Q:試合の総括をお願いします。
いい結果が残せてまずは良かったです。相手が10人になっても決して簡単ではなかったです。むしろ大変になりました。ですが、強度というところもそうですし、自分たちが求めていた部分を選手たちは良くやってくれたなと思っています。たくさんのいい場面が見られましたし、パフォーマンスとしてもすごく良かった。前半でたくさんのチャンスを作ったなかでも決めきれなかったところはありましたが、それ以上にゴールもたくさん生まれました。ですが失点の場面というのは本当に悔しいです。 やはりそこは、個の部分ではなくて、全員で守りきらなければいけない。チームとして止めなければいけない場面ではありましたし、悔しさが残ります。ですが、選手たちがしっかりとした表現をピッチ内でしてくれたと思いますし、 全体的にはいい結果でした。
Q.:10日前のC大阪戦から大幅に選手を入れ替えているが、それが今後のハードスケジュールを見越しているのか?
とにかく自分たちはブレンドというか、良い形で(選手を)混ぜながらもプレーできる選手たちが多いなと思っています。なので、今シーズン我々のチームにいる選手は全員が準備できていると思っています。あとは前半に飯倉が少し打撲をし、リスクを負わずに寺門をデビューさせようと交代で入れました。そういうところも信じているからこそやれる部分です。松永GKコーチ、榎本アシスタントGKコーチがしっかり彼をトレーニングさせ、今日までやってきたと思っています。そういう部分で彼もいい準備をして、常にいつでも出られるようなことをやっていたと思います。やはり自分もゴールキーパーだけではなく、チーム、ここにいる全員を信じているからこそ、選手たちを自分が選んで送り出すことはできますし、今夜も同じです。やはり信じているからこそあのような形でゲームに出られると思っていますし、信じることができなければ、まず出られもしません。 全員を僕は信じていますし、だからこそ誰が出てもいい状態にしておく。とにかくハードワークしてやってくれたと思います。
おっしゃったように今月もものすごいスケジュールです。ですが、そういう部分でも戦える準備。そして磐田戦はキャンセルになり、少しプランとして変更はありましたが、とにかくそういう部分でもすぐに横浜桐蔭大学さんが手を挙げてくれて、キャンセルになった試合日に練習試合ができました。そういうところでも選手たちをしっかり見ることができましたし、いい準備をしてこの札幌戦に臨むことができました。そのなかでも先ほどから言っている、選手たちを信じることができなければピッチに送り出せない。そして選手たちも自分を信じてくれなければできなかったことだと思っていますし、そういう部分でもいい形で選手たちが強度高く、今日もいいパフォーマンスを見せてくれました。そして、1人1人がこの11個のポジションを勝ち取るために切磋琢磨してお互いを刺激し合い、「俺が出るんだ」というところをしっかり見せながら、日々やってくれていると思います。今日もそういう部分が見えて良かったです。
Q:クラブで初の公式戦出場となった寺門選手について
本当に素晴らしいパフォーマンスを彼のデビュー戦でしてくれました。彼を毎日のように自分は見ていました。 日々の練習の中でも彼は手を抜かず、本当に努力をして今日までやっていましたし、そして飯倉、ポープ、白坂に対してしっかりプレッシャーをかけているなという風に思っています。今夜は落ち着いていて、足元もうまかったですし、失点の場面は彼ではないと僕は思っています。やはり彼だけではなく、その前のフォワードからキーパーまでがしっかり全員で守備をして失点をしない。そういう風にやらなければいけないです。悔しさは残りますが、とにかく彼が(F・マリノスで)デビューをして、僕は彼を信じているからこそ、そして彼も自分を信じていたからこそ出られたと思いますし、今日という日を迎えられたと思います。最高のパフォーマンスを彼はみんなに見せたのではないかなと思っています。