このたび、小池龍太選手が鹿島アントラーズへ完全移籍をすることが決定いたしましたので、コメントとあわせてお知らせいたします。
「初めに、2020年4月から5シーズンの間、たくさんの応援をしていただいたファン・サポーターの皆さま、ご支援・ご声援をいただきましたパートナー・スポンサーの皆さま、本当にありがとうございました。
今年をもってF・マリノスを去ることになりました。振り返ってみると、加入発表時は『あまじゅん(純くん/天野純選手)の復帰にもう1人ついて来た!』そんな感じだったと思います。
当時の僕の感情は、憧れていた海外移籍を倒産という無念のまま終え、これから日本でもう一度目標を決め直そうと考えていました。そんな考えはアンジェ(ポステコグルー)元監督のトレーニングを1週間してからは自然と消え、『マリノスでタイトルを獲る』だけに変わり、キーボー(喜田拓也選手)を中心にその目標へと進んでいくチームに、アタッキングフットボールに没頭することができました。
そんな僕が歴史のある偉大なクラブ、横浜F・マリノスで副キャプテンという役職を与えられ、キャプテンマークを巻いて試合をすることができたことを本当にうれしく誇りに思います。
多くの試合に出場させていただき、メモリアルゴール・日本代表選出・目標にしたJ1優勝タイトル・ベストイレブンと多くの良い思い出ができました。それとは正反対で、1年半近く怪我で離脱したことは、悔しく苦しい思い出です。
それでも諦めずに支えてくれたメディカルチーム、コーチングスタッフ、選手のみんなには本当に支えられたし、感謝してもしきれません。みんなのお陰でサッカー選手としていれることを、これからも忘れないでプレーし続けます。
まずはこの決断に関して、僕とF・マリノスの成功や成長のためにはベストな選択だと思います。何かを得るためには何かを捨てなければいけないですし、日々変わり続けるサッカー、変わっていくアタッキングフットボールでも同じです。
復帰を目指し励んでいた日々、特に今シーズンは契約最終年と重なり、プロサッカー選手としての終わりを覚悟することもありました。それでも自分はもう一度戻れると信じ、戻ってからは、まだチームの役に立てると自信もありました。
念願の復帰を果たしてからは、もし自分がいなくなることになっても、チームとして変えてはいけないこと、下げてはいけない基準、これまで積み上げてきたこと、これから体現してほしいサッカーや想いは残る選手や若手、チームに伝えておきたいと思い必死にピッチを走りました。
その想いはファン・サポーターの皆さまにも伝わっていたら嬉しいです。
皆さんは来年からも変化していくアタッキングフットボールを楽しんでください!僕も移籍先でこれまで同様にサッカーと向き合い、努力し続けたいと思います!
みんなと戦えて最高に楽しかった。
5年間本当にありがとうございました」
DF
東京都/1995年8月29日(29歳)
170cm/65kg/O型
松ヶ谷FC - 横河武蔵野FCジュニア(八王子市立別所小学校)- JFAアカデミー福島(広野町立広野中学校)- JFAアカデミー福島(福島県立富岡高等学校)- レノファ山口FC - 柏レイソル - スポルティング・ロケレン(ベルギー)
J1リーグ通算 149試合 9得点(85試合 9得点)
J2リーグ通算 63試合 3得点
J3リーグ通算 30試合 1得点
JFL通算 17試合 0得点
カップ戦通算 20試合 0得点(13試合 0得点)
天皇杯通算 10試合 0得点(2試合 0得点)
ACL通算 13試合 0得点(8試合 0得点)
ACLE通算 4試合 0得点(すべて横浜F・マリノス)
※カッコ内は横浜F・マリノスでの成績