勝てなかったのは正直、残念ですが、選手たちはしっかり自分たちのサッカーを最後の最後まで表現してくれたと思います」
質問:サッカーは点を取ること、そして取らせないことが原則だと思いますが、点を取らせないというところで、ここのところ良い結果が出ていないのですが、その点は、どう考えていますか?
「そうですね。おっしゃるとおり、それがサッカーの原則の一つだと思いますけれど、今日はしっかりチャンスをつくり惜しい場面、ポストに2回当たるなどがありました。またGKが弾いたボールにしっかり反応できれば1点という場面もありました。
自分たちがやろうとしているサッカーをしっかりやることが、自分は大事です。点を取るとかは、その次です。まずは自分たちのサッカーをすることが一番大事です。その後で、点が入ったり、勝利とかの結果はついてきます。
今日は他の試合と何が違ったかというと、川崎戦では自分たちのサッカーができず、本当に悔しい思いをしました。今日も勝ちはできませんでしたが、自分たちのサッカーをしっかり出せることができたので、自分は選手たちが誇らしいです」
質問:同点ゴールを奪われるまで、ポジティブな材料がかなりあったと思いますが、監督の評価をお願いします。
「本当にアグレッシブに前からプレスに行き、いい場所で相手からボールも奪い、ボックスへの侵入の数も多かった中で、ああいう形で良いパフォーマンスができたというのを、自分は嬉しく思いますし、満足しています」
質問:ボックスに入るところのクオリティーが昨シーズンよりも高くないと思うのですが、その点はどう考えていますか?
「今日の試合だけのことをいえば、おっしゃるような質の問題はなかったと思います。しっかりボックスの中に入って行きましたし、しかもシュートを打ってポストに2回当たったりなど、最後の最後のところの運というのもあったと思います。
他の試合では、ゴール前での質が下がったという部分はあったかもしれませんが、今日は今年のベストゲームの一つかなと思うぐらい、しっかりチャンスをつくってくれました。もちろんその中で、決め切れなかった悔しい部分はありました。しかし自分たちのサッカーという部分では、今日は見せられたと思います」