そして私が強調したいのは、一人ひとりの選手たちが誇らしいということです。最後の最後まで走り続けましたし、素晴らしいパフォーマンスをしてくれました」
質問:コーナーキックは、ほとんどショートコーナーを使っていましたが、これは選手個々の判断でしょうか?
「いつも練習で、いろいろなやり方をやろうという話をしています。その部分はアシスタント・コーチのアーサーが担当しています。いろいろな可能性を常にさぐりながら練習しています。
自分たちは、早くプレーをしたいという点がベースにあります。その中で全てショートコーナーでやると決めているわけではありません。選手たちの判断で、ボックスの中に入れるのか、またはタイミングを取ってショートコーナーでいくかとやっているだけです」
質問:今日のゲームは、パフォーマンス以上に結果が非常に重要な試合だったのではないでしょうか?
「シーズン終盤のこの時期は、本当に結果が大事になってくると思います。
自分たちは直近の2試合、負けはしませんでしたがゲームコントロールできない部分が見えていました。その反省を踏まえて、自分たちのパフォーマンスをしっかり出せた試合でした。
我々は勝つのも大事ですが、どういうふうに勝つのかが大事です。自分たちのやろうとしているサッカーを出して勝ちたいのです。それがなかなか出なかったときは、残念な気持ちになります。
結果も大事です、そしてそれ以上に、自分は内容を大事にしています」
質問:ケガで交代した仲川選手の状態について教えてください。
「正直、まだ状況については詳細を聞いていません。今、チームドクターがいろいろとチェックしていますので、後ほど報告を受けると思います。
重要な選手の一人ですし、この時期に大きなケガになってしまうと、痛手ではあります。
しかし、我々は今シーズン、何度もケガとの戦いがありました。彼だけではなく、他の選手も大事な時期に離脱を余儀なくされた時期もありました。
ですが、仮に彼がプレーできなければ、他の選手が穴を埋めて、いつも通りのサッカーをしてくれる、そういうチームだと自分は思っています」
質問:失点したところも含めて、最後の時間帯に強度が落ちたように思えましたが、その点については、どう考えていますか?
「失点が残念じゃないと言ったら嘘になります。
自分が見る限り、残り10分のところで、疲れが見えたのかなという部分がありました。スケジュールが複雑というか、試合があって2週間空いて、試合をしてまた2週間空くという日程になったりした影響もあったかもしれません。
80分を通しては、自分たちが高いレベルでパフォーマンスを繰り広げていたのですが、残り10分のところで自分たちがいつもやっているパスがうまくつながりませんでしたし、前方向に行くことができませんでした。
スケジュールについては、自分たちが慣れなければいけません。次の試合まで、また2週間のインターバルがありますから、しっかり考えながら調整して、次に向かっていきたいと思っています」