Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2020 明治安田J1 第19節 vs柏レイソル

前半レポート

 3ゴールを奪っての3連勝でアウェイに乗り込むF・マリノス、スタメンは前節から4人を変更し、ウイングバックは右・小池、左・ティーラトンを起用。F・マリノスと同じく勝点30の柏レイソルは、前節と同じ先発メンバーで臨む。なお8月8日の第9節、ホームゲームでの対戦では1-1で引き分けている。
 柏のキックオフで始まる。F・マリノスの喜田、柏・大谷とボランチ同士の両キャプテンをはじめ、マッチアップの場面で両チーム、激しいコンタクトプレーを繰り広げる。
 F・マリノスは2分、スローインから小池が折り返したところをエリキがこの試合のファーストシュートを放つ。3分、5分と柏にシュートを打たれたF・マリノスだが、早いパスワークを駆使しながら徐々にペースを握っていく。15分には左ティーラトンの折り返しを喜田がスルーし、松原がロングシュート。
 続いて19分、松原のロングパスで裏に抜けた小池がクロス。オナイウが走り込んだが、シュートにはつながらない。24分には、マルコス ジュニオールが左サイドからボールを浮かせてマーカーを抜き去り、エリキへのラストパスを狙う。
 飲水タイム後、柏も反撃し互角の展開に。激しい球際の争いから、早い仕掛けを応酬し合う。相手にチャンスを与えていなかったF・マリノスだが40分、柏のゴールゲッター、オルンガにCKからのヘッドで先制点を許してしまった。
 追いつきたいF・マリノスは、すぐに相手陣内のボールを運ぶ。そしてアディショナルタイム(4分)へ。46分には右サイドで松原・小池に喜田も加わりコンビネーションプレーを披露するも、決定的なシーンには結びつかない。前半、1点のビハインドで終了。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「ボールを奪ったら、たくさんあるスペースを使って前に進んでいこう。
アグレッシブにプレーをしていこう」

後半レポート

 F・マリノスは2名選手を交代。オナイウと松原を下げて、仲川と扇原を投入、ボランチの喜田が3バックのセンターへポジションチェンジしてスタート。
 まず1点がほしいF・マリノスは、仲川が起点となり、チャンスをつくる。4分、仲川からのパスをもらったエリキがクロスを入れ、ニアでマルコス ジュニオールが合わせる。6分、仲川が右サイドをドリブル突破。10分には仲川がフォアチェックでボールを奪取し、エリキが拾ってクロス。そして14分、速攻から仲川のパスを受けたティーラトンがDFを一人かわしてボックス内でシュート。だが相手DFのカバーに阻まれる。19分、3人目の選手交代で、前田がピッチに送られた。
 飲水タイム後もF・マリノスが攻勢に立ち、スピーディーな攻撃で柏陣内に攻め込む。28分、渡辺のスルーパスで抜け出したエリキの右足の一撃は左外へ。そして32分、ゴール前の混戦から素早い動きでルーズボールを拾った仲川が、右へ並行のパスを送る。それをエリキが右足で合わせて、ゴール右スミに決め同点に。エリキは、これで5試合連続得点。
 さらに82分、素早いリスタートから、小池が縦パスをエリキに通す。エリキは中へ走り込む仲川へ鋭いパスを送ると、柏DFがオウンゴール。逆転に成功した。その直後、4人目の選手交代で和田を送り出す。
 アディショナルタイムは5分。47分、左サイドから仲川がファーへ速いクロスを入れ、前田がそこへ詰めて追加点をゲットし3-1に。最後の選手交代ではエジガル ジュニオも投入してゲームを締めくくり、4試合連続3得点の破壊力で、今季初の4連勝を達成した。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「本当に素晴らしいゲーム内容でした。前半はタイトな形で、チャンスをつくりながら、なかなか得点に結びつくことはできませんでした。
後半は、強くスタートして前方向に行き、そしてチャンスをたくさんつくって、それをしっかりと結果としてゴールに結びつけました。
F・マリノスのサッカーという部分でも、強さを出してアグレッシブにやれたと思います。選手たちが本当に素晴らしいパフォーマンスをしてくれました」

質問:2試合連続の逆転勝利について。
「強いメンタリティーで、選手たちが最後の最後まで戦ってくれた結果だと思います。セットプレーで、久々に失点をしてしまいましたが、選手たちが落ち着いてやってくれました。この部分が大きかったと思います。
3点は取れましたが、もっともっと点が取れるチャンスもつくりました。本当に良い内容で試合を終えることができました」

質問:後半の選手交代の意図と、その評価を教えてください。
「交代してくれた選手だけではなく、全員が良いパフォーマンスをしてくれたと思います。
交代の意図としては、まず松原がケガをしたと聞いて、扇原と交代させました。そして喜田を3バックのセンターにしました。
前では、エリキのスピードを生かしながら、前にスペースがあるので、そこに入って行こう、攻めて行こうと話しました。そして前田も、よりスピードをもって相手にプレッシャーを掛けてくれました。
この逆転勝ちは、前半に皆がハードワークしたことが後半に報われたのだと思います。努力がしっかり結果として戻ってくるというところを選手たちは信じてプレーてくれました」

質問:2点目、逆転のゴールですが、笛が鳴るまでやり切ろうというF・マリノスの姿勢が表れた素晴らしいゴールだったと思います。
「本当に強いメンタリティーでプレーできたと思います。スピーディーに、しっかり前方向にアグレッシブに行こうという部分を、選手たちがしっかりとピッチ上で表現してくれました。
特に自分たちがボールを握っているとき、後ろでもたつくことなく前方向に素早くボールを送り、そして裏も何度か突破できました。そういうところからチャンスもつくり出しました。そういう部分も、本当に選手たちがアグレッシブにやってくれた結果だと思います」

質問:去年の良い時のF・マリノスに段々近づいて、首位を追いかける手応えがつかめているのではないでしょうか。
「自分たちのスタイルを信じて、最後の最後まで戦うことが大事だと思います。順位とか、勝点がどれだけ離れているかとか、考えている暇はありません。試合は、もう水曜日にあります。
今日の試合後、まだ詳細は聞いていないのですが、一人、二人、ケガ人が出てしまっていると思います。このような中、どうやって選手をローテーションしながら、どうやって水曜日に向けてやっていくのか。自分は、そこしか見ていません。
最後の最後はどうなっているのかは、わかりません。自分たちが集中しなければならないのは、次の試合なんです。そこに向けて、しっかり準備するだけです」

試合後コメント

FW17
エリキ

「F・マリノスファミリーを象徴するゲームでした。最後まで諦めず、ハードワークをして助け合いました。相手に先制されて追いかける難しい展開でしたが、しっかり勝点3を取れて嬉しく思います。
(今日で5戦連続得点と好調ですね)僕だけでなくチームの調子がいい。監督が思い描くサッカーができている。守備陣も堅く守ってくれているおかげで、前へ攻撃できていると思います。今後もこれを続けて、しっかり勝ち続けることが大事だと思います」

「(後半、どのような意識で入りましたか)負けていたので、何とかして1点取って、そして逆転しようと思って入りました。ゴール以外のプレーは本当に全然ダメでした。でもゴールを取れて良かったと思います。
(ゴールについて)中に入ってくると思ったので、本当に流し込むだけでした。今、チームは良い調子で来ているので、またしっかりゴールを取って、チームの勝利に貢献できればと思います。
(良く走って守備にも貢献していました)チームが勝つために自分が何をすればいいかというのを考えて、こういうスタイルになっていると思うので、チームが勝つために僕は走っているのだと思います。少しでもチームの助けになればと考えています。
前半は前の選手が横並びになっていたので、外から見ていて、間に入ればもっとチャンスになるかと思っていました。後半は、うまく間に入ってしっかりプレーできたと思います。
また、すぐ試合があります。レイソルとも10日後にまた試合があるので、しっかり勝てるようにしたいと思います」

「(柏のこのスタジアムでの試合を)すごく楽しみにしていた試合ですし、帰って来れたことが嬉しくて。その中で、しっかりF・マリノスの一員として自分の姿を見せること、チームが勝つこと、そして良いパフォーマンスをすることを意識し、集中して90分間、戦えたと思います。
(後半に修正した部分について)ボクたちは、前半から90分間を通してやることは変えません。そこの強みが後半に出たと思います。速いテンポで全員が関わるサッカーをすることによって、相手の疲弊というのが後半に出てきます。前半からやり続けたことが、後半のパワーにつながったのだと思います。
自分たちのサッカーを本当に突き詰めてやっていますし、出た試合で結果が出さないと試合には出られなくなると考えています。皆が、一人一人がライバルとして、すごく高いモチベーションでやっています。そういった中、ここ4試合連勝できているということは、みんなで切磋琢磨し合って好パフォーマンスを出せている一つの要因かなと思っています。
(前半、主導権は握りながらもなかなか決定機までいけなかったようでしたが)ハーフタイムで、相手がハイラインというか、しっかりプレスを掛けてきているぶん、自分たちでつくっている裏のスペースがあるというのは、ボスの方から言われました。そういった空いているスペースをどんどん使っていこうという指示を受けました。そういったところを意識共有できたことが、相手の嫌なところを突けた要因だと思っています。
途中から入ってきた選手たちも、すごく良い準備をしてくれています。少しの時間でもしっかり結果を残そうと、モチベーションを高く持っています。チームのために疲弊している選手たちを助けようという気持ちも大きいと思います。そういった選手たちのおかげで、さらにパワーを持って戦えていると思います」

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