Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2020 明治安田J1 第9節 vs柏レイソル

前半レポート

 前節、マルコス ジュニオールの後半アディショナルタイムの決勝ゴールという劇的勝利を飾ったF・マリノスが、連勝を目指して柏レイソルを迎え撃つ。F・マリノスの先発は、MFマルコス ジュニオールとFWエリキ以外の9人が前節と同じメンバー。対する4連勝中の柏は、前節と同じ11人。
 試合はF・マリノスのキックオフで始まった。柏の4-4-2の守備ブロックに対し、F・マリノスは天野が積極的にFWを追い越しながら前線のスペースに入りボールを受けてアクセントをつける。そしてボールポゼッションで優位に立って押し込んでいるから、セカンドボールも拾えている。2分・小池のクロスにエリキが飛び込み、4分・天野のラストパスをエリキが狙う。そして11分には失いかけたボールを粘ってキープしたエジガル ジュニオからエリキへボールが渡った。
 ペースをつかんだF・マリノスは23分、ボールを握ってパスを回し、最後はティーラトンがラストパス。天野が受けて左足で狙ったが、GKの好守に阻まれた。
 飲水タイム後、F・マリノスは前線の両サイドをチェンジして右・水沼、左・エリキに。柏のワントップ、オルンガを畠中・松原のCBコンビがケアしながら、パスをつないで柏陣内に攻め入る。32分、天野の横パスをマルコス ジュニオールが左足シュート。33分、右サイドでマルコス ジュニオールのFKから柏ゴールに迫る。35分には柏のカウンターを受けて、瀬川にフリーで持ち込まれてクロスを入れられたが、松原が鋭い反応でクリア、ピンチを救う。
 さらに44分、45分、48分にもスピーディーな攻撃をみせたF・マリノスだったが得点シーンには届かず、前半は0-0で折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「どんどんボールを動かして、人も動いていこう。
奪ったあとの1本目のパスを大切に。簡単にボールを失わないこと。
守備の時間帯も集中を切らさないこと」

後半レポート

両チームとも交代カードを一枚ずつ切ってスタート。F・マリノスは水沼を下げ、大津を送り出す。
 後半も立ち上がりからF・マリノスがボールを握り、柏ゴールに迫る。8分、ワンツーで抜け出した小池がクロス、9分にはマルコス ジュニオールの縦パスからエジガル ジュニオがDFの裏を狙う。12分、大津がティーラトンのクロスから体勢を崩しながらシュート。
 ここでF・マリノスベンチは3枚代えを行い、オナイウ、扇原、松田がピッチへ。松田はF・マリノスでのJリーグデビュー。だが先制は柏、17分にカウンターからオルンガが強烈なシュート。パク イルギュが懸命に左手を伸ばしたが、ボールはネットに突き刺さった。
 1点を追うF・マリノスの反撃は20分、23分。右ウイングに入った松田がクロスを送る。飲水タイム後には、オナイウがゴール前でパスを受ける回数が増えてくる。そして33分、オナイウが天野に縦パスを入れ、その折り返しを受けて右足で素早くシュート。ボールは相手DFの股を抜け、ゴール左スミに決まった。
 その後も、F・マリノスペースが続く。38分には松田が積極的に仕掛け2人抜きドリブルを披露。43分にはオナイウと天野がパスワークで中央突破。最後は大津がゴール前で合わせるも、ブロックされた。その直後に5人目の交代選手、渡辺がイン。
 アデショナルタイムは5分。47分に連続攻撃を見せ、渡辺が右クロスをボレー、続いて扇原がクロスをゴール前へ入れる。最後こそ柏に2度のCKを与えたが、ともにパク イルギュがパンチングでクリア。そしてタイムアップ。連勝はならなかったものの、同点に追いつき勝点1をゲットした。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「すごく良い試合ができました。選手たちがしっかりハードワークをしてくれて、ほとんど自分たちが支配していましたし、選手たち一人ひとりが全てを出し切ってくれたと思います。
勝点3は取れませんでしたが、本当にしっかりと良い試合ができたと思います」

質問:0-0の時点で3名を一度に交代させましたが、どういう意図でしたか?
「本当に、すごく良い展開で試合は運べていたのですが、マルコス ジュニオールやエリキはケガから復帰したばかりなので90分は難しいと考えていました。あそこでフレッシュな選手を入れることでエネルギーをプラスでつけたいと思いました。3人に関しても、良くやってくれたと思いますし、交代した選手たちが同点にしてくれました」

質問:選手層が厚くなったことで、逆に昨シーズンのオートマティズムやコンビネーションができていないように思えるのですが、その点はいかがでしょうか?
「本当に良い試合を続けています。特に心配している要素はなく、まだ何人かケガ人が何人かいますが、もう少ししたら戻ってくるという状態まできていますし、前田選手も加入してくれました。そういう部分でも、面白くなってくると思います。 ゴールが遠いかなと、今思っています。自分たちが決め切るチャンスをしっかり決めないと、相手に少ないチャンスでゴールを決められてしまうことも起こりうると思いますので、しっかり決め切るよう、今後に向けてやっていきたいと思っています」

質問:内容面でかなり手応えをつかめたと思いますが、今後に向けての収穫は?
「選手たちは、残念な結果で悔しい思いをしていると思います。しかし簡単な気候ではなかった中で、選手たちは良い試合を繰り広げてくれたと思います。一人ひとりが最後まで力を出し切ってくれました。
一番大事にしたいのは、やはり自分たちがやっていること、そして信じているサッカーをやり続けることで、結果は必ずついてくると自分は信じています。なので、やり方を変えずに、自分たちは突き進むべき道を信じてやっていくことが大事だと思っています」

試合後コメント

「(J1デビューでしたが、感想は?)相模原にいても、常にF・マリノスのことは意識していましたし、早く戻りたいという気持ちがありました。けっこう早い段階でチャンスが巡って来たので、正直ビックリしていた部分もあったのですが、チャンスをここで掴むという強い気持ちを持って臨みました。
緊張というよりは楽しみという気持ちが大きくて、相模原でも試合に出させていただいて自分のなかでは成長できたと感じて、自信もついていたので、緊張よりは楽しもうと思ってプレーしました。自己採点では、目に見える結果は出せなかったので60点、70点ぐらいです。
F・マリノスサッカーは自分の特長を活かせるサッカーだと思います。タテへどんどん行く姿勢であったり、ドリブルをこのチームで活かして、早く結果につなげたいと思います」

「いいサッカーをしているのはもちろんなんですけど、そのなかで得点を決めないと試合には勝てないので、そういう意味ではもっと改善していかないといけないというのはあります。
(自分が入った時点では)0-0だったので、自分が入ることで流れを変えようと思いました。
(最近になって)サッカーとしてはすごく良くなってきているので、あとは勝ち切るということが大事だと思います。ここから連戦もあるので、しっかり勝ち切れるよう頑張っていきます」

「(ゴールシーンを振り返ってください)まずボールを受けたときにしっかり前を向けました。そして純くんがあそこへ動いているのが見えたので、そこに預けてもう一回もらいに行きました。あまりスペースがなかったので、もらったボールをなるべく早く打とうと思いました。
前半、ベンチから試合を見ていて、皆、すごく集中して一つ一つのプレーが出来ていました。ボールを失った後も、以前よりも切り替えも良くなっていると思いますし、相手がスペースに出てそこにボールが出された時も、しかっり戻って来るスピードであったり、リカバリーするスピードというのも少しづつ良くなっていると思います。
(流動性の部分も、良くなっているのではないでしょうか)ボールを動かすところだったり、受けるポジションだったりはすごく良くなっていると思います。けれども最後の質の部分、もう少しゴール前とかシュートを打ってもいいのではないかと、前半戦ベンチから見て思っていました。ですから、自分が出たらそういうところをトライしようと考えていました。
(内容は良かったのですが、勝点1にとどまったということについては)今シーズンのこれまでもそうですが、個人的なミスだったり、チームとしてのミスが出てしまったのはもったいないと思いますが、そのなかでも、そのまま試合を終わらせないで引き分けに持ってこれたというのは大きいと思います。
さらにもう1点取って逆転し、追加点を取って相手を突き放せる時間もあったと思います。そういうことをできるようになれば、勝利につながったり、相手に圧力を感じさせるようなチームになれるのではないかと思います」

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