質問:前線からのプレッシングが非常に素晴らしく、迫力も連動性もあったと思います。
「確かに涼しくなって、プレスという部分でも、長く掛け続けることができたのだと思います。ボールをつなぐ速さというところも、しっかり集中してやろうと伝えていました。
このピッチコンディションも難しい中、選手たちはしっかりとやれたと思います。前からのプレスは、前の3人だけでなく、行ったことによって後ろも連動する。MFの選手も連動することによって、またその後ろもサポートに来ていました。全員でプレスをやった結果が、しっかり勝利という結果につながりました。それをピッチ上で表現できたと思います」
質問:ジュニオール サントス選手の守備の意識が、F・マリノスに入った当初よりも、かなり高くなっていると思いますが、その点については?
「彼にとっては、本当に難しいスタートになってしまったと思います。練習もそこまでできないスケジュールの中、自分たちのサッカーという部分“全員で守備をする、前から走って行く”、そういうところは伝えながらやって来ています。ボールを持っている時もボールを持っていないときでも、自分たちはハードワークをするのだということも伝えています。
彼は、なかなか十分な練習ができないなかでも、しっかり学ぼうという姿勢、それをピッチ上でやっていく、やり続けていく。そういう努力の結果が、今に結びついているのだと思います」
質問:ジュニオール サントス選手は、攻撃のところでの球離れもスムーズになって、周囲との連携が非常に良くなっていると思います。その点は、いかがですか?
「彼は、大きく、強く、そしてスピードもあります。シュートも良いものを持っています。それにプラス“周りにも良い選手が多いので、彼らを使うことによって、より自分が生かされるのではないか”という部分も伝えてきました。
彼にとっては去年、日本に来てJ2で少しプレーして、そしてJ1という舞台でやっている中で、本当に一つ一つに取り組む姿勢や努力の結果だと思います。これからも成長してくれるでしょうし、それを見続けたいと思います」