Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2019 明治安田J1 第27節 vsベガルタ仙台

前半レポート

 優勝争いをする3位F・マリノスが、今季初の4連勝を目指してアウェイでベガルタ仙台と戦う。喜田とティーラトンが出場停止のF・マリノスは、左サイドバックに第2節以来となる高野遼を起用、ボランチは扇原と渡辺がコンビを組む。またパク イルギュが約1カ月半ぶりにスタメンに戻って来た。
 F・マリノスにとって今シーズン最後のナイトゲームとなるこの試合、F・マリノスのキックオフで始まった。スタート直後からF・マリノスが相手陣内に攻め入る。3分、マテウスのアーリークロスに仲川とエリキが走り込み、5分には高野が思い切りよくミドルシュートを放つ。
 引き気味に4-4-2の守備ブロックを敷いてサイドのケアに気を配る仙台に対し、F・マリノスは速いパスワークから幅を使って焦らず崩しに行く。16分・松原のダイレクトクロス、18分・マテウスの直接FKなどで揺さぶり、21分に決定機を迎える。扇原がタイミング良くマテウスへ。マテウスは左サイドのスペースに走った高野へ配球する。高野は鋭いクロスをゴール前に送ると、飛び込んでいたのは松原。右足でミート。鮮やかにネットに突き刺した。
 松原の今季初ゴールで先制したF・マリノスは、その後も精度の高い攻守を披露する。35分にはチアゴ マルチンスが攻撃に参加してすぐ、快足を飛ばして守備に戻り仙台のオフェンスに対応。37分にもクリアが相手に渡って窮地を迎えるも、全員が身体を張って失点を防いだ。
 42分にはボールを奪いに前に出て来た仙台のプレスを機能させず、リズミカルにパスをつないで相手ゴールに迫る。前半、1点のリードで折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「セカンドボールを自分たちのものにすること。
攻撃のリズムを大切に。ボールを動かしてスペースを突いていこう。
自分たちのゲームにしよう」

後半レポート

 ビハインドの仙台が運動量を上げ、F・マリノスもアグレッシブにサイドを中心に形をつくり、激しい攻撃の応酬になる。3分、仙台がセットプレーからヘディングシュート。F・マリノスはすぐに反撃し、エリキからボールを受けた松原がクロスを入れる。6分にも仙台は、FKからヘディングシュートを打ったが、これはパク イルギュががっちりキャッチ。するとその2分後、F・マリノスはマテウスのサイドチェンジのパスをエリキを受けてパス。渡辺がダイレクトシュートで狙ったが、ボールはクロスバーをこえた。
 11分・ポゼッションして高野のサイドからの仕掛け、12分・マルコス ジュニオールのヒールパスで抜け出したマテウスが折り返す。流れをつかんだかに見えたF・マリノスだったが、仙台も粘ってF・マリノスに主導権を渡さず16分にカウンターからサイド攻撃を狙う。
 25分・仙台、26分・F・マリノス(扇原のミドルシュート)とシュートを打ち合った後、28分にF・マリノスベンチが動き、二枚替え。大津と遠藤を投入する。対する仙台は、33分に3枚目の選手交代カードを切って前への圧力を強める。
 F・マリノスはクリアボールをつなげず、セカンドボールを拾われて攻め込まれるシーンが増えて苦しい展開に。41分にもペナルティーエリア内でルーズボールが相手に渡ったが、チアゴ マルチンスがクロスをクリア。しかし勢いのついた仙台は44分、ミドルシュートがポストに当たって跳ね返ったところを永戸が詰めてフィニッシュ。F・マリノスは同点に追いつかれてしまった。
 アディショナルタイムは3分、遠藤のカットインしてのミドルなど、勝ち越し点を奪いにいったF・マリノスだが、2点目は生まれずタイムアップ。4連勝はならず、ドローによる「1」を加え、勝点は「49」に。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「本当に、残念な結果に終わってしまいました。
仙台の選手たちは本当にタフで、ハードワークをしてきます。その相手に対し、自分たちがしっかりとゲームコントロールをできませんでした。それが、相手にチャンスを与えることにつながったと思います。
そして残り僅かなところで失点してしまい、残念で仕方のない結果になってしまいました」

質問:優勝争いをする上で、試合の終わらせ方という部分について、今日の試合で今後の教訓にすべき点は、ありましたか?
「たしかに優勝争いも大事だと思いますが、それ以上に目の前の1試合1試合が本当に大事です。
自分たちがチャンスをつくった中で決め切れず、そして自分たちがコントロールできなかった部分が、今日の結果になってしまったのかと思います。
集中して、自分たちがしっかりとコントロールできるのか。そしてチャンスをつくったところで決め切れるのか。そういうところが大事だと思います。
天皇杯が水曜日にあり、そこから中2日で、しかもアウェイでの試合でした。それを言い訳にするつもりではありませんが、やはり選手たちに身体の疲れが見えた部分もありました。その点も踏まえて、しっかり次に向けて準備をしなければならないと思っています」

試合後コメント

DF16
高野 遼

「失点シーンは、自分のミスから相手にボールが渡って、そこは個人としてもすごく悔しい。4連勝がかかった試合だったので、やっぱり勝ちたかったです。
(いろんな想いがあって今日の試合を迎えたのでは?)一つ目標としてきたのがリーグ戦の復帰。そこを目指して長い時間リハビリをやってきたので、今日はその過ごした時間をピッチの上で表現できればと思って、今できる自分のプレーを思い切り出しました」

「相手のブロックをうまく崩せませんでした。
自分たちが動いても、相手は(スペースをケアしていたので)自分たちのポジションを守るという感じでした。
攻めているときのクリアボールも相手に拾われて、そこのケアができていなかったためにカウンターを食らうシーンが多かったと思います」

MF27
松原 健

「間違いなく勝てたゲーム。自分たちのミスから失点を招いてしまった。もったいなかったと思います。
(前半のゴールについては?)スカウティングから、ああいうマイナスのクロスに対して、スペースが空いてくるという情報があった。遼が裏に抜ける瞬間に、あそこに入ろうと思ったんですけど、それがゴールになって良かったです。
今年、自分はなかなか試合に絡めずに悔しい思いをずっとしてきた中で、点が生まれたのは嬉しいです。けれどもチームとして勝利できなかったので、次はしっかり勝てるように頑張りたいと思います」

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