Q：試合の総括

F・マリノスとして、初めてスーパーカップのタイトルを取ることができました。

ゲームに関しては、自分たちが支配する時間が多かったですが、正直前半は満足できるようなレベルではなかったです。ボールを握ることはあっても、リスクを追って縦に行くことやゴールに向かうことがなかなかできませんでした。切り替えのところでもなかなか前から行けない場面もありましたが、ハーフタイムの時に映像を見ながら修正を行い、後半はしっかりとそこを修正することができました。

そして、リーグ開幕前にこのような試合をできた事は本当に良い準備になったと思います。

Q：右サイドバックに上島拓巳選手を起用しました。他選手の怪我などの状況はどうでしょうか。

このオフシーズン、クラブにとって本当にチャレンジングなシーズンではありました。サイドバックは小池龍太と小池裕太を筆頭に、松原にも負傷がありましたので、少し層が薄くなってしまいました。そこで自分たちはいくつかオプションを持ちながら、どういう風にやっていこうかとを考え、最終的に拓巳を起用することに決めました。彼は練習の中でも本当に良い姿勢を保ちつつ、努力する姿も見ることできました。いつもとは違うポジションの中で簡単ではなかったのは確かですが、彼はピッチ上で責任を持ち、チームの助けをしっかりと行い、柔軟性を持って対応してくれたと思います。1点目にも彼は絡んでいましたし、そういった部分でも、彼のプレーは本当に素晴らしかったと思います。

Q：オビ パウエル オビンナ選手の評価についてお願いします。

彼も本当に素晴らしいプレーをしてくれました。自分たちが8割ほどのボール保持率だったなかで、前半に素晴らしいセーブもありましたし、本当に強さを見せてくれました。今日の試合が彼自身の自信になったのではないかと思います。

Q：ディフェンス陣の評価についてお願いします。

自分たちが予測した通り、彼らは真ん中ではなく両サイドの裏を狙ってきましたが、しっかりと組織で守ることができたと思います。オビを含めたディフェンダー陣は本当に良いプレーをしてくれました。自分たちのやり方や姿勢を持ってしっかりとラインを上げて、アグレッシブな部分を出せたかなと思います。畠中（槙之輔）や角田（涼太朗）もしっかりとしたポジションを取ってプレーしてくれました。

Q：選手の入れ替えがあった中で、今シーズンはどのような形でやっていくのでしょうか？

昨年は本当に素晴らしい結果を残し、優勝を勝ち取ったシーズンでした。今年はどのように継続してやっていくかを考えています。チームのスタイルは変えることなく、今シーズンもアイデンティティを大事にして、自分たちのサッカーを貫いていきます。

今シーズンも決して簡単ではありませんが、常にチャレンジ精神を持ち、しっかり戦っていきたいと思います。