Q:試合の総括をお願いします。
まず最初に、畠中とヤンですが、まだ終わったばかりでドクターと詳しい話をしていないので少し時間が経つまで詳細は分かりません。サッカーの方ですが、スタートは良かったですし、アグレッシブさもありました。支配という面でも前半は特にできていたと思います。長い時間ボールポゼッションをできていたと思いますし、切り替えもきちんとできていました。後半もスタートからボールを握る時間が多かったですし、守備の所でも長い距離のシュートを打たせたくらいだったと思うので結果的に良いものになったのではないかと思います。
Q:後半、怪我のアクシデントなどもあったからか、前半に比べてF・マリノスらしいテンポの良いサッカーが少なかった気がします。その要因は?
自分たちはパスの本数も意識してやっていますし、コントロールもできる限り丁寧にしたいと思っています。しかし、相手が適応し、いきたくてもやりたくても出来ない時間があったことが挙げられます。前に行きたくても行けない、ではどうすればいけるのか。相手を引きつけるのかという探りの過程で考えながらプレーをしている為そのように上手くいかないように見えていたのかもしれません。しかし、私たちはその点を意識し続けることが大事だと思っているのでそのように考えながらこれからもプレーしていきたいです。
Q:ナム テヒ選手の評価は?
ご覧になっての通りですが、彼は来日してから自分たちのサッカーを熱心に学んでいます。学んでいる中で今日こうして出て、前線の選手を動かして、活かすことができていたので良かったと思います。
Q:半年前との変化は?
全体を見ると昨シーズンと比べて日本のサッカーに違いがあると思います。去年は2、3チームくらいしかマンツーマン気味にプレスをかけてきませんでした。しかし、今シーズンは半分くらいのチームがマンツーマン気味にアグレッシブに前からくる傾向にあると感じています。自分たちは支配をしたり、シュートを多く打ったりといったところをこだわり、その前提としてボールをコントロールをして攻撃し続けるという意識は変わりません。皆さんが見ている中で消極的に見えてしまう部分もあると思いますが、攻撃的なサッカーをやり続けることは相手に変化があっても変えない部分です。
Q:F・マリノスにも何か変化があったか?
良い答えができるかは分かりませんが、自分達も相手を分析しています。それを見ると相手も変化していて、チャレンジしてきているという印象はあります。その中で分析スタッフと状況を確認し、擦り合わせて私たちもチャレンジしています。選手もそのチャレンジを体現しようと動いてくれています。今シーズンを見るとレベルが高く難しい試合が続いていますが、私たちもチャレンジを忘れずこれからもやっていきたいと思います。