Q:試合の総括
正直フラストレーションが溜まる結果となってしまいました。特に前半すぐにフリーキックから失点してしまい、そのあとは自分たちがチャンスを作った中で、なかなかリズムが掴めない部分がありました。結果的にはたくさんチャンスを作った中で決めきれないと、難しい状況になってきます。その中でもあれだけのチャンスを作ったということはいいことだと思いますし、それをどう決め切れるか、そういうところだと思います。本当に3点目、4点目を狙えるチャンスがあったなかで、残念な結果になってしまいました。
Q:試合前の会見でセットプレーはゲームの一部だが、現状は失点が少し多いと話していらっしゃいましたが、改善できるポイントはどこでしょうか?考えていることはありますでしょうか?
守備は大事な要素ではありますが、どうやったらより選手たちが前に行けるか、攻撃的にサッカーできるかというところがより重要だと思います。全体的には、2、3回くらい相手にチャンスを与えてしまって、一つはフリーキックから入れられて、もう一つはロングボールからの対応がうまくいかずに2点目を入れられてしまいました。やはり、ゴールを自分たちがどう多く奪っていくのか、そういうところで特に最後の決定機の質の高さが欠けてしまったのかなと思います。なので、攻撃ではそこの質をあげることと。守備になったときは、フリーキックはもちろん危険なところですし、カウンターも色々なチームが狙っていると思います。その対応を見直してやっていくことが大事だと思います。
Q:監督が合流してから少ない準備時間の中で、選手たちに伝えていきたいこと、改善していきたいことはなんですか?
もちろん現実的にこういう状況の中で、自分が就任してからチームとしてちゃんとした練習はできていません。しかし、こういう時期だからこその挑戦だと思っています。チームとしてどのような姿勢を持ってできるかだと思いますので、今日の結果に関しても、自分がロッカールームに戻ったときに選手たちは話し合っていました。「悔しかった、自分たちはもっともっとできた」と。そういう部分がしっかり声として聞こえてきている。声だけじゃなくて、チーム全体としてその部分を底上げしていく、そういう悔しさをバネに次の試合に向けて準備していくことが必要だと思いますし、とにかく質をあげてどんどんやっていくことが大事です。良い姿勢をもってやり続けることが大事だと思います。
Q:攻撃の方にフォーカスしているというお話がありましたが、リードしている状況でリスクマネジメントの部分についてどのように考えていますか?
自分たちがリードしている状況で、このまま逃げ切ろうとかそういうのは自分たちの戦い方ではないです。やはり3点目を入れにいくぞ、というところが大事になってきます。もちろん、あの2失点目の状況というのは長いボールが入って、セカンドボールが拾えず、そういうところで自分たちがリスクを負った部分はありました。もっと守備のところでの強さは改善しなければいけないと思いますが、とにかく自分たちは集中してやっていくことが大事ですし、F・マリノスのサッカーというのを見てくださっているファン・サポーターの方々にもっと魅せていけるように自分たちは向上していかなくてはダメです。それを踏まえ、今日の学びを持ち帰り、次に向かっていきたいなと思います。
Q:今回の引き分けで7連勝が終わりましたが、それをどう捉えられているか教えてください。
まずは全部挑戦だと思っています。この短い間の中で、どのように自分たちは学び、成長できるのかということが大事だと思っています。これから久々に横浜に戻り、数日間の練習を経て、ようやくファン・サポーターも待ち望んでいたホームゲームです。今まで通りの自分たちのサッカーをすることが大事なので、しっかり調整したいと思います。