Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2019 明治安田J1 第13節 vsジュビロ磐田

前半レポート

 日産スタジアムで連勝を目指すF・マリノスは、ゲームキャプテンを務める扇原をはじめ、前節のヴィッセル神戸戦と同じ先発メンバーで臨む。
 厳しい日差しが照りつけ気温30℃をこえる暑さの中、F・マリノスのキックオフで試合スタート。序盤から、F・マリノスがキレの良い動きでスピード感あふれる攻撃を見せる。2分・早いリスタート、扇原のキックに仲川がペナルティーエリア付近へ走った。4分には喜田のパスを受けた仲川が右からクロス。マルコス ジュニオールが絡んでこの試合最初のCKをゲット。6分にはオフサイドとなったもののティーラトンのダイレクトパスからエジガル ジュニオが裏を狙った。
 その後も10分・遠藤のカットインからのミドルシュート、14分・マルコス ジュニオールとエジガル ジュニオのコンビネーションなどで相手守備陣を揺さぶる。さらに16分にはエジガル ジュニオのパスから仲川が左足シュートを放つが、これは相手GKの好セーブに阻まれた。
 飲水タイムをはさんでから、F・マリノスがさらにギアを上げたオフェンスを披露する。35分・ダイレクトパスを数本つないで仲川が左足シュート。38分・ティーラトン、マルコス ジュニオールを経由してエジガル ジュニオが鋭い一撃を見舞う。
 そして40分、右サイドで起点をつくり、マルコス ジュニオールが持ち上がりクリアを拾って左足シュート。正確にコントロールされた軌道で、ボールは左サイドネットに飛び込んだ。
 マルコス ジュニオールの今季7点目で先制に成功したF・マリノスは、その後も優位に試合を進め、前半を1-0で折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「ボールをすばやく動かしてスペースを使っていこう。
セットプレーを簡単に与えないこと。
ロングボールの競り合いは相手より先に触り、セカンドボールをマイボールにすること」

後半レポート

 後半もF・マリノスがゲームをコントロール。2分・扇原のラストパス、3分・仲川のクロスで攻勢に立つ。7分はマルコス ジュニオールにパスを仲川が走りペナルティーエリア内で倒れたが、これはノーホイッスル。11分には、遠藤のクロスをエジガル ジュニオがヘッドで合わせた。
 12分・13分と磐田の反撃を受けたがチアゴ マルチンスと畠中がシュートやクロスをがっちりブロック、決定機を与えない。15分、今度は攻撃に移る。セカンドボールを奪った喜田からマルコス ジュニオールへ展開。マルコス ジュニオールのラストパスをもらった仲川が左足シュート。鮮やかに左スミにフィニッシュした。
 仲川の今季4ゴール目でリードを広げたF・マリノスは、攻撃の手を緩めない。17分・エジガル ジュニオの左足シュートに続き、1分後にも相手ゴールに襲いかかりPKをゲット。これをエジガル ジュニオが左スミに決めて、3-0とした。
 飲水タイム後の28分、磐田の反撃も、相手FWがキープしようとしたところを、和田がうまく詰めてサイドに蹴り出した。落ち着いてボールをまわしてリスク管理をしながら好機をうかがうF・マリノスは、29分、素早く攻撃のスイッチを入れて相手陣内へ。マルコス ジュニオールが、浮き球で左サイドを走っていた扇原にパス。扇原の折り返しを待っていたのはエジガル ジュニオ。右足で流し込んだ。
 4-0としたF・マリノスは、34分に選手交代で天野・三好と二人をピッチへ送り、好守を引き締める。40分には天野のFKを畠中がヘッドでミートしたが、これは惜しくも左ポストに当たった。
 その後もF・マリノスがゲームを支配。45分・遠藤が右足シュート。4分のアディショナルタイムに入ってからも遠藤のドリブル突破など攻める姿勢を貫き、最後は天野の右CKがGKの手に収まった直後、試合終了のホイッスルを迎えた。F・マリノスは前節に続き4得点で連勝。今度は完封勝利で勝点を24と伸ばした。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「本当に良いゲームができたと思います。
この難しい天候の中、一人だけではなくチーム全体で最後まで走り切ってくれました。たくさんチャンスをつくり、多くのゴールも奪えました。
選手全員の頑張りは、本当に勝利に値するものだと思います。本当に良かったと思います」

質問:いくつものポジションをこなしているマルコス ジュニオール選手は幅広い能力を示していますが、前節、そして今日のようなトップ下でのプレーについての評価を教えてください。
「本来のポジションではないところで出場している試合も多々あると思います。それはエジガルや李のケガの影響もありました。そういう状況のときにマルコスが様々なポジションを務めて、彼がいろいろなポジションでもやれるという能力を十二分に示してくれたと思います。本当に日々成長を遂げている選手だと思います。
また今日は、エジガル選手も良くやってくれていました。外国籍選手はピッチ内外で慣れるまでに時間を要しますから特に1年目が大変です。それにも関わらず、彼らはチームメイトからも慕われるなど、チームの一員として1年目から非常に良い結果を残し続けてくれています。
ここで止まることなく、成長し続けてくれることを楽しみにしています」

質問:前節、そして今日と新しいフォーメーションで、非常に良く機能しています。そしてレギュラーを務めていた天野選手や三好選手を控えにしていますが、この決断は難しかったのではないでしょうか?
「いえ難しい決断ではありません。まず三好も天野も、水曜日のルヴァンカップに出場していました。そして自分としては、誰がベストのポジションでやれるかというのを常に見ています。
ですから、今日のメンバーやフォーメーションを固定するというわけでは全くありません。次の試合に向けてまた準備をし、誰が出るかというのはまだ決めていません。わかりません。
勝つために最高のパフォーマンスをしてくれる選手を選ぼうと思っていますから、決断が難しいとうことはありません」

質問:スプリント回数がJリーグでトップですが、それを意識したトレーニングなどは行っていますか?
「スプリント回数だけではなく、走行距離などいろいろな部分でも、自分たちは良い数字を出し続けていると思います。
そのために、私は日々の練習から、いろいろなことを指示しています。それがピッチ上で出ているから、数字などの結果に表れているのだと思います。
また、続けることが大事です。今シーズンもそうですが、パフォーマンスに波があります。この波をどれだけ緩やかにしていくかが重要だと思いますし、自分たちの目指すパフォーマンスというものを、意識しながらやっていくことが大事だと思っています」

試合後コメント

「前節の神戸戦はアディショナルタイムで失点して後味の悪い終わり方でしたし、その後のルヴァンの長崎戦も悔しい結果に終わったので、今日は試合の入りのところから集中しようと思いました。
うまく入れましたし、しっかり得点を重ねて、自分たちの良さがすべて出たゲームだったと思います。
この暑いなかでも選手はどんどんスプリントして、走って仲間を追い越して、見ている人も楽しく、やっている僕らも楽しいゲームでした。
また今まで自分が出た試合のなかでも、すごく手応えを感じられて、自信がついたゲームだったとも思います。
それに、どういうふうにすれば失点を減らせることができるか、見えてきたゲームでもあると思いました。今日はそういう部分を意識してやれたゲームでした」

「F・マリノスのサッカーにだいぶ慣れてきましたが、もっともっと慣れていきたいと思います。
ふだんの練習から、自分がどのポジションを取ったら周りがどう動いてくれるのか、しっかりやっています。練習のときから仲間がサポートしてくれますので、実戦でもやりやすいです。ホントにチームメートに感謝したいです。
(今日は暑かったが)暑いのは自分は平気ですが、タイは夜になると涼しい。日本の場合は朝から晩まで暑苦しいです。夏というだけで何もしたくない(笑)。これから本格的な夏ですが、結果を残せるよう頑張ります!」

「気温に関しては結構、やりづらい気温と理解していた。そのなかでチームとして頭に叩き込んだのは、ウチよりも相手のほうがこの中でやりづらいという点でした。
自分たちは、その中でも“やってやる”という気持ちでいた。そういう中でこの一週間で準備して、そういう意識を持って臨みました。
(マルコス選手の1点目のあとのゴールパフォーマンスについては?)実際、前もってマルコスたちと話をして、そういうふうにやろうということで、ああいう形で実際にやってみた。まあ、面白いかなと思ったし、楽しかったです(笑)」

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