「プレシーズンの試合をしているような印象を受けました。特に前半45分は、自分たちのサッカーがまったくできませんでした。
後半の45分は、しっかり自分たちのサッカーができて、もう少しで勝利が見えていました。エラーの中で失点をした部分もありましたし、最終的にPKでの結果になりましたけれど、残念でした」
質問:前半は、うまくいかなかった部分についての説明を、もう少しお願いします。
「見てもお分かりのように、前半はナーバスになってしまったところがあったと思います。パスを出すときの自信のなさが目立ちました。
そして残念なのは、後半になってからは自分たちのサッカーをようやく見せられることができたのですが、コンディションの部分では良い状態であったなかで、前半はボールを落ちつかせることができませんでした。
やはり自分たちのサッカーをしていくことが大事です。
この試合から、しっかり学んでいかなければならない部分はあります。失点についても、小さなところからのミスでした。そういうところを学んで、次に生かすことが大事だと思っています」
質問:オナイウ阿道選手の交代は、最初から決めていたのでしょうか?
「前もって想定していました。エジガル ジュニオ選手は、まだ100%の状態ではないのですが、使ってみたいと考えていました。
オナイウ選手は、自分たちのサッカーを理解しつつありますし、良いプレーをしてくれていたと思います」
質問:失点の場面ですが、今シーズンの相手チームは、今日の神戸同様に、あのように狙いどころを絞って突いてくると思います。その点については、どう考えていますか?
「どこが相手だろうが、一番大事なのは、自分たちのサッカーができるかどうかです。
神戸に関しては、個々で能力の高い選手は確かにいます。でも、そういうことではありません。いろいろなチームが、たとえば斜めのボールを多用したりとかやってくると思います。
ですが、そこがどうこうではなく、自分たちがどういうふうにやるのか、自分たちがコントロールできなければ、ああいう展開にはなってしまうと思います。ですので一番大事なのは、自分たちがしっかりコントロールをし、そして自分たちのサッカーをやっていくことです。そこを、いつも考えています」
質問:前半の失点の2つのミスについてですが、選手はどうしなければならなかったのかという部分で、監督はどう考えていますか?
「ただのパスのところをおっしゃっているのだと思います。別に、そこはどうでもよいことです。
誰でも、人生でもサッカーでも、ミスというのは必ず起きます。それがどうこうではなく、自分たちがどういうふうにやっていかなければならないかを学ばなければいけないと思います。
個人のミスについて、私はどうこう言うつもりはありません。自分たちのサッカーをやる上で、ミスはどうしても出やすくなるでしょう。
前半のミスの一番の原因は、先ほども言ったのですが、ちょっとナーバスになったところがあったのかなと思います。しっかりと、そういうチーム全体の部分を見ながら、次に向かっていこうと思っています」
質問:今日のサッカーを見たうえで、次のACL全北現代戦を、今日のチームでいくのか、それともメンバーを代えて臨むのでしょうか?
「繰り返しになりますが、前半はいろいろな部分、ミスであったりとかが目立ちました。ナーバスになっている部分が私には目につきました。
ですが、後半は素晴らしいサッカーを繰り広げてくれたと思います。ACLに向かっていくにあたっても、エラーという部分はしっかりと学び、修正をしなければなりません。
そして自分たちのサッカーをするためには、勇敢な気持ちを持ってやることが大事になってきます。前半は、それが欠けていました。後半は、皆がそれをしっかり持ってやった結果が、ピッチ上のプレーに表れました。
ACLは相手も、国も違います。クラブにとっても久々の出場です。いい経験になるはずです。しっかりいい準備をして臨みたいと思います」