Q:試合の総括をお願いします。
選手たちは素晴らしいプレーをしてくれたと思います。ここ何週間かは怪我人が出て難しい状況が続いていますが、その中で選手たちは本当に勇敢な気持ちと勇気を持ってプレーをしてくれました。ロッカールームにいる選手全員に対して本当にリスペクトの気持ちがありますし、次の試合に向けて前進し続けるだけだと思います。胸にあるこのエンブレムのもとに、しっかり強い気持ちを持って最後の最後まで戦っていきたいと思います。
Q:ビルドアップを5月あたりまでやっていた形に戻したように見えましたが、その狙いと評価は?
前がかりに来ている相手に対して、ロペスがあの位置に下がることによって裏のスペースを有効に使えると思っていました。選手たちはやっていくうちに自信や勇敢な気持ちを持てました。例えば、ボールを持って前を向いた瞬間に裏を狙える。相手のプレッシャーが前からアグレッシブに来るなら自ずと裏が空いてきます。1点目はエウベルが下がりながら裏のスペースを狙い、そこにボールが入り、クロスを入れる形の攻撃が出来ました。相手がマンツーマン気味にしてきた部分もあります。決して簡単にコントロールできる部分ではなかったと思います。その中でも選手たちがしっかり力強く思い切ってやった結果がピッチ上でも出ていました。本当に選手たちは素晴らしいプレーをやってくれたと思います。
Q:神戸が引き分けたことで、残り3試合で勝ち点差2の状況です。
正直その結果については興味がないです。私たちのことしか興味を持っていません。私が横浜に来てから選手たちにも言い続けてることですが、相手のことより自分たちのことをしっかりとやっていく。まずは勝つこと、勝利を目指してピッチ上に立つ。他のことに力を注ぐような時間はなく、私たちのところに力を注いでやっていきたいという気持ちです。そして、ここ福岡の地に来て、私たちチームに対して大きな力を与えてくれたのは福岡まで来てくれたサポーターたちのおかげです。難しいアウェイの地で先制点はもちろん重要だと思います。簡単ではなかったですが、先制点が取れたことで私たちはまず落ち着くことができました。
Q:植中選手をトップ下で起用する狙いと今日の評価は?
私たちは限られた人数で今やっています。彼だけではなく、やはり限られた中でどのようにやっていくか。他の選手も含めながら見ています。今日彼がトップ下に入った理由は、ビルドアップの時により私たちが有利になるためにはトップ下が彼にとって良いポジションだと思ったからです。仮に相手のウイングバックが下がることがあれば、中盤は1人多い状況になる局面があると思いました。彼は起点になってビルドアップをやってくれたと思いますし、前方向に向かった時でもしっかり彼が起点になったと思います。彼は本当にこの5、6週間、 練習の中でも一生懸命やっているのは見えていました。どこでどのように使われるかを考えながら彼は1日も無駄にせずにやってきていました。今日もプレーをして、そんなに多くのチャンスはなかった中、あのようなチャンスでゴールを決める。そういうところが彼にとっては良いプレーを見せる部分だと思います。彼はしっかり1日1日成長しています。今日も成長がしっかり見えています。これからも彼の成長を楽しみにしたいと思います。