「本当に重要な試合でした。再開しての初戦ということもあり、しっかりやらなければいけないという準備の部分が大事でした。
試合が始まってから、ほとんどの時間帯で自分たちがコントロールできたのではないかと思います。自分たちがしっかりコントロールして、自分たちのサッカーという部分を見せられたのではないかと思います。
ですが、上海上港にも個人的に力のある選手たちが多くいました。そしてPKを与えてしまいましたが、オビが本当に素晴らしいセーブをしてくれました。
最後の最後まで自分たちはあきらめずに勝利を望んでいましたし、選手たちがしっかり応えて素晴らしい結果を残してくれました。非常に素晴らしい試合だったと思います。
今シーズンは、本当にタフなシーズンですし、自分たちだけでなく世界中が大変な思いをしながら日々、生活していると思います。その中、普通ではなくなってしまったこの世の中で、自分たちは、こういう状況でもこの瞬間を与えられています。
このACLという大会がキャンセルになってしまったら、自分たちだけではなく参加しているすべてのチーム、そしてそのチームのすべてのサポーターの皆さんがすごく寂しい思いをしたでしょう。
大会がこのように再開されて、大好きなサッカーをやれる喜びは、何物にも代えられません。そしてサポーターの皆さんが見に来られない状況ですから、我々には大きな責任があるのです。
横浜は今、真夜中だと思います。その中、テレビを通じて自分たちがやっているこのサッカーを見ていただくことによって、我々は勇気や喜びを与えなければならないのです。そして勝利によって共感を与えることもできると思います。我々は責任を持って、それらを彼らに伝えなければならないですし、サッカーで何が助けになるかという部分も頭に入れながらやらなければなりません。
繰り返しになりますが、このような世の中になってしまって、皆さんが大変な思いをしている中、自分たちが好きなサッカーを通じて、皆さんを幸せにできることを実感しながらやっていきたいと思っています」