試合を振り返って

前半はなかなかボールが落ち着かず、ボールのスピードも自分たちが持っていたスピードを出せずに難しい展開がありました。後半になって見ていて楽しいサッカーをお見せすることができましたし、ボールの動き、選手の動き、そしてゴールまでの運んでいく部分は本当に見ていて楽しかったです。10日間で4試合、そして12ゴールという部分でも本当に選手が難しい時期を頑張ってくれたと思いますし今日の試合でもいい結果が残せてよかったと思います。

Q：監督が就任してからかなり攻撃性が増したと思う。そこらあたりで意識している部分はあるのでしょうか。パフォーマンスには満足しているのでしょうか。

正直なところ練習で落とし込んだ時間はそこまでありませんでした。まず自分が大事にしたかったのはチームが持っているアイデンティティという部分を大切に、今までやってきた攻撃的なサッカーをより攻撃的に、そしてファンが本当に楽しんで試合が終わったあと帰ってもらえるようなそういうサッカーを見せたいと自分は思っていました。チームが考えている目標であったり、やっていく上で何が大事かっていうところは全員がわかっているので、しっかりより攻撃的なアタッキングフットボールをどれだけ成長させるか、そういう部分が大事だと思っています。

この4試合自分が就任して指揮を執りました。本当に満足がいくパフォーマンスを見せられたと思います。自分がチームに合流して、アウェイでガンバ大阪と清水エスパルス戦が続きました。そんな中でもです、選手たちが高い気持ちで信じる気持ちを持ってくれた、そういう部分が本当に大事だと思っていました。フィジカル的にもそうですが、メンタル的にも本当に強い気持ちを持っていこうと話したなかで、チーム全体でどういう目標を持ってやっていたかという部分を見せられた今日までだったと思います。

Q：ベンチ外となった杉本選手が使えなかった理由を教えて下さい。

10日間で4試合という部分もそうなんですけど、なかなか彼も練習から遠ざかっていたと聞いています。この数か月間、練習という部分もそうですし遠ざかっていた部分があるのかなと。その中でF・マリノスっていうチームに来た時に、F・マリノスってチームの部分をどういう風に理解するのか、そういうとこが大事だと思っていますし、これからもまだまだシーズンが長いです。そういう部分でも彼が学んでもらったりとか、ここで一回結構な練習量をやってきたので一回休みを与えることも考えていましたし、そういう部分で今日はいなかっただけです。

Q：ボランチの役割についてどう考えるか？

興味深い質問です。今日は見てもわかる通りダブルボランチを起用しました。そのなかで自分がボランチに対して考えているのは個の部分ではありません。一番重要になってくるのは誰と誰が組んだ時にどういう風な流れを作ってくれるか、そのコンビネーションを重要視しています。例えば喜田が出たり、岩田が出たり、扇原と岩田がやったり、扇原と喜田がいたり、例えば今日の後半は和田がボランチに入ったりもしました。その中で試合の流れで誰がどこのポジションでやった方が一番今はコンビネーションとしてうまくいくのか、試合前もそうですし、試合中もこの部分でなくて誰と誰を組ませたらいい流れができるか、そういうところを考えています。