自分たちがゲームをコントロールできていなければ、相手はカウンターという危険な部分、強みを持っています。ですが、自分たちがしっかりとコントロールしたことによって、良いチャンスがつくれた中で良いゴールも生まれましたし、良いパフォーマンスもできたと思います。全体的には、とても良いゲームでした」
質問:前節から中央に仲川・右にエリキという攻撃の新たな形で良い結果が出ていますが、手応え、評価を教えてください。
「エリキも、今日はケガで交代してしまったマテウスも、すごく良いパフォーマンスをし続けてくれています。まだまだ学んでいる部分はある中で本当に良くやってくれていると思います。
自分たちのチームのケガ人が多い中で、良い選手、質の良い選手がほしいとクラブに伝えたのに対して、要望通りに良い選手が来てくれたと思います。
本当に良くやっていると思います。2人とも足も速いですし、しっかりと前方向に行ける選手です。プレーによって、相手にとって危険な部分を見せられたと思います」
質問:2点リードした後、選手交代もしてシステムも変えたG大阪の攻撃に、どのように対処したのでしょうか?
「2-0になった時点で、彼らもリスクを負ってアグレッシブにいかなければなりませんでした。ですので、相手の勢いが出てきたのは自然なことだと思います。
その中でも、自分たちは慌てることなく落ち着いてやることが大事だったと思います。難しい時間帯もありましたが、うまく切り抜けられたかなと思います。
そして今日のG大阪さんだけではなくアグレッシブに前から来るどのチームに対しても、自分たちはボールを取った後に前方向へのカウンターという強みを持っています。今日も、その部分を、うまく何回か出せたと思います」
質問:今日、初ゴールを挙げたティーラトン選手が、チームにどういうものをもたらしてくれていますか?
「率直に言って、本当に素晴らしいゴールだったと思います。彼にとって、本当に良かったと思います。
彼はサイドバックでありながら、いろいろなやり方をこなさなければなりません。もちろん、これは広瀬も同じです。彼らは、すでに日々の練習からハードワークして、一生懸命にやってくれている選手です。
それは簡単ではありません。今までやって来たこととは全然違うのです。タイ代表のキャプテンも務め、豊かな経験のあるティーラトンが新しいことに挑戦してくれています。そんな中で、日々の成長に向けて一生懸命に取り組んで、素晴らしい姿勢を示してくれています。
1点目のゴールは、自分たちが良い流れをつくっている中で、なかなか得点を決められない状況でした。あの1点で、ようやく落ち着いてやれたのだと思います。本当に良いゴールでした」
質問:センターで使っている仲川選手についてですが、これは新しい発見なのでしょうか? それとも、あれぐらいやれるとわかっていたのでしょうか?
「できる選手だと知っていました。彼は理解力も十分ですし、吸収も早いです。そしてマルコス ジュニオールとの連携という部分も非常にうまくできていると思います。
正直、この何試合か、彼は100%の状態ではありません。少し痛みがありながらも、日々の練習から本当にハードワークしている選手の一人です。こういう姿勢を見せてくれている以上、彼が成長していくのは間違いないですし、今後も良い形で良いパフォーマンスを続けてくれると思います」
質問:連敗から脱出して2連勝。良い状態に戻っていると考えていいのでしょうか?
「直近の日産スタジアムでの2試合は、パフォーマンスが良かったなかでも、結果にはつながりませんでした。
ただ我々は、結果につながらず負けたからと言って、いろいろ変えようというつもりはありません。ピッチの状況で自分たちのサッカーがやれなかったという部分があったというだけです。
ホームだろうがアウェイだろうが関係なく、ピッチが素晴らしい状況のもとでプレーできれば、自分たちは良いサッカーができます。ゴールが生まれる過程でも、浮き球ではなく、グラウンダーでどんどんパスをつなげて崩していけるはずです。そういうものが、ここ2試合で出ていると思います。
そして、こういうなかで選手たちのメンタルの強さという培ってきた部分もあると思います。昨年にはなかった部分で、今年はより強さを出してくれています。
良いピッチであれば、自分たちは良いサッカーが続けられると思いますし、これからもその部分でしっかりと良い形でやっていきたいと思います」