残念なのは、自分たちがたくさんチャンスをつくった中で、決め切れなかったところです。やはり、相手の前線は素晴らしい選手がそろっています。
そういう相手と対戦して、チームとしても個人としても良い経験になったと思います。またマンチェスター・シティも我々と対戦したことが良い経験になったのではないでしょうか。
そして、両チームとも大きなケガがなかったことも幸いだったと思います」
質問:いつも以上に激しいプレスをかけていたように見えましたが、試合前どういう指示をして選手を送り出したのでしょうか?
「この試合だからと、特別に出した指示はありません。いつもどおり、前からプレスに行こうという、自分たちのサッカーを行なっただけです。
相手は常に後ろからつなごうと意識していますから、自分たちは、それをさせないため、アグレッシブに前から行ったというところです。
相手にロングボールを蹴らせるというところも一つの狙いでしたし、そういう部分でも自分たちにとって良いトレーニングになったと思います。良い経験になりました。やはり、相手に突破されることもありましたが、自分たちも前から行ったことで、相手を自由にさせず、止める場面もたくさんありました。
そういう点でも、自分たちは自分たちのサッカーをしただけです」
質問:F・マリノスがこの試合の経験によって、これから向上させていく部分については、どう考えていますか?
「本当に良いゲームだったと思います。相手は世界のトップレベルのチームなので、守り重視などという自分たちがいつもと違うやり方をすることもできましたが、そうさせずに、私は“いつもどおり、自分たちのサッカーをやろう”と言いました。選手たちは、しっかりとそれをピッチ上で出せたと思います。
唯一ポイントを挙げるとすれば、ボックスの中でチャンスをつくった中で、自分たちは決め切れなかったことでしょうか。しかし相手は、ボックスの中に入ってきたら、しっかり決めていました。そういうところは違いがあったと思います」