JリーグYBCルヴァンカップ 準決勝 第1戦 名古屋グランパス戦 試合後監督会見
無料記事 試合 コメント ジョンハッチンソン
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Q:試合の総括をお願いします。

何も言うことはないです。守備ができません。ずっと守備のところの修正が課題になっていました。そういうところができたと思ったら、今度はセットプレーで3点を取られました。コーナーキックから2点、スローインから1点。本当は皆さまに何か答えとかをどうだったかもっと喋りたいですが、正直このようになってくると言葉が見つからないです。すいません。

Q:1週間前のACLエリートのメンバーとは思えないような試合となったが、原因は?

疲れではないです。しっかりとローテーションをして今日の試合に臨んでいました。今終わって言えることは、集中力の部分で、スイッチが大事な場面で切れているように見えました。1つ目のコーナーキックで失点。2失点目は中で喋ってリーダーシップを取っていれば、「2点目は絶対に取られないぞ、もっとしっかりとやろうよ」と自然に出てくるはずですが、同じような形で失点しました。二度もこのような失点は絶対にしてはいけないです。自分はこの日本という国、そして文化が本当に大好きです。ですが、メンタルの弱さの部分に関しては本当にリーダーがいないのかなと思います。もっと絞ろうとか、ボールに行こうとか、人に厳しく行こうとか、二度と点を取られないようにしようとか、中で誰が言うのか見えないです。そして、スローインです。簡単にやらせて、パスを繋がせてクロスが入る。またヘディングでゴールです。自分たちの失点が多かったのはセットプレーからではなく、トランジションの部分でやられることが多かったです。そういう部分はしっかりと修正ができたかなと思っていました。蔚山戦では、本当に自分たちの良さという部分で戦うところを見せたと思います。そして、柏戦は少しメンバーを変えてあのような結果になってしまいました。今日の試合は蔚山戦で使った選手たちで行きましたが、報われなかったですね。誰がどういうところで何を見ていて、しっかりと中でどう修正するか。そういうところも大事だと思っています。とにかく悔しさでいっぱいです。

Q:ルヴァンカップはまだ第2戦があります。天皇杯やACLエリートも控えている中、立て直すにはタフな日程の問題ではなく気持ちの問題か?

前回の会見でもスケジュールの部分は皆さんと共有させていただいたと思います。もちろん大変なスケジュールではあります。ですが、そこが言い訳にはなりません。自分のフラストレーションが溜まるのは、選手たちができるのにそれをピッチ上で出せなかったことが悔しいからです。選手たちが元からできなくて戦えないなら別にこのように感情的にもなりません。イライラも募りません。自分は本当に最高の選手たちが揃っていると思っています。信じているからこそ本当に悔しい。フラストレーションが溜まります。

ここで大事なのは、やはり信じる気持ちをもう一度持つことだと思います。ピッチ上でのリーダーシップのところが出てほしいなと思います。別にそれはキャプテンではなくてもいいです。若手の山根であっても、ベテランの飯倉であっても誰でもいいです。年齢も何年プロをやっていようが関係ないです。誰がそこでみんなをまとめて「さあ行くぞ」と言うかだと思います。ハーフタイムにも「このまま顔を下げて諦めるのか」と。名古屋は我々が後半から絶対に来ると思っていたと思います。F・マリノスが絶対に点を取りに来る。取れる力はもちろん持っているし、そういうチームだからこそ、相手はしっかりと後半はやられないぞという思いで来ると思いました。もちろん自分たちがボールを持っている時、良い場面もいくつかありました。もう1点、2点を取れた場面もありました。名古屋もタフなチームです。やはり彼らがボールを持てば、彼の強みであるロングボールを多用しセカンドボールを拾い、裏抜けをする。そういうところだと思っていました。どのような相手であろうと、とにかく自分たちのベストを出さないといけないと思います。そういう部分ができる選手たちだからこそ、悔しいです。