あれだけチャンスがあったなかで、もっともっと点を決めるべきところで決めることができれば、さらに良かったと思います」
質問:前節から、何か変化をつけたところはありましたか?
「前節も、しっかり自分たちのサッカーを見せたのですが、クロスバーに2,3回当たり、そして相手ゴールキーパーの素晴らしいセーブもあり、ゴールが奪えませんでした。 自分たちが何かを変えたということは、全くありません。とにかく、やってきていることを続けてやることが一番大事だと選手たちに伝えました。この間のゲームで修正しなければならないところを、今日はしっかり出していこうとも話しました。
選手たちがそれをピッチで見せてくれたので、良い結果につながりました」
質問:前節より、今日の方が落ち着いてゲームをコントロールできたのは、なぜですか?
「前節、そして今日の試合も、もちろんチャンスをつくった中で、自分たちがたくさんボールを持った中で、今日に関しては、非常に落ち着いてボールを回せたと思います。選手間の距離というところも、すごく良い距離感を保って、しっかり自分たちのサッカーができました。
前節の試合で、見直さなければならない部分というのは、ゴール・ゴール・ゴールと頭がいっぱいになっていました。そういうところで、焦りも出ます。そうではなく、まずは自分たちがしっかりコントロールすることです。チャンスは必ず来ます。そこで、自分たちがどれだけ落ち着けるかが大事だったと思います。そういう部分で、今日はしっかりやれたと思います」
質問:今日のゲームコントロールの大きな原因が、ボールを奪い返すプレーだったと思いますが、その点はどうでしたか?
「今日の試合に関しては、チーム全体がコンパクトに保つことがすごく重要だったと思います。なぜなら、浦和というチームは個人の能力・質が非常に高い選手がそろっています。距離が離れてしまうと相手を自由にして、相手の強さを出させてしまいます。
コンパクトに保つことにより、そして皆の距離感が近いことによって、ボールを奪われた後でも相手に近いですし、皆がサポートできる位置にいる。今日は特にそういう部分を重要視して選手を送り出しました。
選手たちも、それをしっかりピッチ上で見せてくれたと思います。それも途中からではなく、スタートしてからすぐにできていました。自分たちがどれだけボールをコントロールするかが重要だったと思います
そして、テンポが大事だと自分は思いましたので、そこのリズムというところも、しっかりできたと思います」
質問:2得点を挙げたマルコス ジュニオールの今日のパフォーマンスについて?
「彼だけではなくて、今日は全員がすごく良いパフォーマンスを繰り広げてくれました。彼だけではなく彼以外の外国籍選手も、そして新加入の選手も、自分たちのサッカーという部分を、まだまだこれから学んでいく部分はありますけれども、この段階でしっかりできていました。
一人だけを見るのではなく、やはり全員が高い意識を持ってやってくれていると思います。
そして一番良かったのは、アウェイで結果を残せたことだと思います」