Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2019 明治安田J1 第32節 vs松本山雅FC

前半レポート

 前節2位に浮上したF・マリノスが、5連勝を目指してアウェイでの松本山雅FC戦に臨む。先発は前節と同じ11人、今季のホームゲームの対戦では、1-0と完封勝利を飾っている。
 F・マリノスのキックオフで始まった試合、前節同様に、早い時間帯でF・マリノスが先制シーンが訪れる。松原のパスを右サイドで受けた仲川がセンター方向へドリブルで持ち上がる。そしてバイタルエリアから左足を振り抜くと、ボールは鮮やかは左スミに飛び込んだ。
 仲川の14点目のゴールで先制に成功したF・マリノスは、松本のプレッシャーをうまくいなしながらペースを握る。5分、裏へ入れられたボールはパク イルギュが前に走って処理し、16分のアーリークロスはチアゴ マルチンスがジャンプしクリア。
 そして17分、追加点のチャンスをつくる。松原のスルーパスから仲川がエリキにクロス。こぼれたところを仲川がワントラップして左足で狙ったが、左へ流れた。仲川はその2分後にも右サイドから左足シュートを放つ。
 ペースを握ったF・マリノスは22分、カウンターからのラストパスをパク イルギュが判断良く飛び出してクリア。27分には右CK、マルコス ジュニオールのボールをチアゴ マルチンスがヘッドでミートしたが、右上へ。好機を逃したチアゴ マルチンスだったが、守備はいつもどおりの安定感を披露する。33分の相手FWとの1対1の場面でも、相手に仕事をさせずボールを奪った。
 その後もボールを支配するF・マリノスが、1点のリードをキープして前半を折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「前線の動きが大事になる。両サイドの裏を狙っていこう。
ボールを失ったときの切り替えを素早くすること」

後半レポート

 追いかけるホームの松本が運動量を上げ、F・マリノスの後方からのビルドアップにプレッシャーをかけてくる。だが、F・マリノスの守備バランスは崩れない。2分、ロングスローからの攻勢に対してもシュートのタイミングを与えない。
 そしてオフェンスに移ると4分・6分と左サイドのマテウスが仕掛け、10分には喜田がゴール前にタイミング良く走り込んで左足シュート。
 スピーディーなゲームを象徴するような展開が見られたのは19分、まず松本のサイドアタックをマルコス ジュニオールが対応。続いて浮き球でのロングボールをパク イルギュがペナルティーエリアの外でダイレクトで前線へパス。この流れからエリキのショートパスを扇原がミドルシュート、惜しくもクロスバーを叩く。
 20分を過ぎると、両チームが選手交代を交えながらフィニッシュを目指す。F・マリノスは21分に最初の選手交代で遠藤を送った。その遠藤は、積極的にボールを前に運び31分、鋭いモーションから右足シュート。ボールは左スミに向かったが、GKの好セーブに阻まれCKとなった。
 35分に2人目の交代選手・大津が加わりF・マリノスの攻勢は続く。38分、39分、42分とシンプルな連携から松本ゴールを脅かす。43分、渡辺が3人目の交代選手として入ってからも相手に決定的なシーンを与えることなく、アディショナルタイム(4分)へ。
 最後は連続でのロングスローをきっちりしのいだところでタイムアップのホイッスルが鳴った。FC東京が引き分け、5連勝のF・マリノスはついに首位浮上。来季のACL出場も決定した。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「すごく良い勝利をおさめることができました。試合前から非常に難しい試合になると予測していましたし、前半の早い時間に素晴らしいゴールを決めることができました。
そして2点目を狙いにいったのですが、なかなか難しい展開になってしまいました。しかし選手たちは約束事を守り、自分たちのサッカーを貫き、この勝利という結果を残してくれました。本当に素晴らしい試合でした」

質問:優勝争いのプレッシャーを全く感じずに戦っているように見えましたが、選手たちは、どういうメンタリティーで戦っているのでしょうか?
「プレッシャーについてですが、毎週毎週、自分たちのサッカーをするというところにはプレッシャーを感じています。必ずしも勝利は約束されていません。毎試合毎試合、自分たちのサッカーを、どういうふうにやっていくのかを考えながらやっています。
 自分も含めて選手たちは、勝点3を取るとか、ゴールを決めなければいけないなどのプレッシャーの中でやっているわけではありません。優勝争いだろうと、関係ないのです。自分たちのサッカーをすることに集中して毎試合、臨んでいます」

質問:残り2試合というところで首位に立ちましたが、その点はいかがですか?
「何も変わることもなく、まずは来週の川崎F戦に臨みます。
皆さんご存知のとおり、川崎Fというチームは素晴らしいチームです。今日の試合とは全く違った展開になり、より素晴らしいゲームになると思います。なぜなら“ボールを支配したい”というチーム同士の対戦だからです。それも頭に入れながら準備することが大事ですし、クラブとしてもその試合に向けて楽しみにしていると思います。今週しっかりと練習をして、次の試合に向けての準備をしたいと思います」

質問:今日も仲川選手がゴールを挙げましたが、改めて、彼の素晴らしい活躍についてのコメントをお願いします。
「すごく良いゴールを決めてくれました。良い準備をして試合に入ってくれていると思います。
ウイングの選手ですが、あれだけのゴールを奪えて、あれだけのパフォーマンスが出せるというのは、今日も彼自身にとって素晴らしいゲームだったと思います。
コンディション的に100%の状態ではなかった面もあるかもしれませんが、あれだけの強さを発揮できたのは本当に素晴らしかったと思います」

試合後コメント

「なかなか厳しいタフな試合で、でもそこで1-0で勝ち切ることで、チームの強さにつながっていると思います。
この試合に懸けてきた姿勢だったり、準備だったり、それが勝つことによって報われたのは良かったです。
今日もベンチから、必要があれば前に出て来てアドバイスをしてくれたりする選手に助けられた。僕はピッチに立たせてもらっているけど、あれほど頼もしい仲間もいないと思っています。横浜に残っている選手も、そうです。ここにきているだけで満足している選手は一人もいませんから」

「最初の早い時間帯だったし、勢いをつけるためというか、試合に乗るためにもシュートで終わろうという思いがあった。また自分たちは最近、早い時間帯に得点できているので、それもあってシュートを選択した感じですね。
(個の力で奪ったゴール?)自分が持って中に仕掛けた時も、マルコスが動き出しはしてくれているし、それでちょっと(相手が)迷っているのが、ドリブルしながら見えていました」

「(相手の2トップをよく抑えた?)そうですね、あそこで僕たちがボールを取り切れることによって、自分たちの二次攻撃になる。相手の攻撃の芽を潰せるという意味では、すごい大事な役割でした。それが試合の中で最後までやり切れたので良かったです。
(幸先よく得点を奪って)気持ち的にも楽になりました。ホームの時は最後まで点が取れなくて苦しんだので、そういう展開になるのかなと予想してましたけど、早く点を取ってもらえた。それで、自分たち後ろの選手は、ゼロで締めると意識できたので良かったです」

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