その後、選手たちはしっかり切り替えてうまくやれた部分も多かったですし、チャンスという部分もたくさんつくれました。しかし残念な結果でした」
質問:相手はかなりF・マリノスのやり方を研究して対策を練ってきたと思います。もちろん、他のチームはそのように臨んできて当然だと思います。それを乗り越えるために、これからどういうふうにやっていかなければいけないと考えていますか?
「結果に関しては、自分の責任です。
スタートがスローになってしまうと、特に失点をしてしまうと、試合は難しくなってしまいます。そこから自分たちの流れに戻すのは難しくなります。難しい状況に、自分たちで追い込んでしまったのだと思います。
ただ、それは本当に自分の責任だと思います。選手起用も含め、しっかりと戦える準備を、もう一度自分で頭に入れながら次に向かわなければいけないと思います。
ですが、チャンスはしっかりとつくれましたので、選手たちは本当に良くやってくれたと思います」
質問:チャンスはつくれていましたが、もっと強引にゴールを奪いに行っても良かったのではないでしょうか?
「負けようが勝とうが、やり方を変えていくというのは自分の中にありません。
やはり一番大事なのは、自分たちがどうスタートするかだと思います。
選手交代してからも、もちろんゴールを奪いに行ったのですが、少し焦りが出てしまいました。もう少し落ち着いてやれば、良かったかもしれません。
その中でも選手たちは、たくさんチャンスをつくっていましたし、流れを戻そうと意識してのプレーも見えました。
ただ我々だけではなくどのチームであっても、自分たちでこういう状況をつくってしまうと、試合は難しくなります。
神戸戦のスタートも、そうでした。自分たちのいつものスタートではありませんでした。そうなると、相手がモチベーション高くスピードアップしてきます。自分たちはそれ以上にスタートをしっかりしていかなければならないと思います。それを、こういうゲームから学ばなければならないのです。そこを選手たちがしっかり頭で理解をし、チーム全体で“もう一度やっていくのだ”と取り組まなければならないと思います。
相手がどこだろうが、結果がどうであろうが、自分たちがやらなければならない部分である“スタートからしっかりと自分たちのリズムでやらなければいけない”というのを、今日もまた、選手たちは学んだはずです」
質問:先週のACLから中3日で、ほとんどメンバーを代えませんでしたが、その点、パフォーマンスに影響はなかったのでしょうか?
「先ほども言いましたが、結果に関しては自分の責任だと思っています。
おっしゃったように中3日のゲームで、一人、二人メンバーを代えても良かったのかもしれないという思いもあります。
ですが、どういうふうに良いバランスを取ってやっていかなければならないのかという部分が、すごく大事になってくると思います。今日の結果に関しては、やはり自分の責任です。それらをしっかりと踏まえて、次に向かって行きたいと思います」
質問:今日の選手交代については?
「もちろんゴールを奪うために、選手交代を行いました。残り10分、15分という部分で4、5回はビッグチャンスをつくりました。高野にしても、エリキにしても、エジガル ジュニオにしても、代わって入った選手が前からプレッシャーに行くなどしっかりプレーしてくれたと思いますし、たくさんチャンスをつくれたと思います」
質問:スタートの悪さについての原因は、何だったのでしょうか?
「今日、何人か布陣を変えてやっていたら、違った結果になっていたかもしれません。ですが、いずれにせよ、ああいうスタートをしてしまうと相手に自信をもたせてしまいます。
G大阪にしても神戸にしても、そして次の相手にしてもそうですが、良いチームが本当に多いです。そのなかで、自分たちのサッカーを最初から100%できなければ、やはり難しい状況にはなります。
チーム全体、総合的に見れば我々は良いチームですが、自分たちのチームにスーパースターはいません。しっかりベストを尽くしてスタートからの入りが良くなければ、やはり自分たちで難しい状況にしてしまうと思います。そういう部分でも、自分たちのサッカーをしっかり最初からやることが大事ですし、それを心掛けて日々行っています。
今日はこういう結果になりましたけれども、次に向けてしっかりとやらなければいけないと思っています」