天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 ラウンド16(4回戦) V・ファーレン長崎戦 試合後監督会見
無料記事 試合 コメント ジョンハッチンソン
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Q:試合の総括をお願いします。

長崎は自分たちを本当に難しい状況にしました。相手に2度リードされましたが、2つのゴールに関しては、試合前に「失点されるならば相手が素晴らしいゴールを決めた時だけだ」と伝えました。長崎が決めたこの2得点は本当に素晴らしいゴールだったと思います。自分たちも難しい状況に追い込まれました。1-2の局面となり、とても悔しい気持ちがありましたが、防げなかった部分もありました。スタートから全体的にボールをしっかりと保持していたと思いますし、チャンスも多く作っていました。

土曜日の試合からメンバーも変更して、誰が出ても良いような状態で戦えることに対し、自分は選手たちを誇りに思います。日々のこの暑い中でも、1人ひとりが気を抜かず、手を抜かずに練習に打ち込んでいます。そうした部分で、こうして今日出場した選手たちは出場するに値する選手たちでした。スタッフを含め選手やこのクラブに関わる全ての人たちを自分は誇りに思います。今日ここに来られず、テレビの向こうで観てくれた方々にも勝利を届けられることができて良かったなと思います。

Q:小池龍太選手が公式戦4ヶ月ぶりに出場しました。彼を起用する経緯と彼はどう見えていたか?

彼はF・マリノスのサッカーを理解し、常日頃から取り組んでいます。彼はロッカールームでも常に皆を励まし、声を掛けていた姿を見ていました。最初からハーフタイムまでというプランはありました。もちろん状況の中でもっと出してあげたかったのですが、最初から45分と決めていました。彼は本当に長い苦しい時間の日々もあったと思います。その中でも腐らず、自分が必ず帰ってくるという気持ちを常に持っていたと思います。こうして彼が戻ってプレーする姿を見られて本当にうれしいです。45分間本当に素晴らしいプレーをしてくれたと思っています。これからもっともっとやっていけば、さらに長く彼のプレーを見ることができると思います。これからが彼にとってもまた1つの勝負かと思うので、引き続き見ていきたいなと思います。

Q:前半終盤にオープンな展開の中でゴールを決めきれなかったことは技術的な問題か、戦術的な問題か?

自分たちが常日頃から選手たちに伝えているのは、とにかくシュートを打つのではなく、枠を捉えろということです。試合を観ていて分かる通り、相手のゴールキーパーの素晴らしいセーブがありました。とにかくゴールをするためには、チャンスを作らなければいけません。チャンスを作れないならそこが問題になってくると思います。

ですが、今日はしっかりとチャンスを作っていて、そこはゴールに繋がる部分だと思っています。そこが多く見えた点は良かったなと思います。枠を捉える部分が多くありましたが、練習の中でもっともっとそういうチャンスをどれだけ得られるかというところにフォーカスしたいなと思っています。

今日はスタートから植中が出場しましたが、彼には多くのチャンスや決定機があったと思います。その中で最後に彼が決めて勝ちました。しっかりと仕事をしてくれたと思います。もちろん前半に決定機がありましたが、後半にもあったと思います。ここで満足せず、しっかりと枠を捉えてゴールを決めていくことをもっとやっていきたいと思います。