2024明治安田J1リーグ 第28節 セレッソ大阪戦 試合監督会見
無料記事 試合 コメント ジョンハッチンソン
facebook シェア twitter ポスト LINE LINEで送る

Q:試合の総括をお願いします。

まず、クリーンシートで終えることができて本当にうれしく思います。守備ではしっかりとボックス内、前線の部分、後ろの守備の部分で本当に良くできていたと思います。前半はかなり支配していましたし、チャンスも作りました。ハーフタイムで選手たちには「自分たちに勝ちたいという気持ちがあるならギアを上げろ」と伝えて送り出しました。後半はより良くなり、違いを出せてゴールにも結びつくことができました。スタートの選手も途中出場の選手も含めてしっかりと違いを見せてくれましたし、底上げをしてくれました。素晴らしい結果に結びついて良かったと思います。

Q:負傷者も戻って来て、チームの状態は良くなってきているか?

この前の長崎の時は、前節のリーグ戦からメンバーを10人変更して臨みました。今日の試合も長崎戦から10人を変更した中で、誰が出ても本当に良い状態で上手くいっていると思います。怪我明けの畠中や小池(龍太)、永戸は本当に諦めることなく復帰して、ピッチに立てばしっかりと結果を出しています。とにかく試合に入った瞬間に自分たちが支配する。選手たちはこのことを本当に理解してピッチに立っていると思います。先ほども言いましたが、ハーフタイムの時に「勝利に近づきたいならギアを上げよう」と。ギア上げることにより相手を圧倒して支配できると思っていました。それをしっかりと選手たちも理解を深めてやった結果だと思います。今は1人ひとりのポジションが約束されていません。競争率を高めてやっていくことが大事です。自分のポジションを掴むために日々しっかりと戦う意識、そういう部分を選手たちには伝えています。しっかりとそういう部分が今は出てきているなと思います。

Q:2ヶ月ぶりのクリーンシートです。監督が考える守備で良くなった部分は何か?

チームに言っていることですが、やはりボールを持っている時と持っていない時に関係なく基盤として大事になってくるのはハードワークです。そこをしっかりと徹底して欲しいと言っています。守備というのは後ろだけではなく、前から始まっています。今日の試合でもロペス、エウベル、ヤンの前線3人から始まりました。そこで彼らがガムシャラにやるのではなく、いつ、どこでプレスに行くのか。そしてセカンドボールを拾えるようにミッドフィルダーの選手たちも一緒です。特にデュエルの部分やセカンドボールを拾うための立ち位置も重要です。最終ラインに関しては、ボールがサイドに流れたら、そこでまずはクロスを上げさせない。そしてボックス内での立ち位置と準備が要求されます。そういう部分で、自分たちが何をしないといけないかをとにかく深めることが大事です。次にボールを持った瞬間から、今度は選手たちの動きが大事になってきます。スペースを作る選手、できたスペースに入っていく選手も大事になってきます。試合だけではなく、日々の練習の中から自分は言っています。前節の川崎戦も同様に言っていました。ハーフタイムでは、自分が多くを語るのではなく選手たち1人ひとりがお互いで喋っているところも見えています。そういう部分はすごく大事だなと思っています。1人ひとりが自分を信じる気持ちを持つことも大事です。もちろんクラブの中には多くの約束事や規律があります。それ以上に自分が大事にしているのは、チームとしての基盤、つまりハードワークに尽きます。とにかく1人ひとりがハードワークをしなければ何も始まりません。そこがしっかりとできた時に自分たちの良さは出てくると思います。そういう部分で結果にも繋がっているので、ここで止まることなくやっていくことが大事だなと思っています。このことは自分が監督として、指導者として大事にしている部分です。それを徹底してチームに浸透させることが自分の役割です。