Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2020 ルヴァンカップ 準決勝 vs柏レイソル

前半レポート

 ファイナル進出をかけて柏レイソルと戦う。F・マリノスのスタメンは3日前のヴィッセル神戸戦から2人変更し、喜田と前田が加わった布陣。両チームは約10日前の9月27日にも柏のホームで対戦し、F・マリノスが3-1と鮮やかな逆転勝利を飾っている。
 雨が降る中、F・マリノスのキックオフで始まる。序盤からF・マリノスは良く動いて相手陣内でゲームを運ぶ。2分・ロングボールにエリキが走り込む。3分には最初の得点機、渡辺のクロスをマルコス ジュニオールがダイビングヘッド、ミートした一撃はゴール右上に向かったが、惜しくもワクを外れた。
 その後も4分・ティーラトンのグラウンダーのクロス、5分・エリキのラストパス、7分・リバウンドを小池がミドルシュートと攻勢を重ねる。
 しかし10分に柏が反撃、ロングパスからオルンガが持ち上がりCKをゲット。11分、この左CKからヘディングシュートを合わせられ、先制点を奪われた。
 追いかけるF・マリノスは焦らずボールをつなぎ、両サイドを使いながらチャンスをつくる。23分には小池が強烈なミドルシュートを見舞ったが、GKの好セーブに阻まれた。
 飲水タイム後も、柏陣内へF・マリノスが攻め込む流れが続いたが、31分・浮き球からの前田のシュートも、39分・同じくワンツーからの前田のシュートもネットを揺らすことができず、1点ビハインドのまま前半を終了。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「前線からのプレスを続けていこう。奪ったあとの準備を大切に。
セカンドボールは強さを出して拾っていこう。
落ち着いて自分たちのサッカーをやり続けよう」

後半レポート

 1点を追うF・マリノスは、序盤から左サイドを起点に怒涛の攻撃を仕掛ける。5分、ティーラトンの横パスに走り込んだ扇原がシュート。6分、マルコス ジュニオールが左クロス。10分、11分にも左サイドを崩して柏ゴールを脅かす。しかしゴールシーンは生まれない。
 攻めあぐねるF・マリノスは18分、最初の交代カードを2枚切り、両ボランチを下げてエジガル ジュニオと天野の2枚を送り出す。25分には柏FWオルンガのクロスバーを叩くミドルシュートもあったが、その後もF・マリノスが柏を圧倒する。
 28分・3人目の交代で、前田が下がってオナイウがイン。すると2分後に、オナイウがクロスからの浮いたこぼれ球をボレーシュート。32分にはティーラトンのクロスからエリキがヘッドで合わせたが、GKのビッグセーブに阻まれる。36分、CKの流れからマルコス ジュニオール、畠中とつなぎ、最後はエリキがゴールに押し込んだが、これはオフサイドに。38分、足を痛めたマルコス ジュニオールが交代し、水沼がピッチへ。
 F・マリノスの攻勢は続く。しかし38分・エジガル ジュニオのシュート、39分・オナイウの一撃も、懸命に守る柏ディフェンスにブロックされる。さらに43分、オナイウが水沼のクロスに合わせたバックヘッドのシュートもGKがパンチング。
 アデショナルタイムは4分。46分、水沼のクロスにエジガル ジュニオが頭から飛び込んだが、ボールはワクの外へ。最後の最後まで必死に得点を目指すも、柏の堅守は敗れずタイムアップ。0-1の惜敗で、2018年以来2年ぶりの決勝進出は果たせかなった。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「残念な結果になってしまいました。チャンスをたくさんつくった中で決め切れない、勝ち切れない。そういうところで残念な結果になってしまいました」

質問:20本以上のシュートを放って無得点に終わってしまった決定力については、どのように感じていますか?
「単純に、十分ではなかった。以上です」

質問:守備を徹底してきた柏を相手に、あれだけチャンスをつくれたことは評価に値するのではないでしょうか?
「守備のところがどうこうではないと思います。もちろん相手のGKは本当に素晴らしいセーブ、パフォーマンスをしていましたが、我々は約25回もチャンスをつくっていました。その中で自分たちは、ただただ決め切れない、質が低かった。そこだけなのです。相手、どうこうではありません」

試合後コメント

MF39
天野 純

「ベンチで見ていて、自分が入るまで、少しクロスが単調になっていたイメージがありました。自分が入ったら、もうひと手間とか、スペースのところでもうちょっと違いをつくりたいと考えていました。具体的には、自分で運んだりとか、運んでさらに侵入したりとか。引かれた相手にどうやっていかないといけないのかというのが、今後の課題と感じています。
(狙いを、ある程度表現はできましたか?)侵入はできたとは思うのですが、やはり最後の精度の部分というところで、ボックス内でもう少し落ち着きを出さないと、あれだけゴール前を固められたら厳しいかなと思います。
(2018年の悔しさを晴らしたかったという気持ちは)あの悔しさは今も感じていますし、それを晴らす絶好の機会だったのですが、本当に勝てなくて悔しいです。
(新しい形にトライしていますが、チームの進歩については?)このシステムというのは、その時々で3バックにしたり4バックにしたりと選手主導で状況判断できるようになっています。3バックのときよりもこのシステムの方が、相手陣内で長くサッカーができていると感じています。よりF・マリノスらしいスタイルがここ3試合ぐらいできていると自分自身感じていて、非常に手ごたえを感じています」

「本当に今日はF・マリノスが支配した試合でしたし、相手のレイソルには守備しかさせなかった試合だったと思います。たまたまセットプレーでゴールを決められたのですけど、我々はアグレッシブに試合を支配しました。勝利に値する試合だったと思います。
開始早々のダイビングヘッドの場面では、少しボールが上がってしまって、本当に残念でした。
(今後もリーグ戦で連戦が続きますが)本当に勝利しか考えていないという気持ちで臨まないといけません。川崎がダントツで今1位にいますが、我々はそういうことを考えずに、一試合一試合を大事にしていきたい。次の試合もすぐに来るので、しっかりと準備していきたいと思います」

「内容については、自分たちがほぼ押し込んでいる状態で90分進んだと思いますけど、相手の少ないチャンス、セットプレーで失点という形でした。自分たちは勝つためにこのスタイル、このサッカーをやっています。そこに対しての皆の姿勢とか、最後まで戦い切る姿勢は出ていたと思います。そこについてはチームを非常に誇りに思います。結果については、勝ち切れなかったので、悔しい以外の何ものでもありません。
タイトルを獲得する重要性については自分たちも理解していましたし、ボクは2018年決勝での悔しさというものを持って、このピッチに来ました。このチームに、あの当時いなかった選手もいるというのはもちろん理解していますが、試合前に皆の顔を見たら、キャプテンである自分が何も言う必要もないぐらいに、皆、気持ちが入っていましたし、その重要性も理解していると見えましたので、そこについては何も心配していませんでした。皆の気持ちというのを凄く感じたのですが、それを結果に結びつけ切れなかったというのは非常に悔しいです。監督、チームスタッフ、チームメート、ファンサポーター、家族たちを国立に連れて行ってあげたかったなあという気持ちでいっぱいです。
(新しいトライをしている自分たちのサッカーについての手応えは?)自分たちがやりたいことを出せる時間とか回数というものも、手応えはあります。ただ、それをいかに結果に結びつけていくかというところは、まだ上げていく必要があると思います。
ただ今日負けはしましたけれども、こういう舞台でも自分たちがやるべきことをやり通すところに、チームの意志を感じました。このF・マリノスというチームで、このスタイル、このサッカーをできるというところに、ボク自身、常に喜びを感じているので、負けたからといってそれが変わることはありません。
一つのタイトルを逃したという部分ですが、悔しいね・残念だったね・一つタイトルが消えてしまったね、で終わるのではなく、ボクは2018年決勝の悔しさに、また上乗せして、今日の悔しさをまた持って、今日からタイトルを獲り返すべく始めていくつもりです。それはチームメート皆一緒の想いだと思います。この悔しさを忘れることはないし、F・マリノスとして、もっと皆と強くなっていきたいです。
悔しさを次につなげられるかどうかは、自分たちの姿勢・取り組みにかかっているので、そこは気持ちを強く持って、F・マリノスを強くしていくという意志を皆が持つことが重要だと思います」

フォトギャラリー