試合を振り返って
メンタルのところで素晴らしい強さを選手は出してくれました。タイトなスケジュールのなか、アウェイの地でメンタルを強く保ち、自分達でボールを支配しようという気持ちでピッチに入りました。それが良い結果に繋がったので、今日はメンタルの強さが出た試合だと思います。
Q. 後半の運動量の差について
前半は両チームとも強度の高い展開でした。自分達はアウェイで勝つために、メンタルの強さが大事になってくると選手たちに話しましたし、メンタルの強さが出ればフィジカルにも繋がってくる。そういったところができた試合だったと思います。後半はよりフィジカル的な要素も求められて、敵陣でどうやって支配していくかという部分はメンタルの強さが出た試合でしたし、パワフルでワクワクする展開になりました。
Q. リーグ戦では、マリノスはカシマスタジアムで10年ぶりの勝利になります。どう感じますか
選手たちの戦う姿勢がこの結果をもたらしたと思います。簡単ではない鹿島との対戦で、サポーターの雰囲気作りや戦っている11人とベンチにいる選手全員で獲得した勝利だと思います。広島戦から8人をスタートで替えて臨みました。10年ぶりの勝利というのは私ではなく選手自ら勝ち取ったものですし、素晴らしいプレーをしてくれたと思います。そして遠い鹿島の地に足を運んでくださったサポーターの皆さまに良い試合を見せることができたと思います。
Q.スタメンを8人替えたという判断に込めたメッセージや、それが今日の試合でもたらしたことについて教えてください
経験のある選手がこのチームに残っていたことであったり、新しい選手が入ってきて、当初考えていたスケジュール通りにはなりませんでした。そのなかでも自分たちが常日頃から選手たちやチーム全体に、チームとして強く続けていくことを言っていましたし、今日の試合に関してはパワフルでメンタルの強さをキックオフからしっかり出せたと思います。スタートから35分頃までは両チームともアグレッシブにゴールを獲りにいく姿勢がありましたが、自分達はブレずにコントロールできたことが良かったと思います。最後の最後まで素晴らしいプレーを続けたというところで勝てたと思います。
Q. エウベル選手を後半に投入した狙いや、それによって出た成果について教えてください
前半の最後の方から自分達がようやくコントロールし始めたと感じます。相手にプレッシャーをかけようと話していたので、後半のスタートからエウベルを出場させました。角田選手と永戸選手の2人がエウベルとともに素晴らしいコンビネーションをやってくれたと思います。永戸はチームに加わってから今までで最高の試合をしてくれました。後半は相手が疲れてきてることが見えたので、よりスピード感のあるサッカーを求めていたこともあり、エウベルによってより一層相手を苦しめることができたと思います。
Q. 2点目の西村選手に対する評価を教えてください
水曜日の広島戦で彼を出場させたかったのですが、我々はACLも控えており4月は8試合の過密日程なので今日の出場となりました。彼はチームのために走ってくれますし、素晴らしいプレーを見せてくれます。そして彼はゴールを決めるというよりもチームにとって何がベストなのかを考え、チームのベストを尽くす選手ですし、勝点3を彼も含めて全員で獲りにいきました。今日の彼のプレーに対しても嬉しい気持ちです。