2024明治安田J1リーグ 第24節 FC町田ゼルビア戦 試合後監督会見
無料記事 試合 コメント ジョンハッチンソン
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Q:試合の総括をお願いします。

タフな試合になりました。この1週間が自分たちにとってすごくタフでした。皆さんがご存知のように監督が代わり、そして様々な部分で大変な時期をこの何日かで乗り越えなければいけませんでした。まずはスタッフが素晴らしい仕事をしてくれました。環境が変わるという本当に大変な中で、よくやってくれたと思います。そして今日もこれだけ多くのファン・サポーターに駆けつけていただきました。彼らのサポートが本当に後押しになりました。そして選手たちは、監督が代わり次にどうなるのかという中で、しっかりと練習に取り組み、最高の戦いをしてくれたと思います。

特に前半は、自分たちの良いリズムを作れていたと思います。2点目は本当にF・マリノスらしいゴールだったと思います。

町田も本当に強いチームです。「戦う姿勢を最後まで持ち続けよう」と選手たちに伝えた中で、最後の最後まで戦う姿勢を見せてくれました。本当に良い結果だと思います。

Q:どのような考えで今日の先発メンバーを選んだか?

前節の鹿島戦で良い勝ち方をしたと思います。そこで変える必要はないかなと思いました。戦い方に関しては素晴らしいものを見せてくれました。特に左サイドバックに関しては、蓮や聖がいますが、どちらが出ても良いような状態でした。選手たち1人ひとりが日々の練習で戦う姿勢を常に見せてくれています。鹿島戦で本当に素晴らしいパフォーマンスを選手たちはした中で、今日の試合を迎えるにあたり、何か変えるというよりかは今の形でいこうと思いました。

Q:今日の試合に臨むにあたり、どのような変化を加えて何を伝えてきたか?

プレッシングはこのアタッキングフットボールにおいて、本当に大事です。やはり自分たちがボールを保持するためには相手から奪われた後、素早くプレスをしてもう一度奪い返す。それが大事な要素になってきます。今日のような湿度の高く暑いなかで、しかも18時キックオフでした。結構大変な時間帯でのスタートでした。自分たちがここまでやってきているアタッキングフットボールは、偉大な監督たちがこれまで作り上げたものです。

この短い間で今日の試合に向かうために選手たちに伝えたことは、さらに自由度を与えました。やはりそこで選手たちが考えながら動き出す。様々な部分で考えすぎず、自由度を高めることでより選手たちがお互いを見ながら様々なポジションを取れる。そういうことを常に言ってきました。

前半は自分たちのサッカーが本当にできた中で、ボールを素早く動かすとか攻撃陣だけではなく、守備の選手たちもボールをしっかりと扱い、少ないタッチで相手のライン間を突破するようなボールを出してくれました。後半はなかなか難しい状況、時間帯が増えました。その中で選手たちの戦う気持ちも大事で、常に最後まで戦うことを大事にしようと話しました。選手たちは本当に最後の最後までペースが落ちることなくしっかりと戦ってくれたと思います。本当に素晴らしい結果を残したと思います。

Q:今日の試合でシステムやポジショニングに変化があったことの狙いは?

今週は、動きの部分でサイドバックの自由度を与えました。何か新しく特別なことを言ったことは全くないです。とにかくスペースを作り出して使う。その連続だと思っています。その連動性がすごく大事だと思っていますし、ボールを素早く動かすところもそうです。タッチ数を少なく、人とボールがどんどん動く。そこを強調して今週はこの試合に向けてやっていました。サイドバックの中に入ったり外に出たりする時には、皆が動けて前に行くなどがあったと思います。そういう部分で距離感をお互いがしっかりと保ちながらやっていると思います。自分もそこは外から見ていて、楽しいサッカーができていると思いました。もちろん全員でやることが大事だと思っています。孤立せずにやることです。町田も先ほども言いましたが、首位を走っているチームです。本当に簡単に倒せる相手ではもちろんなかったです。彼らに対してもしっかりとどのように戦うか。そういう部分で選手たちは素晴らしいパフォーマンスをしてしっかりと勝つことができました。

Q:準備が少なかった中ではあるが、このクラブの監督になってどう思うか?

どの監督もこの横浜F・マリノスというチームで監督をしたいと考えると思います。自分はその機会をいただきました。この6ヶ月間、前監督の下でもやってきました。クラブから本当にこの機会をいただいたことにより、初めて指揮をとるということになりました。自分の中では、オーストラリアでもアメリカでも日本でも経験を積んできました。家族が自分を支えてくれています。これからも監督としてやり続けていきたい。その気持ちはありますが、まずはとにかく自分がやるべき仕事を、目の前のことをしっかりとやることだと思っています。しっかりとこれを自分の良い機会と思い、やっていきたいなと思います。