明治安田生命J1リーグ第15節 アビスパ福岡戦 試合後監督会見
無料記事 試合 コメント ケヴィン マスカット
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0528ケヴィン マスカット監督

Q: 試合を振り返って

まず最初に宮市ですが、長いリハビリを終えJリーグの場に帰ってきました。皆もずっと待っていたと思いますし、彼のあの笑顔をまた見られたのが良かったと思っています。

試合に関してですが、先週までの福岡のやり方を見ていた中で、前半から変えてきたと見えました。自分たちは焦れることなくやれた部分は多いです。後半も福岡が変更を行いましたが、柔軟性を持って対応できたと思います。

全体的に見ても本当に素晴らしい内容で、攻撃的なサッカー、しっかりボールを握り支配をする部分は試合を通して良くできていたと思います。そして、今日見に来られたお客様もすごく楽しんでくれた事があの声援を聞くだけで分かりました。本当に良かったと思いました。

Q: 宮市選手はまだ90分出場することは難しい?また、今後の宮市選手に期待している部分は?

まず時間の部分ですが、もっと長くやれるということはあるかもしれませんが、私たちはここでいつからとは言いません。しっかりリカバリーをして、数字だとかそういう部分を私たちが見た上でうまく判断していきたいと思います。

その中で彼にとって自信となっただろうプレーが1つあります。後半激しいタックルを受けながらも、すぐに立ち上がりプレーを続行した。 そこは彼にとってできるんだというところが見えたのではないかと思います。

あまり彼に対して大きな期待ということよりは、こうしてピッチに戻ってきた。彼が楽しくプレーしている姿が本当にうれしいです。あの笑顔がまた彼がピッチに立ちプレーしてる証だと思います。あの笑顔がもっともっと見れたらいいなと思います。

Q: 福岡が前半と後半でシステムを変えてきたことに対してどんな対応をしたか?

そこは選手たちがどうこうではなくて、スタッフがまずスタジアムに到着する。スタメン表を見た時に、「相手は3枚とか守備に入った時は5枚になってくるのではないか」と思いました。そこでいろんな選手をグループごとに集めながら情報を伝えました。事細かく伝えるわけではなくて、別に新しいことでもなんでもなく、「相手がこうであるならば自分たちは少しこうしようか」というところなので。相手が3枚、4枚、5枚になったところで大きく変えることはなく、柔軟性の部分でほんの少し自分たちも変えることでうまくできると思います。選手たちがそれを素晴らしくピッチ上でやってくれました。

そして後半になっても、相手がこうしてくるであろうという部分で多くを語らず、「相手がこうやってくる可能性がある。だからそうなった時はこうしよう」ということでした。そういう部分でも変更に対してまずは慌てることなく自分たちがしっかり柔軟性を持ち、こう来たら自分たちはこうやればいいじゃないかというところで、メンタルの強さもそうですし、本当に今日の試合ではピッチ上で素晴らしく表現してくれたと思います。そしてキャプテンの喜田が周りに対して士気を高めてくれたことが良かったと思います。

Q: 選手個々への指示の内容は?

何を喋ったか覚えていないです(笑)。

前半にロペスだったり、ヤンに話をしたのはプレスに関するちょっとした修正です。彼ら2人だけじゃなくエウベルにしても、西村にしても立ち位置について伝えました。

後半に入った時に一森に伝えた事は、見てわかる通り、なかなか一森までボールが来ることがなかったのでしっかり準備をしようと伝えました。一森の前にいるセンターバック2人、畠中とエドゥアルドに対して、「集中を切らすな、そしてメンタルを強く持ち続けろ」と一森に伝えて、彼からピッチ上の選手たちに伝えていく。そういうところは大事かなと思いました。その2点が前半、後半で行ったことです。