Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2020 明治安田J1 第25節 vsサガン鳥栖

前半レポート

 いずれも3得点を奪っての4連勝と好調のF・マリノスが、5連勝をかけてサガン鳥栖をホームに迎え撃つ。先発は3日前の柏レイソル戦から7人変更と大幅に入れ替えた。CBは中央に喜田、MFは右・水沼、左・高野のウイングバック。FWは松田・ジュニオール サントス・前田という布陣で臨む。
 両チームは11日前の今月19日にもアウェイで対戦しており、F・マリノスが3-1で勝利をおさめている。しかし鳥栖も2試合連続3得点で、前節はFC東京に完封勝ちと調子を上げて乗り込んで来た。
 鳥栖のキックオフで始まった試合は、互いに相手の後方のフィードに前線から積極的にプレスを掛け合う展開。F・マリノスは3分・高野のドリブルに続き、6分に右CK、水沼のキックをチアゴ マルチンスがヘッドで落とし前田が狙う。10分、今度は守備の場面。至近距離からのシュートをGK梶川が的確なポジショニングで阻んだ。
 この直後にF・マリノスにアクシデント。高野が負傷し、大津がピッチに送られ、左ウイングバックに入った。
 その後、F・マリノスがボールポゼッションで上回り相手陣内で形をつくる。19分・相手のビルドアップを奪って前田が右足シュート。21分、松田と水沼が協力してボールを奪い水沼がクロスを送った。そして22分には決定的なシーン。水沼のパスを受けたジュニオール サントスがドリブルから切り返してマークを外し左足シュート。GKが弾いたところを、続けて右足ダイレクトでミートしたが、これもGKの好セーブに阻まれた。
 飲水タイムから再開しても、ハイラインからアグレッシブにプレスを掛け合う流れは続く。ただ両チームともディフェンスラインが集中してビッグチャンスを与えない。そして0-0の均衡は破れず終盤へ。42分、扇原のパスから前田が持ち込んだが、ジュニオール サントスはシュートを打ち切れず。アディショナルタイムのラストプレー、直接FKを水沼が狙ったがポスト左に外れ、終了のホイッスル。両チームともゴールは生まれず、前半を折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「もっとアグレッシブにプレーしよう。
距離感を大切にワンタッチ、ツータッチで前方向に繋いでいこう。
チャンスを逃さないこと」

後半レポート

 F・マリノスは交代カード切り、松田を下げてエリキを投入して後半スタート。1分・エリキが鋭いクロスを入れたが、4分・左CKからクリアボールを拾われて先制点を与えてしまった。6分にも左CKからゴール正面でシュートを打たれるピンチ、しかしここは梶川が見事にストップ。
 10分・大津のクロスをエリキが折り返し、ジュニオール サントスが合わせたが、シュートがミートせず。その後は扇原を起点に左右にパスを展開して相手DFを揺さぶるが、決定機には至らない。
 やがて試合はこう着し、両チームのベンチが動く。19分は鳥栖が2枚代えを行い、24分にはF・マリノスが和田と前田を下げ、エジガル ジュニオとマルコス ジュニオールを送り出す。30分には鳥栖がDF2選手をピッチへ投入し、ディフェンスを固めた。
 懸命に攻めるF・マリノスは34分、ジュニオール サントスが縦パスを送り、エリキが走り込んで左に流れてシュート。そして39分、その1分前の交代で出場した天野がパスカットし斜め前を走るエリキへつなぐ。スピードに乗ったエリキは、ボックス内に侵入し、左足でゴール左スミへ流し込だ。
 エリキの6試合連続ゴールで追いついたF・マリノスは、さらに鳥栖ゴールを襲う。43分・左FKをマルコス ジュニオールが蹴り、そのこぼれ球に反応した喜田が、パンチのある一撃を見舞う。しかし、これはわずかに左外へ。
 5分のアデショナルタイムに突入。48分・エリキの浮き球のクロスをマルコス ジュニオールが受けたがトラップが大きく、シュートに持ち込めず。47分・大津のシュートも相手DFにブロックされる。そしてタイプアップ。1-1の引き分けで連勝は「4」でストップ。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「正直、良いゲームではなかった。シンプルなところでも自分たちのサッカーという部分ができていなかったですし、そのような形で試合に入ってしまうと、難しいゲームになってしまいます」

質問:自分たちのサッカーができなかったとおっしゃいましたが、監督が一番不満に思った部分は、どういうところでしょうか?
「特に何かというわけではなく、何もなかった、そういうところです。90分を通して、ただ試合をした。それだけです。1-1で負けずに良かったという感じにも見受けられました。シンプルなところで自分たちのサッカーを何一つ出せなかったと思います」

質問:前の試合から、選手を7人入れ替えた影響はあったのでしょうか?
「練習もみんなでやっていますし、誰が出ようが変わりません。それは関係ないと思います」

質問:早い時間での高野選手の交代が、ゲームプランに響いたのではないでしょうか?
「今、ケガ人が多いというのは良くないところの一つですけれど…。それを抜きにしても、もちろん毎試合勝ちたいのですが、勝ち負け関係なく一番重要なのは、90分間を通して自分たちのサッカーをすることです。
今日に関しては、2チームがただ試合をした。そういう形にしか見えませんでした。特別に自分たちから何かをやったというところも見えなかったので、本当に残念な結果に終わってしまいました」

試合後コメント

「(飲水タイム後にリズムがつかめなかったと思うのですが)ビルドアップに関しては、相手がけっこうプレスにきていましたが、要所要所で前を向いてキープをしてというシーンはできていたと思います。相手のディフェンスラインの手前で引っかかる回数が多かったので、そこを突破できたら良かったという印象です。
(それ以外で、自分たちのサッカーが出せなかった部分は)相手の立ち位置が、F・マリノスからするとやりにくさがあって、プレスがなかなかハマらないというので押し込まれる時間が長くなってしまったかなと思います。
そして展開的に良いチャンスを決められれば、リードして試合を運べたと思いますけど…。相手のディフェンスラインのところを突破するという回数が、今日に関してはかなり少なかったと思うので、それを増やせば増やすほど、得点が増えてくるので、クオリティーだったり人数の掛け方が足りなかったと思います。
(3バックになって、相手の出方の変化についてはどう感じていますか)もともとの4-3-3でやってきたときほど、相手が合わせてきているという印象はないですね。鳥栖に関しては、前回対戦した時も今回も、向こうのやりたいサッカーを貫いてきているという印象ですし、それで相手のやりたいことをやらせてしまった時間帯が、今日に関しては長くなってしまったと思います。
(同じ相手と、短いスパンで対戦することについては)鳥栖も柏も勝って迎えているので、試合前の入りからすると、やりにくいわけではないと思います」

FW17
エリキ

「(6試合連続ゴールを振り返って)まず神様に感謝したいと思います。天野選手からボールが来たのですけど、その前に天野選手がいいポジションを取っていました。相手のパスをカットして、僕に素晴らしいパスを出してくれたので、そのあとはボールを運んで、しっかりゴールに結びつけることができました。
(後半から投入されて、点を取るために意識したことは)何分に出るかわからなかったのですが、常に準備をしていましたし、常に集中していました。僕がピッチに立つときはチームに貢献できるように、チームメートの助けになれるようなプレーを心がけています。残念ながら勝利におよばず引き分けという形になりました。
(絶好調ですね)そうですね。6試合連続でゴールを決められたことは嬉しいですけど、今日は本当に勝利がほしかったです。次もしっかり準備をして、しっかりと勝ちたいと思います」

「(早い時間帯での出場となりましたが)どんな状況でも常にできる準備をしています。ただ、勝利できなかったことについては非常に残念に思っています。
ウイングバックということで、チームのリズムを循環的に回したり、パスのところはこだわってやっていました。
勝利することができなかったので、そういうところに貢献できなかったので、非常に残念に思っています。
(監督が挙げていた、自分たちのサッカーが出せなかったことについては)その部分については、ボクたち選手も感じています。その中でしっかり決定的なところで決めるということであったり、守備のところだったり、そして何より得点が足りなかったと思っています。
やはり4バックのときよりは、中盤は使われやすくなってしまうというのはどうしてもあります。ただ、そこを修正しなければいけないと思います。
相手が対策を立ててくるという点では、最近3バックに切り替えたということで、ちょっと予測できない動きがあったと思うのですけれど、そこから相手が分析してきた時に、ウチもどうするかは考えていかなければいけない。それは監督が修正の指示をくれるので、僕たちは、それをやるだけだと思っています。
(攻撃面では、どういう意識でプレーしていましたか)要所要所、やはり仕掛けるというところは自分の持ち味でもあるし、そこは継続しながら中盤のところはシンプルに、味方を使ってのプレーを意識していました」

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