿勢、勝利にこだわる姿勢、これを続けることです。アウェイに来ても、自分たちのプレーをしっかり発揮して勝つということ。チームとしてのプレーがF・マリノスの強みですので、これを続けていくことだと思います」

試合後コメント

DF2
パク ジョンス

「監督から突然、トップ下に入れと言われました。間違いじゃないかと思いました(笑)。練習もしたこともなかったのですが、サッカー選手であれば、どのポジションでも一生懸命にやらなくてはならないので、あの場面、ボールが来たら攻撃的なパスという部分もやらなくてはならないと考えてプレーしました。
(監督からの指示は?)ちょっと押されていた場面で、バタバタしていたので、安定させろと言われました。あのポジションで、きちんとディフェンスをするようにという指示でした。
(アディショナルタイム、齋藤に素晴らしいパスを送り、追加点のチャンスという場面がありました)うまくトラップすることができたので、すぐに前を見ることができました。翔と学がいましたが、相手のマーカーの位置だと、学に渡した方がいい形になると思って、すっと出しました」

MF29
天野 純

「(リーグ戦出場まで長かった?)長かったすねえ。なかなか試合に出られなかったので、練習からやるしかないと思っていた。
何回か、くさりかけた時に周りの人が声を掛けてくれた。そうやって支えてくれた人たちに対して、まず今日の試合で気持ちを見せたかった。それが結果につながって良かったと思います。
1点目のクロスの時は、中でカイケが見えていた。4人であれだけ崩して、もう1回崩す必要はないなと思っていた。中に蹴れば何かが起きると思っていた。(クロスが)ブレたっぽいので、相手も触っちゃったと思う。結果オーライです。
CKは今週入ってからずっと練習をしていて、(2点目の)あそこは狙い目だった。あとはマチさんがしっかり決めてくれたので、マチさんに感謝してます。
自分は、まだまだ足りないことが山積み。何か達成している立場ではないので、ここからずっとやり続けるしかない」

GK1
榎本 哲也

「勝てたのは良かったけど、個人的には失点したことが悔やまれる。
あのクロスは難しかったけど、自分が前に出てチャレンジすれば、また違った結果になっていたし、楽になったと思う。相手のFKは速いボールを意識していたけど、自分が行けたかなという感じがしていた。
後半のオリヴェイラ選手との1対1は、自分の間合いに持ち込んで防ぐことができた。次は失点ゼロで勝てるよう、修正していきたい」

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