質問:後半、鹿島がスタートから圧力を掛けてきて、それに対してF・マリノスがボールを支配する時間を取り戻すことができませんでした。それは、どういうところに原因があったのでしょうか?
「今おっしゃったように、後半なかなか自分たちがコントロールできず、相手が勢いに乗って来ました。その原因ですが、まずは自分たちのサッカーができていなかったことです。
相手のプレッシャーというのは、今日の鹿島だけではありません。他のチームもプレッシャーを掛けてきます。その中で自分たちのサッカーができなければ、やはり難しいゲームになります。そして、ああいう個のミスであったり、個のハードワークが出なかったりとか、1対1のデュエルの場面で強さが欠けてしまうと、ああいう形になってしまいます。仮に、自分たちが少ないチャンスを生かして勝ったとしても、自分たちのサッカーができていなかったという大きな問題は残ったでしょう。
鹿島がしっかりと強くプレッシャーを掛けるなど、彼らは勝ちに値するプレーをした、それだけだと思います」
質問:ゲームコントロールという部分ですが、9月の3連敗や今日の逆転負けなどもありました。どのように捉えていますか?
「自分としては、今シーズン、コントロールができなかったゲームが、たくさんあったとは思っていません。
ただ、とにかく今日のゲームに関しては、後半、特にコントロールができませんでした。もちろん今シーズン、後半に失点したことはありましたけれども、後半の45分間、すべてにおいて自分たちがなかなかボールをコントロールできなかったというのはなかったことだと思います。
自分たちがボールを持っていなければ、相手がボールを握っているということで、プレッシャーが掛かります。その中で自分たちは、メンタルやフィジカルに弱さが出たのかと思います。今日のように相手がボールを持っている展開になると、勝つのは難しくなります。
自分たちのサッカーが、今日の後半は出ていなかったと思いますので、そういう部分をしっかり見てやっていかなければいけないです」