Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 ルヴァンカップ 準決勝 第1戦 vsガンバ大阪

前半レポート

 決勝進出の座をかけた準決勝、ガンバ大阪との対決はアウェイからスタート。F・マリノスは土曜日のヴァンフォーレ甲府戦から先発を3人入れ替えて、右サイドバック・小林、CB・栗原、ボランチ・喜田が入る布陣で臨む。
 試合は、G大阪のキックオフで始まる。ともに慎重な試合運びをする中、最初のチャンスをつかんだのがF・マリノス。8分、G大阪の後方でのボールのつなぎが乱れたところを見逃さず、マルティノスがボールに追いついてペナルティーエリア内で左足シュート。しかし惜しくも左に外れた。
 10分を回るとややG大阪のペース、ボールを受けようとするF・マリノスの選手に激しく寄せて、マイボールにするとすぐ前線に展開する形を何度もつくった。F・マリノスは、19分に裏へラストパスを入れられたが、GK榎本が判断良く前に出て抑えた。
 20分を過ぎてから雨足が非常に激しくなり、強い雨がピッチに降り注ぐ。そんな中、25分ごろに接触プレーで倒れた栗原がピッチ外に出る。F・マリノスは、29分に栗原からパク ジョンスに交代するまで、10人での戦いをしいられたものの、全員が身体を張って失点を防いだ。
 雨が止み迎えた31分、F・マリノスは大きなピンチを迎える。カウンターから伊藤が持ち上がり複数に囲まれてドリブルを止められた直後のことだった。ゴール前、クロスからのヘッドでの折り返しを倉田にフリーで打たれたが、榎本がビッグセーブ。ワクを捉えていたシュートを弾き出した。
 35分からは、F・マリノスが攻撃の形をつくる。37分、天野のヒールパスをマルティノスが左足シュート。43分には右サイドで起点をつくり、空いたスペースに天野がうまく走り込み、ボールを受けるとすぐに左足を振り抜いた。しかしシュートはGKに阻まれた。前半、攻撃的な試合内容ではあるもののゴールを生まれず0-0で折り返す。

ハーフタイムコメント

「攻撃はサイドを有効に使っていこう。
守備は意思統一をしっかりすること。
攻守の切り替えで遅れないこと」

後半レポート

 立ち上がり、F・マリノスは自陣でG大阪のセットプレーを跳ね返す。2分のFKに続き、3分のCK、ヘディングシュートを合わせられたが、榎本が素晴らしい反応、タッチしたボールはポストに当たった。4分にはサイドアタックを受けたが、マルティノスが粘り強くマークして突破を許さない。
 反撃に移ったF・マリノスは、8分、パスを細かくつないで、最後は天野が左足ミドル。その1分後には左からの金井のシュートをゴール前の中町がヘッドでワンタッチしてコースを変えたが、惜しくも右上へ。
 0-0の均衡が続く中、まず動いたのはG大阪。11分、16分と立て続けに2枚の交代カードを切った。しかしF・マリノスのゲームコントロールがやや上回り、G大阪陣内に攻め込む。17分の前田のミドルシュートに続き、22分には喜田がドリブルでバイタルまで持ち上がり、セカンドボールを天野が拾って左足シュート。ボールは左スミに向かったが、これもGKの好守備に阻まれた。さらに25分も前田のクロスからの二次攻撃で金井がフリーで狙ったが、クロスバーをこえていく。
 32分、後半最初の選手交代で富樫がワントップに入ってからも、F・マリノスが豊富な運動量とリズミカルなパスで主導権を渡さない。42分・サイドアタックを喜田がストップしてボール奪取。44分には天野のパスを富樫がゴール前、頭で合わせたが、シュートは右外へ。
 アディショナルタイムは4分。互いに攻めたものの決定的なシーンは訪れず結局スコアレスドローに。4日後の10月9日の第2戦が、勝負となる。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

「今日は、非常に良いゲームだったのではないかと思います。両チームとも、攻撃的にプレーをしていました。
特に我々は、後半にゲームをコントロールできていたと思います。そして守備の方も、うまく機能して0点に抑えることができました」

質問:早い時間で栗原選手が交代しましたが、どういう状態でしょうか?
「まだドクターからの詳しい報告は受けていません。ただ、感じとしては、軽くないケガではないかと思います」

質問:チャンスをつくりながらも決定機で外すシーンが多かったのですが、次の試合で、どのように修正しますか?
「まず大事なことは、流れの中でチャンスをつくるということです。チャンスを多くつくるということです。その中でも、確かに私としても、最後の決め切るところを期待していたのですけれども、リアリズムの部分が足りませんでした。
ビルドアップや裏を取るところ、そこまではできていますので、やはり最後のシュートを決め切るというところを向上させなくてはなりません。決め切ることで、そこまでの攻撃のすべてが完結することになると思います。
ただ、皆さんご存知のように、ゴールを決め切るというのは、サッカーで一番難しいことです。ですのでトレーニングを続けていくしかありません。次の試合までは時間があまりありませんが、次の試合にゴールを決めてくれることを選手に期待したいと思います」

試合後コメント

FW20
マルティノス

「このスタジアムは、自分が最初にゴールを決めた場所。でも、それはリーグ戦のことで、これはカップ戦。まったく違う試合になることは分かっていたが、すごくいい試合ができたと思います。
チーム全体として守備的にうまく戦えた。ホームのチーム相手に、そこまでチャンスを与えなかった。難しい試合だったけど、次につながった」

DF2
パク ジョンス

「前半の途中出場は予想しないことだったが、ストッパーとして、いつもいい準備はしていました。
ディフェンスはもちろんですが、やっぱりビルドアップが大事。自分のところで簡単にクリアしちゃいけない。うまくつなげれば、F・マリノスにはうまいMFが多いので、そこでも簡単に取られず攻めることができます。ストッパーですが、ビルドアップの起点になるよう心がけました。
ガンバには、タイプの違うFWがいます。パトリック選手は体が強いし、相手をブロックしたり、スクリーンプレーがうまい。アデミウソンは去年、F・マリノスで一緒にやった選手ですが、スピードがある。ただ一人で守るわけじゃない。MFの選手と声を掛け合って、連係しながら守ることができた。
0-0という結果は、良くもなく悪くもない。ホームでは勝たなきゃいけないので、いい緊張感を持ってやりたいと思います」

DF22
中澤 佑二

「哲ちゃんが頑張ってくれた。相手のキーパーも良かったし、どっちに転んでもおかしくない試合。両方に点が入るチャンスはあったけど、ウチとしては最低限の結果は得たと思う。
欲を言えばアウェイゴールが欲しかったけど、次は1-0で勝てばいい。
ただ、今日のガンバは遠藤保仁選手が出ていなかったので、次の試合も同じイメージで臨むとギャップが生まれる。セットプレーの質も含めて、気をつけなきゃいけないことも増えてくる。
学にいい報告ができるよう、頑張ります!」

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