Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2020 明治安田J1 第13節 vsヴィッセル神戸

前半レポート

 3連勝中のF・マリノスが、中2日のアウェイゲームでヴィッセル神戸と戦う。先発は前節の北海道コンサドーレ札幌戦から6人を変更。DFラインは右から小池・實藤・畠中・ティーラトン。FWは仲川・エリキ・前田が起用された。
 試合はF・マリノスのキックオフで始まる。前節同様、F・マリノスは全選手が良く動き、2分・喜田がセンターサークル付近からペナルティーエリアまで長い距離を走るなど、相手ボールにプレッシャーを掛けていく。
 6分・早いリスタートから縦パス、7分・前田の折り返し、11分マルコス ジュニオールと仲川のコンビネーション、15分・前田のマーカーを抜き去ってのクロスなどオフェンスを重ねる。F・マリノスの流れかと思われたのだが、18分に後方からのビルドアップでボールを奪われ、先制を許してしまう。
 追いかけるF・マリノスは飲水タイム後にテンポを上げる。そして27分、カウンターから数的優位をつくり仲川が持ち上がって、ラストパスを左前方へ。これをマルコス ジュニオールが左足でミート。鮮やかに右スミに決めた。
 1-1としたF・マリノスは、畳み掛けて相手陣内でボールをつなぎチャンスメーク。32分、両サイドの幅を使って揺さぶってから中央へ。前田がペナルティーエリア内で仕掛け、マーカーに倒されてPKを獲得した。33分、このPKのキッカーはマルコス ジュニオール。落ち着いてGKの逆を取り、ゴール右に流し込んだ。
 前半、先制されたF・マリノスだが、攻撃力を発揮して逆転。1点のリードで終了。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「落ち着いてテンポ良くパスをつないでいこう。
プレスをかけて相手のビルドアップを簡単にやらせないこと。
強さを出していこう」

後半レポート

 1点をリードするF・マリノスは、落ち着いたパスワークで試合のペースを握る。4分にはワンツーで抜け出した仲川がペナルティーエリア内で倒れたが、笛は鳴らなかった。そして8分、前田のパスをマルコス ジュニオールがヒールで落とし、それを受けた扇原が前線に飛び出す。左サイドから丁寧なラストパスを送り、ファーの仲川がフィニッシュ。仲川の2試合連続ゴールでリードを2点に広げる。
 13分、F・マリノスは最初の交代でジュニオール サントスがピッチへ入る。その4分後には、神戸ベンチが動いて4枚代え。両サイドバックの選手などを入れ替える。すると神戸は18分、左CKからニアで藤本がヘディングシュート。ティーラトンがゴールマウス内にカバーに入り、辛くもヘッドでクリアした。
 25分、今度はF・マリノスベンチが動き3枚の交代カードを切る。天野、高野、松田を投入し、再びチャンスをつくり出す。27分・天野が縦パスを入れて、左サイドをジュニオール サントスが独走。GKと1対1になったが、シュートをはセーブされた。32分には松田の右足の一撃が左外へ。43分、ジュニオール サントスが松田のパスを受けてゴール前でフリーになるも、足を滑らせてシュートチャンスを逃す。
 アデショナルタイムは4分、ここから神戸が反撃。45分、左クロスから藤本がニアで合わせてゴール。1分後にはハイラインの裏を突くパスで、飛び出した古橋が同点弾を決める。さらに神戸は48分、小川が至近距離で右クロスに反応してプッシュ。これはGKパクがビッグセーブで防ぐ。試合はそのままドローで終わり、連勝は3でストップした。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「残念な結果になってしまいました。しっかりコントロールをしなくてはいけないところもありました。そして、やはり早めにチャンスをつくった中でゴールを決めなければ、自分たちを苦しめる結果になってしまいます。
攻撃でも守備のところでも、もう少し集中をしなくてはいけなかったですし、そういう部分が欠けてしまって残念です」

質問:後半いつものように3枚代えをしてから、いつものようなプレスの強度が保てなかったと思うのですが、その点はいかがですか?
「それ以上に、5点は取れたゲームだったと思います。
最終的には5点、6点取れたシーンがありました。本当に、決定的なチャンスも4回ぐらいあったと思います。そういうところで決め切れないと、自分たちを苦しい状況にしてしまいます。
1失点目は自分たちのミスからでしたが、それ以外にも集中力という部分、特に自分たちのボックス内での集中力です。相手にもいい選手がいますので、そこでミスを犯してしまえば苦しくなります。
そして、それ以上に自分たちが決定機を逃してしまったのが引き分けの要因だと思います」

試合後コメント

「(後半、いつものプレー強度が保てなかった要因については?)後半の途中から交代選手が入って来て、いつもならもっともっと強度を高くやれていたはずですけど、今日はなかなかスイッチが入らず、行けなかったというのが事実です。行かなかったのではなく、行けなかったからああいう展開になってしまったと思います。やはり、もっともっと前線からスイッチを入れないと、ボールホルダーをフリーにするとこっちのラインは高いので、サイドに振られて、クロスにまで持っていかれるシーンが多くなってしまいます。そこのファーストディフェンダーのところは修正が必要だったと思います。また行けないなら行けないなりに、チームとして賢く守らなければいけなかったと思います。
(行けなかった理由については?)前線の選手も代わったので、どこに行けばいいのかが迷いがあったのかもしれません。ちょっと迷いながらプレスに行ってるように感じました。誰か一人でもはっきり行ってくれれば、もうちょっと勇気をもって行ければ、2人目3人目と続いていけるんですけど、1人目がなかなか定まらなかったという点はあります。先ほども言ったように、行けなかったら、チームとして賢く守らないといけなかったです。そして奪った後の自分たち時間をもっともっと長くするべきでしたが、そこでもミスがあったので、もったいなかったと思います。
(今後に向けて)正直、今日の引き分けは痛いですけど、ここで下を向くわけにはいきません。ルヴァンをはさんで、次節のリーグ戦は首位の川崎とできます。自分たちのサッカーをできれば、勝てるチャンスは十分にあると思っているので、自分たちはまだまだ死んでいないというところを川崎相手に見せたいと思います。
まだまだ優勝をあきらめていないですし、首位を叩ければ勢いに乗っていけると思いますし、本当に重要な一戦だと思います。ルヴァンも含めて重要な戦いが続くので、一試合一試合、皆で力を合わせて勝っていけたらいいと思います」

「この結果を引きずることはない。自分たちがやられた部分は反省して、次につながる部分だとは思う。この引き分けはめちゃくちゃ悔しいけど、これからまた連戦が続く中で、出てきそうなシーンでもあるので、これを教訓にしたい。
次はこういうミスをチームとして起こさないようにやっていくことが大事。とにかく負けてはいないので、ポジティブに捉えて頑張っていければいいと思う」

「試合を重ねるごとに自分の良さを、しっかりF・マリノスのサッカーで体現できていると思います。そういう面でも、今日の引き分けは残念だと思います。勝点2を失ったという意味でも、もったいなかったと思っています。
(PKを獲得したシーンを振り返ってください)横パスが来たので、普通に足もとにトラップすると、たぶん相手が飛び来ると思いました。神戸の試合を見ていて、菊池選手がガツガツ来る感じだったので、そこをうまくできたかなという感じです。
(後半、全体にペースが落ちてきた流れを、ベンチからどう見ていましたか)流れは確かに変わりましたけれど、2失点目をするまではしっかり自分たちのサッカーはできていたと思います。最後の最後に詰めの甘さが出てしまったのだと思います。選手たちに気の緩みはなかったと思いますが、最後の2失点ともあっさりやられた感じでしたので、そこはチームとして修正しなければいけないと思います」

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