Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 天皇杯 2回戦 vs福島ユナイテッドFC

前半レポート

 天皇杯の初戦、J3の福島ユナイテッドFCと戦う。F・マリノスのスタメンは、水曜日の大宮アルディージャ戦とDFラインは同じだが、GK飯倉、MF天野・前田、FW富樫と4人が代わって先発に名を連ねた。なお福島とは2009年の天皇杯でも対戦しており、この時は4-1でF・マリノスが勝利を収めている。
 F・マリノスのキックオフで始まった試合は、両チームとも慎重な立ち上がり。F・マリノスは相手の守備ブロックを強引に崩しにはいかず、細かくパスをつないでビルドアップを図る。7分、齋藤のドリブルでつかんだFKを天野が蹴ったが、相手にクリアされる。9分にもF・マリノスは、パク ジョンス、齋藤、伊藤とつなぎ、最後は伊藤のラストパスを前田が狙ったが、シュートはクロスバーをこえた。ボールポゼッションで優位に立ったF・マリノスが、その後も17分・伊藤、21分・前田がクロスをゴール前に送るが、ターゲットに合わない。さらに35分、齋藤がシュートを放ったが、GK正面に。
 ペースを握ったF・マリノスだが、45分・前田がえぐって折り返したボールも直接GKの両手に収まるなど決定的な場面はつくれず、0-0で前半を終了。

ハーフタイムコメント

後半レポート

 先制したいF・マリノスだが、なかなか相手の守備ブロックを破れず攻めあぐむ展開が続く。7分の連続攻撃もいい形に持ち込めず、12分の金井のクロスもGK正面を突いてしまう。
 13分、14分と福島の反撃でヒヤリとされられると、F・マリノスベンチは動き、18分・カイケ、19分・マルティノスと立て続けに交代カードを切ってアタッカーを投入し、攻撃の活性化を図る。すると22分、齋藤のスルーパスを裏に抜けた前田が左足シュート。しかしクロスバーを直撃する。
 25分を回ると、福島の反撃で互角の展開。27分、F・マリノスがクロス攻撃をすれば、31分には福島がバイタルで鋭いパスを使ってゴール前に迫る。33分にはF・マリノス、カイケのクロスを伊藤がヘディングで狙ったが、左に外れた。
 35分を過ぎてからはF・マリノスがコーナーキックからチャンスを迎えたが、37分・カイケ、45分・中澤とヘディングシュートはワクを捉え切れず、0-0のまま後半も終了。勝負は延長戦へ。

[延長前半]
 先手を取ったのは福島。茂木が左足シュートを放つが、飯倉ががっちりとキャッチ。F・マリノスは4分にCK、,5分に左右からのクロスと福島ゴールに迫るが、得点には至らない。
 そして12分、3枚目の選手交代で、ケガから復帰した中町をピッチに送る。14分からF・マリノスが連続4本のCKを迎えたが、決定的な場面はつくれず、延長前半を終了。

[延長後半]
 2分、0-0の均衡を破ったのは、途中出場の中町だった。CKからのクリアボールをマルティノス、栗原が粘ったところを左足でフィニッシュした。
 先制したF・マリノスは5分、9分とピンチを迎えたが、飯倉の好セーブなどでゴールを許さない。すると10分、カウンターからのチャンス。マルティノスのパスでフリーとなっていたカイケが右足でシュート。これが決まり、リードを2点に広げた。
 アディショナルタイムは4分。F・マリノスは、16分のピンチも飯倉が強烈なシュートをファインセーブするなど、無失点のままタイムアップ。F・マリノスは苦しみながらも、3回戦に駒を進めた。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「今日は試合が長かったので、試合を総括するのも長くなります。
非常に複雑なゲームでした。といいますのは、まず我々には疲労があって、エネルギーが足りませんでした。そして、もちろん福島を称えたいと思います。非常に堅い守備で、なかなか得点を挙げることができませんでした。
カップ戦で大事なことは勝ち抜くことですので、最低限のことはできたと思います。できれば、延長に入りたくはなかったのですけれども、勝ち抜けたことは良かったです」

質問:3人目の交代カードをなかなか切らなかったのは、中町選手を使いたくなかったということだったのでしょうか? またケガから復帰して決勝点を挙げた中町選手の評価は?
「中町は、ケガをしていて戻って来ました。今日の予定としては、時間的に少しゲームに出す予定でいました。
ただ問題は、攻撃面をもう少し活性化させる必要がありましたので、先にカイケとマルティノスを投入しました。それによって残りの交代枠が一つになりました。
そして、ピッチに残っている選手の中で、栗原とパクにかなり疲労が見えていました。一人少ない10人になるのは避けたいという事情がありました。ですので、二人の状況を見ながら、中町を投入する機会を待っていたというところです」

質問:スタメンで使った前田、天野、富樫という若手に期待をして送り出したと思いますが、少し積極性が欠けていたのではないでしょうか?
「天野に関しては、ビルドアップの局面での関わり、ここは悪くなかったと思います。ただ、そのあと最後、相手の裏を取っていく、そこでのスピードアップが足りませんでした。
前田に関しては、ボールコントロールですね、そこが今日はが欠けていました。かなりいいチャンスが何度かあったのですが、やはり最後で早くプレーをしようとして、あわててしまっていました。
敬真は、最近、試合時間という面であまり試合に出ていませんので、試合のリズムに慣れるというところができなかったと思います。
でも、連戦の中で全員で戦っていくということが必要ですので、今日、出た選手は、よくやってくれたと思います」

質問:15日間で5試合、しかも3種類の大会、このスケジュールについては、どう受け止めていますか?
「とにかく、選手が回復するのが大変です。でも我々は、どの大会も勝ち抜いていきたかったので、今できる最善のことをして、やりくりをしているというところです」

試合後コメント

GK21
飯倉 大樹

「天皇杯は結果が大事だし、勝って次に進めたことが何より。
僕個人としても、久しぶりにゼロで抑えられて良かった。
今日、出場して、この後に続く仙台戦も出なければいけない選手がいるので、彼らのためにもサポーターの皆さんの後押しが必要になります」

DF13
小林 祐三

「最初のチャンスに決めていれば、こういう展開にならなかったけど、サッカーとはそういうものなので。
連戦は続くけど、試合ができることはサッカー選手として嬉しいこと。次の試合が終われば、また1週間空くので、頑張りたい」

DF22
中澤 佑二

「疲れました。この歳で4連戦、しかも今日は120分。ここで、また一つ自分の中の壁を越えることができるか。2日間でしっかり自分を追い込んでいきたいと思います」

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