Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 明治安田J1 2ndステージ 第12節 vsアルビレックス新潟

前半レポート

 公式戦3連続完封勝利と好調のF・マリノスが、ホームにアルビレックス新潟を迎える。F・マリノスは、前節のベガルタ仙台戦からスタメンを2人入れ替える。左サイドバックに金井、中盤にマルティノス。また中村が2か月ぶりにベンチ入り、さらにユースの坂本も控えメンバーに入った。
 試合は、新潟のキックオフで始まった。2分にラファエル シルバにファーストシュートを打たれるなど、序盤は新潟が先手を取る。F・マリノスの反撃は11分、パスをつないで兵藤が裏を狙いコーナーキックをゲット。この左CK、兵藤のキックがファーにこぼれたところを伊藤が右足シュートを放ったが、GK正面を突いた。
 新潟のコンパクトなラインに、F・マリノスはなかなか起点がつくれない。DFラインの裏を狙って、21分・伊藤から兵藤、24分・小林から前田とダイレクトで裏を狙うも、パスがつながらず、ボールはラインを割った。
 しかし29分、兵藤が素早い動きからフィニッシュに持ち込む。まずマルティノスがキープしてタメをつくり、タイミングよくオーバーラップした金井にボールを送る。金井は左からクロス。ゴール前に走り込んだ兵藤は、DFの間に身体を入れてトラップする。そして、この浮き球を右足でキック、コントロールされたシュートが左スミに決まった。
 兵藤の2試合連続得点で先制したF・マリノスは、新潟の反撃を受けるが、堅い守備でゴールを許さない。41分、中澤がグラウンダーのクロスをクリア。42分には栗原が身体を張って相手のドリブルをストップ。そして44分、榎本がラファエル シルバの巧いシュートを右手でポスト外に弾き出す。前半、1点のリードで折り返した。

ハーフタイムコメント

「攻撃はシンプルに。
守備はもっと連動すること。
後半、オープンな展開になったら。リスク管理をしっかりやること」

後半レポート

 リードしたF・マリノスが開始早々、新潟陣内に攻め込む。2分・金井のハイクロスに続き3分、栗原がセカンドボールを拾うと右へ送る。パスを受けた中町はペナルティーエリア右外から思い切って右足を振り抜く。鋭い弾道の一撃が、ゴール左スミに突き刺さった。
 リードを2点に広げたF・マリノスは、前へ出て来た新潟のオフェンスを跳ね返す。6分のFKを榎本が抑え、7分のミドルシュートは中澤が身体を張ってブロック。13分、コルテースの仕掛けにも小林が対応し突破をさせない。そして15分にはロングボールからラファエル シルバにドリブルシュートを打たれたが、榎本が好セーブでしのいだ。
 20分、最初の選手交代で天野がピッチに入る。ここから攻守を整えたいところだったが、22分、新潟にサイドから仕掛けられ、ゴール前のラファエル シルバにゴールを奪われた。
 公式戦4試合ぶりの失点を喫したF・マリノスは、1点差に迫られ、攻撃への意識を高める。すると25分、天野がドリブルで守備を崩し前田にパス。ボールを受けた前田は右サイドから切れ込んで豪快な左足シュート。これが鮮やかに左スミに飛び込んだ。前田の今季公式戦初ゴールで3-1と再び2点差としたF・マリノスは、29分にもチャンスを迎えるが伊藤の左足シュートはクロスバーの上へ。
 31分に2人目の選手交代で齋藤がピッチに送られてからは、リスク管理をしながらも、時折り鋭く新潟ゴールを目指すなど、攻守に流れをつかむ。 
 アディショナルタイムは4分。相手陣内で落ち着いてボールをつなぎ、うまく時間を使いながら試合終了のホイッスルを迎えたF・マリノスは、これで公式戦4連勝。なお3点以上を奪っての勝利は、3節の神戸戦以来、約2か月ぶりのことになる。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「14時キックオフの試合で、非常にコンディションが難しいゲームでした。熱さ、湿気があって、自分たちのパスのリズムを出すのが非常に難しかったですね。それに加えて、今日はピッチも少し荒れていました。けれども、何度か自分たちの素晴らしい連動性からチャンスをつくることができて、1点目もそこから生まれました。
ハーフタイムに、いくつかの戦術的修正をしました。そして違いを生み出すことができました。後半はカウンターからたくさんチャンスをつくれて、非常に素晴らしい勝利でしたし、サポーターのたくさんの声援のおかげもありました」

質問:今日は左サイドが非常に機能しました。今まで右サイドでのプレーが多かったマルティノスが、今日は左サイドで非常に良いプレーをしたと思いますが、その点はどうでしたか?
「今日は、マルティノスを称えたいと思います。それは、特に守備の方です。守備への戻り、そしてボールを奪うところで非常に貢献してくれました。試合の最後の最後まで、戻るというところをやってくれました。
そして前田は、より右のサイドで経験があって、右の方が機能しやすので、右で使いました。マルティノスは左サイドもできるということが分かっていましたので、今日は左サイドで起用しました。
この突破力のある二人を両サイドに張らせて、それによって相手のディフェンスラインを広げたいという狙いが、攻撃面ではありました。
マルティノスは攻守において、チームの約束事を守って、貢献してくれたと思います」

質問:今ステージ、一つ負けると脱落する可能性がある熾烈な優勝争いの中で戦う心境は、いかがですか?
「まず最初に言っておくことは、今日、自分たちがやったことに非常に満足しています。嬉しいです。
2ndステージは、まだ1敗しかしていません。それも0-1の惜敗です。
そして我々のチームには多くの若手がいて、試合に出ています。22歳以下が、チームの約50%います。そのほとんどすべての若手が、ここまで試合に出ています。まず、このこと自体が、F・マリノスとしての一つの勝利といえると思います。このことを皆さんに、ぜひ気づいてほしいと思います。
そして、もちろんカップ戦も含めたすべての大会で、最後の最後まで上りつめることができるのか、どうか? それを見ていかないといけません。
そして今、ケガ人がたくさんいますので、それらの選手が早く戻ってくることを望んでいます。それによって、この3つの大会を戦っていくことができます」

試合後コメント

FW20
マルティノス

「いいゲームだったと思います。新潟もいい選手がいましたが、私たちはそれを恐れることなく、ゲームを支配できました。
自分もゴールを期待されていたと思いますが、それより大事なのがチームが勝つこと。チームの勝利を優先して、プレー面では最善の選択ができたと思います。
今日は久々のホームゲーム。チーム・クラブ・サポーターが一つになって戦えた試合でした。いつものように、サポーターがいい後押しをしてくれました」

MF8
中町 公祐

「自分のゴールは、勇蔵さんがいいところに出してくれました。それを含めて、どの得点も効果的な時間帯に決められたんじゃないでしょうか。
試合全体としては、お互いのディフェンス陣がキツかった。緻密でスキのない試合ではなく、どっちかというと大味な試合。どちらにもチャンスがあって、能力勝負みたいなところがあった。
4-1-4-1のやり方は2試合目だけど、ある程度やっていくなかで消化できている。相手のフォーメーション次第ではハマるけど、課題は、試合のなかでやり方を使い分けながら、対応していければいいと思う。
とりあえず、次の川崎戦ですね。今日勝たないことには、セカンドステージ優勝する上で挑戦権が得られないので、勝てて良かったです」

DF4
栗原 勇蔵

「(2点目のシーンは?)チームで一番厳しくというか、しつこく言われているのがあの守備なんで。そこを忠実にやれて、それが得点に繋がったので、そこに関してはすごく良かったかなと。
前に残っている選手のリスク管理は、監督が就任して1年何か月が経つけど、いまだにビデオを見させられて、ディフェンス陣が言われること。意外にそこができていないチームが多いし、今日に関しては相手よりも速く反応できて、いいポジションにいたので点に繋がった。それで試合も、だいぶ楽に進められたと思う。
アシストといっても、マチのはシュートは簡単じゃない。シュート練習をやっても何本かに1本入れられればいいかなというぐらい難しいシュートを入れてくれた。そこで俺にアシストが付いたのは、ラッキーなだけ(笑)。
(明日、誕生日?)33歳ですね、やばいですね。ひと昔前だったらとっくに引退していたんじゃないかな。今の時代で良かったです(笑)」

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