Q:試合の総括をお願いします。
素晴らしい結果が出た試合になりました。パフォーマンスとしても自分たちが求めていた部分もありました。ですが、今夜の試合はファン・サポーターのためにあったと思います 。彼ら彼女らはここ広島まで足を運んでくださり、そして自分たちのファミリーの一員として本当にリスペクトしています。今日の試合、今日の結果に関しても、このファン・サポーターがいつも応援してくださるからこそ、後押しになっていますし、ファン・サポーターのためにいい結果を残すことができてよかったと思います。
Q:相手が3バックではなく、4バックできましたが。
広島はディフェンスラインが3枚でくると思っていました。4枚でくる想定はしていませんでしたし、5枚でくる可能性もあったかもしれません。自分たちは今週だけの準備だけではなく、今シーズンを通していろいろやってきています。相手がどうこうではなく、自分たちには約束事というものがあります。その約束事というのはピッチ上で皆さんがご覧になっている通り、前からいくところとか、それがコンパクトさを保つとかいろいろとあります。その中で相手が3枚・4枚、後ろが5枚だろうが、やることは変わりません。ほんの少し柔軟性を持って1人・2人 がポジションを変えるだけで対応できます。その中で本当に自分たちが前から2人でプレスをスタートするのか、3枚で行くのか、4枚で前からプレスに行くのか 。それは状況判断をして、ピッチ上で行うだけだと思います。
最後の10分間というのは相手もどんどんボールを放り込んできましたし、その中で自分たちがじれることはなく、しっかりとコンパクトさを保ち、約束事を守ってやった結果が今日も出たと思います。
Q:小池裕太選手、植中選手は素晴らしいパフォーマンスでした。評価をお願いします 。
小池裕太選手や、交代で出場した植中朝日選手だけではなく、後半に出場した選手たちは、自分たちがやろうとしていたところをしっかりとやってくれていると思います。自分たちが、このアウェイの地で、そして広島の監督は本当に素晴らしいやり方でチーム作りをしています。本当に強いです。その中で自分たちが試合前に選手たちに話したことは、スタメンの11人がどうこうではなく、ここにいる全員が準備しないといけない。そして全員が必要です。そこで誰が出ようが自分のやるべきことをやる。チームのために何ができるのか、そういうところをしっかりと選手たちに伝えて送り出しました。その中で、出場した選手、そして交代で出てきた選手が本当に素晴らしいプレーをしてくれました。
Q:前半と後半の采配について教えてください。
広島は本当に強いチームです。その中で前半は自分たちのやり方として、相手よりも常に一人多い状況を作ろうと、そういう部分が出ました。その中でうまく自分たちが支配し相手の敵陣でボールを握るというのは多かったなと思います。後半はやはりそのスペースをどうやって使うのか、そういうところだと思っています 。その中で広島はダイレクトプレーが増え、そして前の動きが多くなりました。そこでやはり相手が前がかりになっているからこそ、何が生まれるかというと、広島の裏のスペースが大きくなっていて、そこを自分たちがついていったところですね 。その中で1対1の局面を3、4回作ったのですが、広島のキーパーが素晴らしいセーブをし、防がれてしまいました。 ただ、攻撃というのは1つの方法だけではありません。やはり色々な方法を自分たちが使いながらこのアタッキングフットボールをやっています。でも、約束事はしっかりとあります。 そこをしっかりとじれずにやるのが自分たちのサッカーなので、そのような形で前半と後半戦えたと思います。