チャンスもたくさんつくりましたし、勝ちに値する内容のサッカーをしてくれたのですけれど、勝点3をもぎ取ることはできませんでした。残念です」
質問:エリキ、マテウス選手の評価を教えてください。
「彼らだけではなく、全体として、本当に素晴らしいパフォーマンスをしてくれましたし、この難しいコンディションの中で、本当に良くやってくれたと思います」
質問:今日は前線の構成を少し変えたと思うのですが、今後についてはどのようにしようと考えていますか?
「今後のシステムについてですが、今日はケガ人や累積で出場できない選手がいましたから、少し変えた部分はありました。
しかし我々のやろうとしているサッカーは変わりません。先ほど言ったように、今日の試合を総括すると、パフォーマンスとしては選手は本当に良く頑張ってくれました。続けていくことが大事だと思っています」
質問:コンディションが難しいと言いましたが、それはピッチコンディションを指すのでしょうか?
「日産スタジアムでの最近2試合、ピッチが非常に難しい状況でした。
このピッチ状態によって、我々は、やろうとしていないサッカーをやらざるを得なくなっています。
クラブとしての成功をもたらすためには、ホームスタジアムはしっかりコントロールし、有利な状況に持っていくことが大事だと思います。
そのなかで自分たちが戦う上で、攻撃のスピードであったり、アグレッシブさ、パスワークなどを考慮しなければなりません。
開幕から我々は、ずっとホームでは負けなしでした。それがここ2試合、敗れました。ピッチ状態がその敗戦の原因になっているという気持ちも、正直あります」
質問:天皇杯など連戦による選手のコンディションには問題がなかったのでしょうか?
「選手たち一人ひとりのコンディションの部分は、まったく問題ありません。それは全く関係ありません。
約700本のパスをつなぎ、70%以上ボールを支配し、約20回のチャンスをつくりあげています。選手たちは本当に素晴らしいサッカーを本当にやろうとしてくれて、その通りに実践してくれています。
そのなかで、全てを出し切るためにやっている中で、あのようなピッチコンディションだと、難しいかなと思います。
私がピッチのことを言うのは、プレーだけではなく、選手たちの安全のためでもあるのです。ケガにつながるようなピッチ状況で試合をするというのは…。今日、試合を終えて、ケガ人が出なくて良かったと思っています。
スタンダードとして、世界のどんなスタジアムと比べても、このピッチ状況はあり得ないと思います」
質問:ピッチ状況については、事前に把握していたのでしょうか?
「特にピッチの状況について、事前に説明を受けることはありません。
もちろん、これから行われるラグビーワールドカップまでには改善すると思うのですが…。他のJリーグのスタジアムは非常に整っていると感じています。
2週間に1回行っているホームゲームで、このようなピッチ状況ですと難しいです。皆さんも、住んでいる自分の家は、綺麗に、そしていつも整理整頓をして、誰が来てもいいように、プライドを持って整えていると思います。それと同じだと思うのです。
自分たちのホームスタジアムなので、そこはしっかりやってほしいなというのがありますし、本当に残念な気持ちでいっぱいです。
何を言っても言い訳になってしまうかもしれませんが、やはりファン・サポーターをはじめ、観に来てくださっているお客様に恥ずかしいなというように感じています」